2010年5月13日

Emil Viklickyさん、土曜日に会いましょう!& 「究極トリオ」動画など

emil_viklicky-4.jpgのサムネール画像

 「エミル・ヴィクリツキー訪日記念祝賀会」が二日後に迫り、何やかんやドタバタしております。エミル・ヴィクリツキーさんは、明日、広尾のチェコ大使館で開催される、非公式の歓迎レセプションで演奏、「ジャズのヤナーチェク」と称されるヴィクリツキーさんの演奏を聴きに各界の著名人も来られるという噂です。

 17日は上海万博の「チェコ・ナショナル・デー」でチェコ共和国を代表する世界的なアーティストとして、バレー、クラシック音楽、人形劇などと共に出演されるそうです。

 つまりEmil Viklickyを大阪で聴けるということは、非常にラッキーなことですよ!ぜひ皆様おいでください!

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「究極」の夢から覚めていない皆様へ

 先週の「セロニカ」講座にお越しになった皆様、あの「究極」フィナーレは感動しましたね!最近私事に忙しく、インターネットを観る余裕がなかったのですが、久々にジョージ・ムラーツの助手である有望ベーシスト、しょうたんくんがSNSに投稿している日記を覗いたら、あのトリオのyoutube動画が埋め込まれているのを発見してぶっ飛びました。

 演奏は言うまでもなくトミー・フラナガン(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、アーサー・テイラー(ds)、1985年7月 オーストリア北西にある都市、ホラブルンで3日間開催されたジャズフェスティバルの映像です。"Theme for Ernie" をピアノ・ソロで演ってから"If You Could See Me Now"をトリオでというメドレーになっています。あの頃のムラーツ兄キとA.Tの姿が懐かしい!お気に入りの白ジャケット姿、トミーの肌もツヤツヤしていて元気そう!A.Tのマドラス・チェックのシャツも見覚えがあります。あの「究極」はこんな風に演ってたと確認できるだけでも、お宝ものの映像でした。このヴェニュー、ホラブルンはエミル・ヴィクリッキーさんの故郷、モラヴィアと19世紀からオーストリア北西部鉄道でつながっていることを想うと土曜日のコンサートがますます楽しみになってきました!

 しょうたん、ええもん載せてくれてありがとう!25日からムラーツはジョー・ロヴァーノとNYバードランドだよね!しょうたんの縁の下の力持ち助かってます。よろしくね!

 もうひとつ発見したのが、トミー・フラナガン・トリオに名手アルヴィン・クイーン(ds)が加わった"Mr. PC"の映像です!

 一説に、アルヴィン・クイーンはエルヴィン・ジョーンズの隠し子とも言われていて、そうであっても不思議でないほどの実力者です。それほど知名度がないのは長年スイス在住のせい。トミーが欧州楽旅する際は、よくアルヴィンを現地採用してツアーしていました。昔、ジョー・パス、ニールス・ペデルセン、ケニー・ドリュー(p)のカルテットで来阪されたときに楽屋でお会いしたことがあります。OverSeasのボトル棚の左上に寺井尚之がアルヴィン・クイーンから送られたメッセージ入りの大型ポートレートを飾ってあるので、見覚えのあるお客様も多いかも・・・風のようにスイングする凄いドラマーでしょう!決してエディ・マーフィーじゃありませんからね!

 というわけで、忙しいといいながら動画に興奮して、時間を費やしてしまいました。

 土曜日のエミル・ヴィクリッキーさんは、残席僅かになってきました。お越しになりたい方はOverSeasまで必ずご予約お願いいたします。

CU

2010年5月10日

"セロニカ"に燃えたジャズ講座!

thelonica_kouza_3.JPG

 Rainy Days and Mondays always get you down...とはいえ今日から連休明けという、羨ましい方もいらっしゃるでしょうね!

 私もドタバタしていますが、先週土曜日のジャズ講座「トミー・フラナガンの足跡を辿る」は、フラナガン究極の名盤『セロニカ』だったので、ブログを更新せずにはいられません。

 『セロニカ』には、トミー・フラナガンが周到に用意した芸術的な意図が沢山詰まっていて、寺井尚之がとても示唆に富む丁寧な解説をしました。いずれ講座本になりますので、どうぞご期待ください。

 『セロニカ』のヴァージョンはなぜ二つあるのか?フラナガンの意図は? 
 LP、CD、色んな曲順がある中で、どれが一番大切なのか?その理由は?
 トミー・フラナガン、ジョージ・ムラーツ、アーサー・テイラーの超美技についての解説 etc...

 身振り手振りやATのドラム・フレーズのコピーを口で再現する寺井尚之はとても嬉しそう!

hisayuki_talks_thelonica.JPG

 当然のことながら、沢山のジャズ通のお客様と共に、客席にはミュージシャンの姿も・・・

ippei_thelonica-2.JPG  ATの神業にのけぞる菅一平(ds)、宮本在浩(b)、あやめ会長

imaky_thelonica_2.JPG 録音時にはこの世に存在していなかった今北有俊(ds)の至福の表情、コック服の似合うピアニスト、絹こしくんもうっとり!

 講座の締めくくりには、寺井尚之の超秘蔵音源を聴き、皆で「あの頃」にタイムスリップ、究極のフラナガン・ミュージックにシビれて椅子から立ち上がれなくなった人もいました。

 感想メールも沢山頂戴して、どうもありがとうございました。

 来月はトミー・フラナガンとハンク・ジョーンズのピアノ・デュオ、『I'm All Smiles』やマスター・トリオを聴きましょうね!

CU


2010年5月 7日

ジャズ講座に「セロニカ」登場!

 明日のジャズ講座「トミー・フラナガンの足跡を辿る」にはトミー・フラナガン・トリオのアルバムの中でも最高傑作と言いたい一枚『Thelonica』が登場します。

thelonicalp.jpg

 百万弗トリオ、黄金トリオ、皇帝トリオ、GJT、・・・古今東西、名トリオは色々あるけど、私のThe Trioはこれ!トミー・フラナガン、ジョージ・ムラーツ(b)、アーサー・テイラー(ds)のこのトリオの印象がなんと言っても強力なんです。それはOverSeasで生を聴いたからかも知れません。セロニアス・モンク没後、トミー・フラナガンがモンクとパノニカ男爵夫人の稀有な友情をテーマに上梓したこのアルバムは、所謂『企画もの』とは全く違い、芸術家トミー・フラナガンの叡智が一枚のレコード盤に凝縮されたような印象を受けます。セロニアス・モンクの表面的なアクを取り去ると、こんなに優しく美しい音楽になるんですね。日本料理の最高の汁椀の味や香りのように、静謐でありながら華やか、枯淡の極致ようで生命力に溢れています。ブラック・ミュージックの品格とはこのようなものなのでしょうか。

tommy2nd.JPG george4.JPG at5.JPG

 上の写真は『Thelonica』録音の翌々年、OverSeasでこのトリオが演奏した時のもの。

 ジャズ講座では、寺井尚之しか語れない切れ味鋭い音楽解説や、当時の逸話が沢山お聞きになれると思います。

 ぜひ皆で一緒に楽しみましょうね。

お勧め料理は、暖かくなってきたので、皆さんのお好きな「蒸し豚」にナムルやチジミを添えてお待ちしています。

CU