驚異のインタープレイによる、白熱のデュオアルバム!




--寺井尚之(ピアノ)
--Hisayuki Terai, piano
--鷲見和広(ベース)
--Kazuhiro Sumi, bass
--

--Recorded at OverSeas, Osaka, Japan;
--May 3 & 4, 2002
--Mastering at Alchemy Studio
--※LIVE録音ではありません。

--<FLANAGANIA RECORDS TF-5>\2,800


収録曲:
01. On A Misty Night オン・ア・ミスティ・ナイト
--作曲:Tadd Dameron

02. Enigma エニグマ
--作曲:Sir Roland Hanna

03. This Time It's Real ジス・タイム・イッツ・リアル
--作曲:Sir Roland Hanna

04. Mean What You Say ミーン・ホワット・ユー・セイ
--作曲:Thad Jones

05. Deep Purple ディープ・パープル
- 作詞/作曲:Mitchell Parish / Peter De Rose

06. Picturesque ピクチュアレスク
--作曲:George Mraz

07. I Wants To Stay Here アイ・ウォンツ・ツー・ステイ・ヒア
--作詞/作曲:DuBose Heyward, Ira Gershwin / George Gershwin

08. Lullaby Of The Leaves 木の葉の子守歌
--作詞/作曲:Joe Young / Bernice Petkere

09. It's Easy To Remember イッツ・イージー・トゥ・リメンバー
--作詞/作曲:Lorenz Hart / Richard Rodgers

10. Elusive イルーシブ
--作曲:Thad Jones



●ライナーノーツ抜粋(パール・チャン・リー)
 本作<エコーズ・
オブ・オーバーシーズ>は、1990年からOverSeasでデュオ・チームとして活動している鷲見和広との演奏を収録したフラナガニアレコード初のデュオアルバムである。寺井尚之はOverSeasで専ら水曜の夜に鷲見和広を「天才ベーシスト」と賛美しデュオのパートナーとして起用してきた。

この寺井尚之−鷲見和広デュオの聴き所は、研ぎ澄まされたテクニックと驚異的な耳を持つ2人のプレイヤーが、お互いの音に鋭く反応しながら音楽を作っていく、カミソリの様なインタープレイにある。同じレパートリーを演奏しても、決して同じ道筋は辿らない。丁々発止の、即興演奏の勝負師のステージは、ただのテクニック合戦ではなく、その根底には楽曲に対する深い理解と愛情を感じる。その意味では武蔵と小次郎のような武人の一騎打ちの様な精神性の高さと緊張感がこのデュオには存在する。

本CDで初めて二人のデュオに接する皆様にはなじみ薄い曲があるかもしれないが、OverSeasでは曲がコールされるだけで拍手が起こるナンバーが、ここには数多く収録されている。




鷲見和広(ベース)
1967年2月27日鳥取県生まれ。18歳で大阪に移り、20歳でプロ活動をスタート。1990年より寺井尚之とのデュオ活動を始めた事がきっかけとなり、トミー・フラナガンのデトロイト・バップ、またフラナガンのベーシストとして寺井尚之が最も敬愛するジョージ・ムラーツの影響を強く受けることとなった。天賦の才能でめきめきと腕を上げ、20代ですでに関西を代表するトップベーシストと言われ、西日本のジャズクラブ、レコーディング、TVラジオ等の仕事にひっぱりだこ。またOverSeasに遊びにやって来る海外一流ミュージシャンとセッションを重ね、驚異的なテクニックと耳の良さ、音楽の理解度で彼らを驚かせた。トミー・フラナガンや、ケニー・バロン、ロジャー・ケラウェイといった名手もその例外ではない。




2002年12月26日にはCD発売記念LIVEを行いました!
以下は掲示板からの抜粋です。
明日の寺井〜鷲見コンビをよろしく
投稿日 12月25日(水)22時38分 投稿者 児玉勝利
明日は寺井〜鷲見コンビのアルバム「ECHOES of OverSeasの完成記念LIVEだ。寺井〜鷲見コンビのプレイをまだ聴いたことのない人に一度でも聴いてもらうことはできないものかと考えていた僕にとっては、このアルバムの発売は願ってもないことだ。しかも、収録曲を見ると、そのほとんどがコンビのLIVEでお馴染みの曲である。となれば、そこにコンビの手で練り上げられ熟成させられたプレイと、そこから得られる芳醇な味わいを期待しない訳にはいかない。僕は仕事の関係で明日行けるかどうか、暗雲が立ち込めて来たのですが、皆さんはこの機会に是非、寺井〜鷲見コンビのプレイを堪能して下さい。PICTURESQUEでの寺井さんのピアノの手並みのように、仕事に絡めとられんようにしたいねー。


今夜の寺井ー鷲見デュオ
投稿日 12月27日(金)00時56分 投稿者 銀太
今日のOverSeasはデュオもお客さんも全員一丸でした!!
セットリストは...
1st.
1.
ON A MISTY NIGHT
2. DJANGO
3.
DEEP PURPLE
4.
PICTURESQUE
2nd.
1.
ENIGMA
2. MEAN WHAT YOU SAY
3. I WANTS TO STAY HERE
4. LULLUBY OF THE LEAVES
3rd.
1. A STORY OFTEN TOLD SELDOM HEARD
2. TWO CUTE
3.
THIS TIME IT'S REAL
4. ELUSIVE
ENCORE.
IT'S EASY TO REMEMBER

今日初めて寺井ー鷲見デュオを見ました。一曲目から二人の作る世界に出会いましたです。初めて聴いた鷲見さんは、出す音色の多彩さに驚きました。今後もっと聴いたらもっと驚くことがありそうです。そして途中でふと、普段は必ず演奏者として参考に出来るところを探しながら演奏を聴くはずの自分が純粋に、音楽に気持ち良く浸っている事に気付きました。ぼくはDJANGOとMEAN WHAT YOU SAYが特に楽しかったです。


味わい深い演奏。
投稿日 12月26日(木)23時21分 投稿者 きん だいご
実に、夏休み以来の寺井−鷲見DUOだったのですが、(申し訳ありません。)1曲目から驚きました。しばらく、ただ呆然と聞き惚れてしまいました。お二人の息遣いが手に取るように伝わってきて、どの曲も最後まで興味が尽きませんでした。この前聴いた、夏休みのときより更にこのデュオが進化しているような気がするんですが・・・

それぞれの曲の途中でいろんな色、香りが現れ、温度が変わり、次の展開が全く予想できませんでした。少しだけですが、児玉さんの愛する世界が分かった気がします。

なんでもっと早くこの凄さに気づかんかったんやろ?と不思議なのですが、2003年は出来るだけ通いたいと思います。


盛大な発売記念ライブでした
投稿日 12月26日(木)23時49分 投稿者 かきつばた
電気ストーブありがとうございました。足元暖か、気持ちもホットな熱い演奏でデュオの素晴らしい演奏を堪能させていただきました。

児玉さんの大きな拍手で、こちらも二倍は拍手が大きくなりました。Two Cuteはいつもご一緒されているデュオならでは、息もピッタリ。Elusiveは、ピアノがテーマを終わったところで、思わず拍手しそうになりました。(むずかしそう・・・)

しかしなんといっても、I Want To Stay Hereのピアノテーマ、A’の前にポーズが入りメロディーの引っ掛けをするタイミング、ぞくぞくしました。ピアノのタッチが特に印象的でした!!鷲見さんの木の葉の子守唄もよかったです。ベースが歌っていました。


満員だった今夜のECHOES!
投稿日 12月27日(金)01時50分 投稿者 tamae terai
今夜は満員の寺井-鷲見DUO、久しぶりに駆けつけてくれた児玉さんの威力で、会場は熱くなりました。
<ECHOES>は来春全国発売の予定ですが、早く欲しい方は当店HPより通販で買えますので、ご利用ください。


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