2009年4月23日

巨匠ジョージ・ムラーツ近況: NY & Prague

george_mraz_09_march.jpg  ジョージ・ムラーツ・ファンの皆様こんにちは!
  我らのアニキは、この春、快調にハード・スケジュールをこなしてます。写真は3月、チェコ共和国トゥルトゥノフにて。 撮影Patrick Marek

<At Birdland, NY>

  4月7日~10日まで、ムラーツはNYのど真ん中にある高級ジャズクラブ「バードランド」に出演。

birdland.JPG      メンバーは、ジョー・ロヴァーノ(ts)、ハンク・ジョーンズ(p)、そしてポール・モティアン(ds)のオールスターズ、ビル・エヴァンス3のドラマー、お久しぶりのモティアンはレギュラー・ドラマーのルイス・ナッシュの代役だったそうです。

 NJ.comに載っていたジャズ・ライター、ザン・スチュワートの記事よれば、演奏は絶好調、ムラーツ兄さんが、チャンスがあると寺井尚之(p)と聴かせてくれるサド・ジョーンズの楽しい曲"Three in One"も演奏したらしい。
  御年90歳のハンク・ジョーンズのフィーチュア・ナンバーは、勿論 "Oh, Look at Me Now"、いつもどおり会場を沸かせたそうです。

maestro_george_mraz_shota_ishikawa.jpg Maestro George Mraz and his assistant from Berklee Shota Ishikawa

  昨年から、ムラーツのNYギグで楽器のセッティングや搬入出、マッサージに至るまで、優秀なアシスタントを務めているのが、バークリー音楽院の特待生、「しょうたん」こと石川翔太君(21才)、神戸出身のしょうたんは"エコーズ"の鷲見和広(b)さんの一番弟子でもあります。飛び入りを嫌う寺井尚之も「若いのに弾けるやん」と、機会があればセッションしていました。下の2枚は彼がバードランドで撮影してくれたショットです。

mraz175915036.jpg    mraz30606071_594346490.jpg  OverSeasのBBSは、海外のプロキシ・サーバーを受け付けないので、彼に直接NYレポートしてもらえないのが残念ですが、バードランドのギグでは、ジョージ・ムラーツの神業連発ソロの後の拍手は、誰よりも大きかったそうです。

 数年前に、OverSeasで観たジョージ・ムラーツに心酔し、ムラーツをがむしゃらに研究する姿に共感した寺井と、師匠の鷲見さんが、兄さん本人にしょうたんをボウヤ&弟子にしてくれるようアピールしたのがきっかけ。何しろムラーツは、自分の愛器を任すなら、鷲見和広さんや宮本在浩さん、OverSeasのベーシスト達を一番信頼しているので、説得は簡単でした。以降、現場で、しょうたんの勤勉さと努力が功を奏し、今ではオフィシャルなボーヤとしてアンドレ・ザ・ジャイアントとそっくりな名物プロデューサー、トッド・バルカンたちフロント陣にも可愛がられているようです。嬉しいな!

 ボストンからバスに何時間も揺られた末、師匠の楽器をセッティングして、深夜まで付きっ切りというのは、体力的に大変でしょうが、教室の授業の何倍も勉強になるよね。きっと、この世界でもマナーも身に付くでしょう。ムラーツ兄さんに言ったら、「そや!」と言うてはりました。


しょうたん、写真をどうもありがとう!帰国したら、ぜひ私たちに演奏を聴かせて下さいね!

<王宮コンサート, Prague Castle>

mraz_at_the castle.jpg

logo_jazz_84x84.jpg   「Birdland」のギグ後、兄さんは故郷プラハに飛び、21日には世界遺産プラハ城のジャズ・コンサートに出演しました。このコンサート・シリーズは"Jazz in the Castle" (チェコ語でJazz Na Hrade)という名前で、クラウス大統領就任以来、ジャズ・ピアノをたしなむ大統領主催の年間イベントです。(ムラーツ兄さんは、先代のハヴェル大統領とも民主運動以来の飲み友達でした。)

spanelsky_sal_750px.jpg  コンサート会場は、日本語でスペイン・ホールと呼ばれるこんな場所!

 今回の共演バンドは、"Kosvanec Jazz Orchestra"、チェコのトロンボーン奏者、スバルトップ・コズヴァネックがリーダーで、英米からもプレイヤーを招聘している国際チームのようです。コンサートは超豪華なボールルームで行われ、バックステージにはシャンパングラスと、よく冷えたドンペリが一杯おいてあり、楽屋見舞いも各界の著名人が一杯来るそうですよ・・・
OverSeasなら11番テーブルで、ファンたちと気軽におしゃべりしながら、桃谷商店街のコロッケや味噌汁でくつろいでいるムラーツ兄さん、いつもすんません。ほんまにごもったいないことです。

 そんな巨匠ジョージ・ムラーツとトミー・フラナガンの傑作デュオ・アルバム、<Ballads & Blues>は、いよいよ5月9日(土)のジャズ講座に登場します。たぶん「トミー・フラナガンの足跡を辿る」のクライマックスのひとつになるでしょう。初めての人もぜひどうぞ!


追記:しょうたんの師匠、鷲見和広さんから、優しく謙虚なコメントをいただきました! 何故だかこのブログ・システムにバグがあり、このエントリーだけコメント欄に入力できない状況ですので、本文に追記させていただきます。鷲見さん、お世話かけてすみませんでした。

 鷲見和広さんよりしょうたんへ: しょうたん。 ムラーツ師匠の為に、毎回N.Y.へ通い、アシスタントをさせてもらっている事は素晴らしい事だと思います。

今や、ムラーツ氏を、世界のトップ・ベーシストとして誰もが疑わないでしょう。
そんな巨匠と、師弟とか友達のように語り合えるのはヨダレが出るくらい羨ましい限りです。

このキッカケを作ってくださった、OverSeasの寺井さん、珠重さんに感謝の気持ちは一生忘れてはならぬぞ!
また報告を楽しみにしています。


 

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