2015年7月24日

アキラ・タナ:「音の輪」 と東日本大震災被災地支援ツアー

otonowa01-720x405.jpg『音の輪』:左からマサル・コガ(マルチ・リード)、アート・ヒラハラ(p)、アキラ・タナ(ds)、ケン・オカダ(b)

 9月にOverSeasにやってくるアキラ・タナ、来日の目的は、在米日系人のスーパー・バンド『音の輪』を率い、日本の懐かしい歌を『音の輪』流にアレンジして福島、岩手、宮城の被災地の方々に音楽の贈り物を届けて回ることです。

 2週間近い連日のツアー日程は大変な強行軍。日本への渡航費用は本拠地のサンフランシスコ・ベイエリアでコンサートやセミナーを重ねることによって調達、文字通りの「手弁当」!「音楽を聴かせてあげる」というような上から目線なところは微塵にもありません。自分たちのできることをして、大切なものを失った仲間になにかをしたい。そして、現地の人々に喜んでもらうことができれば、逆に、自分たちも元気をもらえる!そんな交流に感謝の気持ちを持っていることが伝わってきます。

 震災直後、米国の地で、何かできることはないかとベネフィット・コンサートを始めたのがきっかけで結成した『音の輪』、だんだん、実際に被災地で音楽交流をしたいという思いが募り、2013年に初めての『音の輪』ツアーを敢行しました。

 かつて自分たちの町があった場所に集まった被災地の方々の前で演奏を披露して、喜んでいただけた。涙を流している人もいた。ミュージシャン冥利で、自分がもっと泣いてしまった、感動してしまったと、アキラさんは演奏体験を語ります。J.J.ジョンソンやヒース・ブラザーズなど、超一流のバンドで世界を華々しくツアーしてきた巨匠ドラマーの心を、これほどまでに突き動かした心の交流って素晴らしい!それは、第二次大戦中、米国市民でありながら敵国人として、住み慣れた場所や生活、財産、全てを没収され、「戦時敵国人抑留所」に収監された日系人の方々の歴史、アキラさんの家族の歴史と決して無関係ではないように思えます。

 今回が3回目となった『音の輪』ツアー、ぜひ、私たち皆で、おもてなしと応援をしたいものですね!

『音の輪』の日本語サイトはこちら

ツアーは、8/20から9/3まで、東京と河口湖でも出演を予定しています。ツアー・スケジュールはこちら

 アキラ・タナさん単独のライブ@OverSeasは9/8(火)  我らが寺井尚之(p)+宮本在浩(b)との、底抜けに楽しい共演も、どうぞお楽しみに!

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