2011年3月10日

3/25(金)イベント:ジャズ・ヴォーカル、対訳を見ながら楽しもう!

 皆様、お元気ですか?

sakura_buds.jpg 今頃になると、大阪の街に漂うお相撲さんの鬢付け油の香りが恋しいです。今日もなかなか寒いですが、膨らんだ桜のつぼみが可愛い!米国南部のサウスカロライナ州、アイケンという小さな街に住んでいる、私の翻訳アドヴァイザーから、「オラが街の桜が咲いてきたぞ~」と桜メールをもらいました。

 南部生まれの彼のニックネームはWizard of Bop (バップの魔法使い)=略してWOP、長らく枚方に住んでいた常連様で、プロの翻訳家、バリトン・サックス奏者、英訳、和訳の両方で、壁に当たると"Hi, WOB, Help Me!"とメールして、いつもお世話になっています。

 私の歌詞対訳歴も、足掛け14年、最初は「寺井尚之のジャズ講座」でビリー・ホリディを特集したとき、PCなんて持ってなかったからワープロで作った。聴き取りで判らないところは、来日ミュージシャンが遊びに来たときに、ちゃっかり手伝ってもらったり、米人のお客さんが来たら、すかさず意味を教えてもらったり、色々アツかましくやりました。

 今は辞書にない単語や固有名詞も、ネット検索すれば、沢山の情報が瞬時に手に入る!翻訳者にとっては便利な時代になったけど、微妙なニュアンスを受け取るには、ネットだけではだめで、読んで書いて、聞いて話して・・・英語の力だけでなく、日本語力も、それに人生経験や想像力が必要かも知れません。


 歌詞対訳を作っていて一番楽しいのが、ビリー・ホリディとエラ・フィッツジェラルド、何故かと言うと、「歌詞の意味が判ってジャズ・ヴォーカルがすごく楽しかった~」と喜ばれることが多いからです。

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 そのハイライトと言えるのが、ジャズ史を代表する歌手、エラ・フィッツジェラルドの「カーネギー・ホール」と呼ばれる名盤、『Newport Jazz Festival: Live at Carnegie Hall』!

 「トミー・フラナガンの足跡を辿る」で、寺井尚之が三年前に解説していますが、ご要望にお答えして、来る3月25日(金)にアンコール講座を行います!

 エラ・フィッツジェラルドが糖尿病の合併症で視力を損ない休養を余儀なくされた後、意を決して出演したカムバック・コンサート、客席の熱気も凄いですが、名手トミー・フラナガンをバックにエラが会心の歌唱を繰り広げます。

 超一流ミュージシャンにひけを取らない、エラのアドリブの凄いこと!フラナガンのサポートの素晴らしいこと!音楽の歴史に残る名唱です。


bc91.jpg  <楽しいJAZZの講座の夕べ>
"ジャズ・ヴォーカルを対訳を見ながら楽しもう"

【日時】3月25日(水)7pm~8:45pm 
【講師】トミー・フラナガン唯一の弟子、OverSeasオーナー、 寺井尚之
【受講料】One Drink付 ¥2,500 (税込¥2,625)  要予約


 このコンサートは'73年、エラが歌うのは1920年代にソフィー・タッカーが歌い、サルトルの「嘔吐」に登場した古い歌から、マーヴィン・ゲイのリアル・タイムな反戦歌まで、エラが休養時に選りすぐった感のある名曲揃い。失恋から立ち直ろうとする「Good Morning Heartache」や、恋を謳歌するメドレー、歌舞伎の刃傷沙汰のような「殺人」をテーマにした「Miss Ortis Regrets」など、色んなドラマの集大成!それら全てを、エラは自分の言葉にして歌う。星野哲郎や阿久悠たちが時代を彩る昭和の歌謡曲に負けない共感を覚えるものばかりです。

 映画の字幕を観るつもりで、歌詞を楽しみながら、トミー・フラナガンとエラ・フィッツジェラルドの名コラボを、寺井尚之の名解説でお楽しみください!

 今週のジャズ講座は、'90年、Jazz Club OverSeasでもトミー・フラナガン・ソロ・コンサートを開催した同時期のソロ、『100Gold Fingers』や、フュージョンの大スター、グローヴァー・ワシントンJr.(ts)の『Then and Now』から、聴き応えのあるデュオ2曲、ヴァイブ奏者、ボビー・ハッチャーソンとの『Mirage』など、iスペシャル・ゲスト格の色んなフォーマットでのトミー・フラナガンが楽しみです。

 私はおいしいポークのあばら肉でバーベキュー作ってお待ちしていま~す!

CU

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コメント(2)

私は、エラが大好きで時間があればカーネギーホールを聞いています。しかし、このアルバムには歌詞対訳が付いていませんね・・。
英語の歌詞と対訳が欲しいのですが、どうすれば良いのでしょうか、教えてください。お願いします

お返事遅くなりすみません。

カーネギー・ホールのエラは本当にすごいですね!

エラのコンサート・ライブは、偶然にせよ必然にせよ、歌詞がオリジナルと違うことが多いです。

私が聴き取りした歌詞&対訳でしたら、ジャズ講座の本にコンプリートで掲載しております。よかったらぜひどうぞ。

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