2010年1月21日

オニの撹乱

 昨日は移転後初めて臨時休業してしまいました。"エコーズ"ファンクラブ会長、コダマさんはじめ、休業と知らずにお越し下さった皆さま、当日に向けて準備してくださっていた鷲見和広さん、スミ・ファンの皆さま、心よりお詫び申し上げます。


lesson10-1-21.JPG本日はいつもどおり、しっかり稽古つけてます。発表会のトリ、あやめ会長と。

 寺井尚之は、長年のピアノ演奏で背骨が湾曲して、腰、肩、肘にバクダンをかかえています。自称マッサージ・ジャンキーのジョージ・ムラーツ兄さんは、この痛みを、「ビバップ痛」と呼び、左腰が凝るのをバッパーの正しい凝り方と認定してます。

 以前、有名な整体の先生に診てもらったら、「あか~ん!骨がゆがんだまま固まってしもてるから、このままにしときましょ~」と簡単にサジを投げられる始末。それで、常日頃から規則正しい不節制をしながら体調を維持しています。

 ところが、年末、正月と、生活リズムが変わり、気候の移り変わりのせいで、とうとう腰痛が小噴火したみたい。朝は元気でOverSeasに出かけて行ったのですが、私が色々用事を済ませて出勤すると、ニョロニョロの筆跡で、「家に帰る・・・」と、家出じゃなくて、「家帰り」の書き置きがあってびっくり!

 例の「失われた歯」のせいか・・・はたまた新型インフルエンザ??と真っ青になったのですが、禁酒&マッサージして早く寝たら、微熱も下がり胃痛もほぼ治って一安心!

 移転前は、スタッフ常駐で朝から営業していたので、寺井尚之が病欠してもライブなしで営業していたのですが、路地裏に移転してからはそういうわけにもいかず、ほんとうに申し訳ありませんでした。

 お見舞いメールを下さった皆さま、ご心配かけてすみませ~ん。金曜のスーパー・フレッシュ・トリオは大丈夫です。でも寺井尚之はバッパーではありますがスーパーマンではないので、For All We Know, We may Never Meet Again♪出来るだけたくさんライブを聴きに来てください(?)

 因みに明日22日はK.g &イマキーとのスーパーフレッシュ・トリオ、23日(土)は、倉橋幸久(b)、菅一平(ds)とトリオでお聞かせいたします!

CU

2009年9月21日

楽しい連休を!

 巷はシルバー・ウィーク・・・OverSeasも明日22日(火)、23日(水)は休業させていただきます。

 25日(金)はSuper Fresh Trio :寺井尚之(p)、坂田慶治(b)、今北有俊(ds)、7pm~/8pm~/9pm~(Liveチャージ 1,890yen)

 26日(土)は、いよいよスペシャル・ライブショーン・スミス(b)+寺井尚之(p)デュオ 7pm~/8pm~/9pm~(当日 6,300yen)

CU on 週末~!

 

2009年9月11日

Sean Smith Live 情報

 9月26日のショーン・スミス(b)との共演を控えて、寺井尚之は稽古に余念がありません。秋に相応しいよいコンサートになりそうです。

 チケットは残りわずかになってきましたので、ぜひお早めにお買い求めください。

 なお、ショーン・スミスを聴きたいけど、大阪は遠すぎて・・・と言う皆様。ショーン・スミスは、東京と岡山で演奏を予定しております。お近くの方はぜひどうぞ!

《ショーン・スミス公演日程》

  • 9月21日(祝) 東京 
Tokyo TUC "Special Event/守屋純子 Special Trio" メンバー: 守屋純子(p) 、ショーン・スミス(b), 小山太郎(ds) 開場 4:00pm 開演 4:30pm  (終演予定 7:00pm) Music Charge: \3,500 (ご予約 3,000yen   学生 2,000yen 消費税込み、その他のチャージ一切なし)



  • 9月26日(土) 大阪

 jazz club OverSeas "Sean Smith Duo with 寺井尚之"
前売りチケット 5,775yen (座席指定、消費税込み)



  • 9月27日(日) 岡山

  ルネスホール 開場 7:00pm   開演7:30pm
メンバー 松本和将(p), ショーン・スミス(b), 北村吉彦(ds)

全席自由  一般前売り 4,500 yen  一般当日 5,000yen  学生前売り 3,000 yen 学生当日 3,500yen

Check It!

 

2009年8月27日

Check It! 「ジャズ批評」:トミー・フラナガン特集

 8月終盤、いつもは夏のエンディング・カデンツァをうるさく奏でる蝉も沈黙する涼しさに、気分は不完全燃焼・・・皆さんはいかがお過ごしですか?

jazzhihyou.jpg

  今週発売された、『ジャズ批評』9月号はトミー・フラナガン特集!
 OverSeasでおなじみの常連様、"ヨコハマ・ピープル"こと、『トミー・フラナガン愛好会』の幹部、和田宣行石井将浩両氏の多大な尽力で完成したディスコグラフィーや、むなぞう副会長をウルウルさせた座談会(両氏+上不三雄氏)など、充実した内容です。

diana_wada.jpg  和田宣行氏とダイアナの2ショット!(フラナガン愛好会HPより)

 和田さんも石井さんも文章が上手!夜更けにOverSeasに出没される際の和田氏は、大体「出来上がっている」状態なので、余りにも端正な文章とのギャップが堪えられません。和田さん、またOverSeasで会いましょう!

ishi_tommy.jpgトミー&石井夫妻、ブルーノート東京の楽屋にて。(フラナガン愛好会HPより)

 石井さんの対談でのお話は私もウルウルしました!ダイアナに本を送ってあげようかな?石井さんご夫妻は、秋頃OverSeasに来られるそうなので、皆でいろいろお話を聞きましょうね!

 OverSeasの注目は寺井尚之のインタビュー!インタビュアー太田雅文(vo)さんのおかげで、日ごろジャズ講座の毒舌に慣れている皆さんには驚き(?)の、まろやかな談話が楽しんでいただけますよ!

 各界の方々が選ぶ「トミー・フラナガンこの3枚」の中で、'90年代にヴィレッジ・ヴァンガードにトミー・フラナガンの演奏を聴きに行くと「最高の演奏なのに、いつもガラガラで涙が出た。」と書かれていた記事を見つけ、意外に感じました。そんな夜もあったのかな?'90年代当時、NYのジャズクラブで一番お客の呼べるのは、ホーンならジョージ・コールマン(ts)、ピアノ・トリオなら、トミー・フラナガンかマッコイ・タイナーと言われ、ヴィレッジ・ヴァンガードがフラナガンなら、スイート・ベイジルは同じ週にマッコイをぶつけて、通常週替わりの演奏もフラナガンは異例の2週間でずっぱりだった。私が行ったときは、いつも超満員だったんだけど・・・

 フラナガン夫妻の友人で、来日した時には必ずお噂を聞いていた、著名な写真家、中平穂積氏の短いエッセイも、感慨深いものでした。中平氏がトミーにプレゼントされたというコニカの小さなカメラで、トミーがよく私たちの写真をバシャバシャ撮っていたいたことや、フラナガンのお家に飾ってあった羽子板を懐かしく思い出しました。

 トミー・フラナガン愛好会HPを覗くと、ジャズライフに掲載された、『トミー・フラナガン3@OverSeas』の記事(by 後藤誠氏)も掲載されていました。巻頭グラビアで写真も沢山!このコンサートを知らない人はぜひ見ましょう!

 ジャズ批評9月号は、OverSeasにも置いてありますので、明日のThe Mainstemの休憩時間にも読めますよ。

CU

2009年7月 9日

ショーン・スミス(b)+寺井尚之(p)コンサート9/26(土)に!

 皆様、いかがお過ごしですか?大阪は蒸し暑くて、ほこりっぽい路地裏は水をまいても清涼感がUPしません。私は体感ベスト気温が28℃の亜熱帯派ですが、やっぱり暑い。

 高湿度なのにOverSeasのピアノは何故か調子がよく、火曜日に調律してくださった川端さんも不思議そう。ひょっとしたら9月にコンサートをやることを知って気合が入っているのかも・・・

 昨年2月に寺井とのデュオ・コンサートで大好評だった、寺井尚之の同志ベーシスト、ショーン・スミスが、再び9月にOverSeasにやってきます!

 NYで固定メンバーとがっちり自己カルテットを組んで地道な活動をしながら、巧者揃いのヘレン・メリルのバンドで、ジョージ・ムラーツに次ぐ準レギュラーとして、また手堅いプレイでビル・シャーラップ(p)、テッド・ローゼンタール(p)達NYのトップピアニストと活躍中。

 前回は二人は大好きなフラナガンの愛奏曲の数々や、寺井好みのショーンのオリジナル曲を聴かせてくれました。9月のライブには少し早いけど、ショーンの作品"Japanese Maple(もみじ)"はぜひ聴きたいな!

 トミー・フラナガンの愛奏曲"Elusive"がきっかけで生まれた寺井尚之(p)とショーン・スミス(b)の親交はもう20年!ショーン・スミスの安定したランニングとベースラインは、どんな難曲を演るときも、寺井尚之に鍵盤上の『自由』を与えてくれる大きな優しさを感じます。

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Sean Smith DUO with 寺井尚之
2009年9月26日(土)
Music 7pm-/8pm-/9pm (入替なし)
前売りチケット5,775 (座席指定、税込)
 


 ショーンは地元NYで7/30、8/12にグリニッジ・ヴィレッジの老舗クラブ"55Bar"に自己カルテットで出演予定。夏休みNYに行かれる方はぜひどうぞ!ショーンの可愛い奥様、安紀子さんがマネージメントするスイーツ・ショップ"Lady M"がアッパー・イーストサイドにあるので、お茶してみてください。

 さて、私はこれから、土曜日のジャズ講座で使うOHPシートを清書しなければ・・・J.J.ジョンソン(tb)、アート・ペッパー(as)、ロン・カーター(b)などなど、今回登場するサムライ達の面構えを眺めていると、心はアメリカ中西部インディアナポリスから西海岸シナノン麻薬刑務所へ・・・中西部といえば、土曜日はミネソタで長らく研究活動していた優秀な翻訳者にしてカーネギーホールに出演したバイオリニスト、N大准教授うだちゃんも○年ぶりにお待ちしています!

 11日(土);ジャズ講座の日のお料理は、暑さのなかで特においしそうな栗かぼちゃやポークを使って、寺井尚之の解説を聴きながら召し上がりやすいパスタを作っておきます。

CU

2009年6月25日

トミー・フラナガン公認ファンクラブのこと

 蒸し暑い大阪の夜、今週はフラナガン公式ファンクラブ「トミー・フラナガン愛好会」幹部、石井将浩、貴子御夫妻がはるばるOverSeasを訪問してくださいました。

 1991年結成の『フラナガン愛好会』の本部は横浜で、トミーはいつも愛好会のことをヨコハマ・ピープルと親しみを込めて呼び、愛好会のユニフォームになっているネイビー・ブルーのウインド・ブレーカーがお気に入りでした。現在夫妻は横浜市役所をアーリー・リタイヤメントして、住み慣れたハマを離れ、富士山麓の山中湖村で絵本館を開設されているのだけど、ダイアナはそんなことお構いなしに今も「ヨコハマ・ピープル」と呼んでいる。

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 愛好会とOverSeasのお付き合いは'94に寺井尚之がデビュー・アルバム"AnaTommy"をリリースした時からで、以来何度となく寺井尚之のライブに泊りがけで来て下さったり、OverSeasならではのスペシャル・コンサートには必ず足を運んで下さっています。生前のトミー・フラナガンのコンサートも、'96以降は、全部出席してくださっていたから、フラナガンは大阪とヨコハマはすごく近いと思っていたかも・・・週末に来館者が集中する絵本館をオープンしてからはトリビュート・コンサートの日には、絵本館でトリビュートのCDRを一日中かけて下さってます。

ishis_on_wed.JPG 今週の火曜日デュオは、菅一平(ds)さんが参加のThe Mainstemが真摯に演奏、水曜日の"Echoes"は私の予想通り爆発し、愛好会を歓迎!

 フラナガンの晩年には愛好会でNYツアーを敢行し、ヴィレッジ・ヴァンガードに出演するフラナガンを喜ばせ、現在も山中湖で例会を行っているみたい。「寺井尚之ジャズピアノ教室」のパーティに団体でご参加いただいたこともありました。会員数は良く判りませんが、石井夫妻以外にも錚々たるメンバーが一杯!トミー・フラナガンの膨大なディスコグラフィーを網羅するサイト(ジャズ講座の資料作成の時に、このサイトからしょっちゅうジャケ写真を拝借させていただいてます。)を運営し、文章力に長ける酒豪、和田氏や、オクスフォード大学で法律を学んだプロフェッサー須藤など、来阪されると皆さんOverSeasに立ち寄ってくださってます。

 噂によると、近々ジャズ雑誌に「トミー・フラナガン愛好会」が紹介されるということなので、記事を拝見するのを楽しみにしてます。

 「森の中の絵本館」では、一日中トミー・フラナガンもしくは寺井尚之のレコードが流れているそうです。私も行ってみたい!夏休みに山中湖方面に避暑に行らっしゃる方はぜひ一度覗いて見てください。

CU

2009年6月10日

生徒会主催:日曜セミナーは6月28日です!

勉強会風景

 来たる6月28日(日)、稽古熱心、勉強熱心で定評のある「寺井尚之ジャズピアノ教室」生徒会がセミナーを開催いたします。

日時:2009年6月28日(日)正午~3pm(開場11:30am)
場所:Jazz Club OverSeas
受講料:2,500円

 講座の趣旨は、自分の演奏を構築する際に悩む生徒達を対象にしたものですが、一般のお客様も大歓迎!レッスンはともかく、発表会やセミナーは常にオープンハウス! 前回の生徒会講座「ジャズの歴史について」は満員札止めになりました。

<今回のテーマは今晩のおかずにも使える!>
 今回のテーマは『インタープリテーション』と片仮名になっております。Interpretationは「通訳、解釈、演出...」と色んな意味がございますが、ジャズの世界では『演奏解釈』のこと・・・と言えどそれなんやねん!?と思われる方は多いかも... 

 とはいえ、どんな芸術表現にも『インタープリテーション』はある。ジャズなら、プレイヤーが「曲」という素材に対峙して、そこから何を表現すればいいのか?というテーマ。ジャズに限らず、クラシックから演歌に至るまで、映画演劇、歌舞伎、書や絵画、グラビア・ヌード...どんな芸術、娯楽表現にも『インタープリテーション』は存在します。演奏者や、役者、監督の『インタープリテーション』のさじ加減ひとつで、同一素材でも、出来上がりの味は全く変わってきます。

 OverSeasの調理場でメニューを考えたり、今晩のおかずを作るときだって「このアスパラや、あのえんどう豆のどういうところをおいしく食べさせたいのか?」と思い悩む私。『インタープリテーション』は、音楽を演奏しない人にも、ごく身近なテーマなので、ぜひ一般の皆さんもお誘いしたいと思っています。

<意味がなければスイングしない。>
 寺井尚之のジャズ講座「トミー・フラナガンの足跡を辿る」に出ていると、強烈にスイングしてシビれさせる一流プレイヤーには、必ず「狙い」があることが、よく判りますよね。例え、録音当日に、レコード会社に指示された曲であっても、ブレない演奏解釈をするのが一流の仕事。ジャズの醍醐味「即興演奏」を突き詰めて、わざとサイドメンに曲想を伝えないマイルスやコルトレーンの実験的演奏にも、それなりに『インタープリテーション』や「狙い」がある。楽器のテクニックがあっても、『インタープリテーション』がないと、「感心はするけど感動しない」という結果になってしまうんです。ハートのある音楽は、『インタープリテーション』なしにはあり得ないし、『インタープリテーション』がよくないと、どんな名曲でも、イケてない印象を与えてしまうんだ...

 私が歌詞対訳に熱中したのも、名歌手それぞれの『インタープリテーション』をどうにかして皆さんに伝えたかったからでした。例えば、"Don't Explain"という愛する男の浮気に気づく女の歌を知っていますか? 本家、ビリー・ホリディなら「全てを赦すから、どうぞ私を捨てないで」という切なく哀しい女の歌になり、カーメン・マクレエが歌うと、同じ歌詞でも、後ろ手に45口径のピストルを隠し持っているような切羽詰った情景が浮かぶ...これも『インタープリテーション』の醍醐味です。

<前半はベテラン生徒が>
 前回の歴史講座は寺井尚之のワンマン・ショウでしたが、今回は、当教室で10年以上『インタープリテーション』を研究する二人のベテラン生徒たちが前半のレクチュアを担当いたします。

 むなぞう副会長

 一番バッターは、生徒会副会長むなぞうくん、あやめ会長と同期でジャズピアノ教室開設以来、寺井尚之に師事していますから、教室11年生。学生時代からOverSeasコンサートの送迎担当として、トミー・フラナガンやサー・ローランド・ハナとも親交を持ち、巨匠達から直接音楽論も語ってもらった人です。余談ですが大歌手のマリーナ・ショウにひどく気に入られ、娘の婿になって欲しいと言われたことも...

 彼がレクチュアする題材は、むなぞう副会長自身のレパートリーで、タッド・ダメロンの屈指の名バラード、"If You Could See Me Now"、トミー・フラナガンもライブで一時期盛んに演奏していましたが、寺井尚之が自分のレパートリーに取り込んでしまったせいかレコーディングが残っていない曰くつきの作品!今回は特別に、他所では決して聴けない超秘蔵音源も公開しながら解説してくれます。

あやめ会長

 二番バッターは、OverSeasでのライブ回数も生徒会最多となった師範代あやめ会長、ジャズ講座本のテープ起しを担当する教室きっての学究派、あやめさんが、潤沢な知識と情報を駆使して流暢に解説してくれるのは、スタンダード2曲、ジェローム・カーンのYesterdaysと、ビリー・ホリディの名演目Goodmorning Heartache、極めて多数のレパートリーを手中にするあやめ会長が、11年賭けて編み出した自己ヴァージョンの組み立ての秘法など、名演の数々と共に、ピアニストたち垂涎の話を聞かせてくれるでしょう!

 二人は、寺井尚之が密かに所蔵するプレミア焼酎のようなマル秘音源をたっぷりと講演に盛り込むつもりにしているようなので、ぜひお楽しみに!

<後半は真打の「波止場に佇み」で!>

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 セミナー後半は、真打寺井尚之登場!解説するのは、生徒会側のたっての希望で"I Cover the Waterfront(波止場に佇み)"一本勝負。寺井尚之の十八番でもある"波止場に佇み"は、後期トミー・フラナガン3の名盤、『Sea Changes」に収録されています。今回は、そのフラナガンの名ヴァージョンと共に、数々のアーティスト達の名演奏や、日本男児、寺井尚之ならではの"波止場に佇み"を聴きながら、様々な『インタープリテーション』が、実に多彩な「波止場の情景」を描き出せることを、爆笑の談話と共に、実感していただけることでしょう。

sea_changes.jpg

 不肖「給食係」の私は、生徒会講座名物、BeBopの香り高い「特製牛すじカレー」を作ってお待ちしています。

 今回の生徒会講座は、「寺井尚之ジャズピアノ教室」で、皆がどんなことを学んでいるかも実感できる楽しいセミナーになりそうですね!

 ご予約は14日(土)までに、メールかお電話(TEL 06-6262-3940)でOverSeasまで、どうぞ!

CU

2009年3月12日

ブログ・ソフト・アップデート完了

 Interludeは、PCでも実力派の宮本在浩(b)さんのおかげで、デザイン一新!

 ブラックなデザインで再デビュー!ザイコウさん、ありがとう!!

  バックがブラックで、ただでさえ長くて読みにくいのに、余計読みにくいやん...とか、色々ご意見がありましたら、どんどんお聞かせください。

  過去の記事で、見えなくなったキャプションも多数ありますので、これから手直ししていきます。しばしお待ちください。
 私も、ザイコウさんの手を煩わせず、ベースに専念していただけるように、色々勉強しなければ・・・

 CU

 宮本在浩(b)

2009年3月10日

ブログソフトをアップデート中。

 <Interlude>を訪問いただきありがとうございます。

   現在、ブログソフトをアップデートしていて、OverSeasのHPから観てくださると、見難い状態が続いていてごめんなさい。

 新しいウィンドウで開いていただくと、全画面が見れるようになります。しばらくご迷惑をかけますが、宜しくお願い申し上げます。

 現在ピアノ調律中。良く鳴ってます!!

CU

2008年11月14日

ベルリン発 ジョージ・ムラーツ情報、大人のジャズファンの為の絵本情報など…

<トリビュート前、ピアノも絶好調>
 トリビュート・コンサートが来週に近づき、路地裏は何となく慌しい雰囲気,
でもピアノは、いつもに増して高らかにサウンドしています。トリビュートに備えて寺井尚之が寸暇を惜しんで稽古しているせいで、ヒット・ポイントと呼ばれる鍵盤のツボをずーっと刺激しているから、ピアノのアドレナリンが増幅されているのだろうか?? 不思議な現象です。

 遠方でトリビュート・コンサートにお越しになれないフラナガン・ファンの皆さん、沢山激励メッセージなど頂戴し、ありがとうございます! お店のフラナガンの写真に向いながら逐一報告していますよ!コンサートは、まだ少しだけ席がありますので、お早めにどうぞ!


bonne_femme-2.JPG 摩周湖から贈られた極上ポテトのお供えは、特別メニューに変身!
ジャック・フロストさま、ありがとうございました。


<ジョージ・ムラーツ情報>
george_mraz_europe.jpg  ベルリンジャズ祭HPより
 
 我らのアニキ、ジョージ・ムラーツはヨーロッパ楽旅もとうとう終盤、ベルリンから'70年代にムラーツと盛んに共演したウォルター・ノリス(p)先生から、ムラーツ情報が届きました。

walter_norris_profile.jpg

「…君たちが教えてくれたとおり、ムラーツは、リシャール・ガリアーノ・カルテットで演奏しました。ゴンザロ・ルバルカバ(p)、クラレンス・ペン(ds) ベルリン・ジャズ祭で、彼らの奏でる一音一音全てがビューティフルだった。
 コンサートが終わってから、妻のクリステンと一緒にホテルでムラーツとゆっくり会ってOverSeasの君たちの噂で盛り上がったよ。そして、1973年の共演時代の思い出、私たちが共有した、沢山の音楽的瞬間のことを語り合いました。
ああ、人生は一度じゃあ足りないね!・・・OverSeasの皆によろしく伝えてください!」

ノリス-ムラーツ・コンビのDrifting('73 Enja)や、Hues of Blues (Concord '95)は研ぎ澄まされたナイフのようなインタープレイが「妖艶」とでも言えばいいのか…しっぽり魅了されてしまいます。
 hues_of_blues.jpg  drifting.jpg

<パノニカ夫人に夢中!>

book_three_wishes.jpg

 不景気なのに物価高、まるでエラ・フィッツジェラルドの『ノーバディズ・ビジネス』のような昨今ですが、円高をいいことに、この秋、やっと英語版で出版されたパノニカ夫人の写真集、『Three Wishes: An Intimate Look at Jazz Greats』を買いました。オリジナルは昨年出た仏語版、でも当時はユーロ高、おまけに仏語はムズカシイと躊躇していたけど、今回はペーパーバックス、紀伊国屋のサイトで1,900円弱とお買い得!届くのに数週間かかりましたが、買ってよかった!楽しくて切なくて、大人のジャズ・ファンのための、数少ない良書です。

 nica_baroness.jpg

 この本は、ニカ夫人が遺した多数のスナップ写真と、親しいミュージシャンに投げかけた問いかけ:『あなたの3つの願いは?』に対する沢山の『答え』の草稿を、上手にデザインして仕上げた極上の「大人の絵本」

 ジャズメンたちをこよなく愛したパノニカだからこそ撮れた、様々なジャズメンの屈託のない表情が最高!「奇人」として知られるセロニアス・モンクが、尊敬するコールマン・ホーキンスの傍らで見せる検挙な表情や、トミー・フラナガンがニカの飼い猫に見せる笑顔など、商業写真では絶対に拝めない「素顔」のショットばかりです。

flanaganatnica.JPG

 「3つの願い」を告白したジャズメンの顔ぶれは、ジャズの聖人、サムライたちがずらり!冒頭のセロニアス・モンクから、ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、AT、ジミー・ヒース、ディック・カッツ、スティット、ロリンス、Aブレイキーetc...勿論トミー・フラナガンも!!ジャズの巨人達の『お答え』には、その人の人生が見え隠れして、楽しかったり切なかったり。


  本文に負けないほど感銘を受けたのは「序文」! それは、アーティストであるナディーヌ・ケーニグスウォーターが、大叔母さんへの愛情をこめ、近親者のみ知る事実を交えながら書いた簡潔なパノニカの伝記。私たちも生前のパノニカ夫人を観たことがあるし、色んなミュージシャンから彼女の噂を聞いたことがあります。そこから感じるパノニカのイメージは、「タニマチ」とか「男爵夫人」とかいう枠を越えた人だった。だから、モンクの代理妻とか、上品な男爵夫人とか、メディアが伝えるパノニカ像に、どうも釈然としないものを感じていたんです。
 ところが、今回の序文からは、20世紀のユダヤ上流階級の文化、汎ヨーロッパ的精神、父の悲劇的な死、ホロコースト、レジスタンス運動、アフリカ文化などなど…修羅場をくぐってきた高貴な女性の生き様を象徴するキーワードに満ちていて、リアリティ・ギャップが一気に解消された爽快さを味わいました。

 「エラ・フィッツジェラルドMontreux'77」の対訳の合間に作った抄訳は、近日掲載予定。
 
 明日は荒崎英一郎トリオ、新人ベーシストのプレイを聴くのが楽しみです。

CU!