2009年5月27日

LAコンフィデンシャル: 土曜日も楽しかった!

 

<The Day After>

 5月23日土曜日のライブは寺井-倉橋幸久(b)-菅一平(ds)3、軽やかにスイングする倉橋さんのビートに支えられ、寺井のピアノが縦横無尽にスイング、一平さんのドラムが華やかに色を添える爽快なプレイでした!

may_23th_09.JPG

 The Day After, フラナガニアトリオの翌日・・・あの方もこの方も昨日お越しになっていたしなあ・・・土曜日常連のあの方も、最近は週末になると実家の山口県に帰ってらっしゃるしなあ・・・と、私はウィークエンド・ブルース。

 だけど希望を捨ててはいけない!午後に美しい女性の声で予約電話が・・・
「今夜は営業していらっしゃいますか?お席はまだありますでしょうか?」
私:「は・・・はいっ!席ですか?あっ・・・あります!!!一杯ありますよー!」
「???」

<LA Confidential>


 やがてロングへアー輝く美女西岡さんと、彼女をスマートにエスコートする俳優さんみたいな長身の紳士が現れた。ワイン片手にトリオのプレイを楽しむカップルは、映画の1シーンみたい!

 その男性は「ロスアンジェルスから来た寺井さんファンです。」と、響きの良い素敵な声で自己紹介。
「実は私、トミー・フラナガンの甥っこさんと親友なんです。」

私:「ひょっとしてスコットさんですか? 」

「ああ、そうですよ!あなた御存知なんですか!?」

 ロン・長谷川さんはLA在住40年、なんと元LA市警アジア特捜隊捜査官(!)という経歴の方!ロス市警=LAPDといえば「刑事コロンボ」を連想してしまいますが、ロンさんはビヴァリーヒルズのパーティにタキシード姿で潜入捜査しても絵になる紳士。ハードボイルドやなあ!

 NYでこんなニートな日本人に出会ったことない・・・西海岸は私にとってはまだ見ぬ異国の地、ロンさんは邦人の企業や個人の安全管理や国際犯罪組織の専門家として日米の橋渡しをしておられるそうです。仕事柄、現在も古巣のLA市警と密接に連絡を取り合っていて、LAPD側のパートナーがトミー・フラナガンの甥のスコット・バトラーさんだったんです!トミー・フラナガンの親族、スコットさんは現在LA市警の敏腕刑事、頭のよさと、誰にも好かれる人柄で、事件の記者会見をするスポークスマンのような役割をこなしているらしい。

 英語なら「甥(nephew)」と言ってしまうけど、実はスコットさんはトミーの兄、ジョンソン・フラナガンのお孫さんにあたる人だから日本語なら「はとこ」かな?ジョンソン・フラナガンはデトロイトで活躍したジャズ・ピアニスト、トミーがよちよち歩きの頃からピアノを始めたのも、このお兄さんの影響だったんです。

tommy_flanagan_overseas.jpg スコットは確かアトランタ・オリンピックの前年、1995年にOverSeasに寺井尚之を訪ねて来てくれた。というのも、彼はその当時広島県尾道市で英語教師として勤務していて、帰国時にフラナガン夫妻から「帰るまでにぜひOverSeasのヒサユキに挨拶しておくように。」と言われたんです。その時の彼はスリムでトミーと面立ちがそっくり、トミー+デビューした頃のジョシュア・レッドマン(ts)みたいな感じだった。当時の写真もあるけど、現在の刑事という立場を考え、公開は自粛します。

 フラナガンの親族ながら、スコットは余りジャズが好きでなく、子供の頃LAでトミー叔父さんが演奏する時に、親戚縁者で聴きに行くのが「いやだった~」とバチ当たりなことを言ってたなあ・・・でも、トミーに似た笑顔が素敵で、遠い親戚がはるばる会いにきてくれたような懐かしい印象が残っています。

<優しき伴侶を>


 ロンさんによれば、現在彼は40歳、スキン・ヘッドで、丁度EP盤Overseasのジャケ写真のトミーと目鼻がとてもよく似ているそうです。
 そういえば、スコットが来たときに、寺井がさんざん脅かしてたっけ・・・「トミーが禿げて来たのは20代後半やで。君も気いつけや~。」スコットさんが現在スキンヘッドなのはそのことと関係があるのだろうか?

 ロンさんのGood Newsは、スコットが未婚であること、その理由は、「本物の日本女性をめとりたいと熱望しているから、なかなか見つからない」のだそうです。

 アメリカではビジネス上のパートナーでもプライベートにはノータッチが常識ですが、ロンさんとスコットは親戚みたいな間柄で、トミーの姪にあたるスコットのお母さんともすごく親しくされているそうです。ですからロンさんは、何とかスコットに日本でお嫁さんを世話してやりたいと思っておられるんですね。日本人だな~!

 詳しく話を伺うと、スコットの思い描く日本女性は亭主関白を受け容れる貞淑で清楚なジャパニーズ・レイディ、ひょっとしたら尾道時代に、あの美しい町を舞台にした「東京物語」のヒロイン、原節子みたいな理想の女性に出会ったのかしら?

 私の周りを見回せど、ジャズピアノ教室生徒さんたちも大部分がミセスだし、それより今の日本に彼の求めるヤマトナデシコがいるかどうかが、非常に不透明です。ヤマトナデシコと日本タンポポは見つけるのが難しい・・・フラナガン一族になりたい女性で「私ならリクエストに応えられる!」というPatientな方がいらっしゃいましたら、ぜひ私までご一報ください。なお、スコットさんは日本語に堪能です。

 Bad Newsは、DNAに関わりなく、スコットさんが相変わらず、ジャズに殆ど興味がないこと・・・

   逆にロンさんは熱烈なジャズ・ファン、LAでは専ら、老舗 「The Jazz Bakery」でライブを楽しんでいらっしゃるとか。捜査力を駆使し廃盤も沢山所持するレコード・コレクターです。

 スコットさんの近況だけでなく、新人刑事だった頃担当された三浦和義ロス事件についても色んな秘話を聞かせてくださって、仕事を忘れ、思わず身を乗り出して聞き込んでしまいました。 最近の思いがけない事件の幕切れでマスコミが騒然とした時は、コメンテイターとして色んなニュース番組に出ていらしゃったので、皆さんもTVで彼を観たことがおありかも・・・

ron_hasegawa.JPG  左から寺井、ロン長谷川氏、倉橋幸久(b)、謎のナニワ美人、西岡さん、菅一平(ds)

 ロンさん、西岡さん、OverSeasにきてくださってありがとうございました。その上、どっちがお客様か判らないくらい楽しませていただいて更にありがとうございました。

 心ある皆さま、頑張ってスコットのお嫁さんを一緒に捜しましょう!キーワードは「大和なでしこ」「原節子」ですからね。

CU

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