ジャズ講座 テーマ:スタンリー・カウエル(ピアニスト)

スタンリー・カウエル ジャズ講座来てね
投稿日 9月9日(土)01時36分 投稿者 tamae terai
幸いにもひさびさに自宅でメッセージを送っている珠重です。福西さん、待ってますよ、1万件目の肥後Wさん、記念に次回の熊本で名演を!!皆様これからも、このHP見てくださいね!
明日は、スタンリー・カウエルも来たがっている講座です。本当に素晴らしいピアニストです。ドキドキ、人知れぬ名盤ごっそりです。カリスマ三村サン、ご苦労をお察し申します。ではまた明日講座でね!


あの神業を生で聴かせて!
投稿日 9月9日(土)23時39分 投稿者 管理人
今日のスタンリー・カウエルの講座は、寺井さんの2ndアイドルのピアニストだけに今学期で一番期待していたんですが、寺井さん自身が講座中に何度も、カウエルは難しいアルバムが多すぎて日本で全然人気がないと言っていたように(だからもう10年も日本でのコンサートがない)、前半はヒースブラザーズのアルバムを除けば、僕もいまいちよくわからなかったです。

しかし実演の後、寺井さんが「ここからが今日の講座の本番」と言って聴かせてくれた、あのどこで録音されたのかわからない秘蔵の海賊テープの数々には心底ひっくりかえりました。まさに神業!いやあ、あんなもの凄いライブが10年前までは毎年OverSeasで聴けていたんですねえ・・・・・あっ!

「もう日本にはカウエルを呼ぶプロモーターはいない。だったら自分で呼びたい。」という寺井さんには、今日の講座に来た人ならみんな賛同するんじゃないでしょうか。OverSeasの店内であんな凄い演奏を間近に聴いたら、腰が抜けて帰れなくなりそう・・・。生で聴きたいなあ!


ほんとに神業!
投稿日 9月10日(日)01時17分 投稿者 MIYA
私も今日の講座で寺井さんが持ってる秘蔵のテープを聞いて、ほんと度肝を抜かれました。ほんとに同じ10本の指で弾いてるのでしょうか?あんなスピードであんなたくさんの音をきれいに弾くなんて・・・。ゆっくり弾いてもきれいな音が出ない私には考えられません。ぜひ生で聴きたいですし、弾いてるところを見てみたいです。OVER SEASに来て、今まで知らなかったものすごいアーティストを知ることが出来てほんとよかったです。今度11月にまたハナさんが来られるとのこと。1月に見てないので今からとても楽しみです。
すごかった!
投稿日 9月10日(日)02時59分 投稿者 you-non

どうもこんばんわ。

カウエルさんの講座はすごいものでしたね。管理人さんに脅迫されなければ、知り逃がすところでした。演奏技術もとてもすごいと思いました。それとあわせて、カウエルさんの、「今でも前進し続けている」という言葉に感動を覚えました!可能ならば、ほんとに生でみたいものですね。

その日が来るのを夢見るyou-nonより


生が聴きたい…
投稿日 9月10日(日)21時26分 投稿者 海松
今回の講座も楽しかったです!最高ですよね〜。
一番のお気に入りはMAYBECKのSOLOです。"JITTERBUG WALTZ"から"四月の思い出"の3曲あたりが特に大好きです。数年前、このCDを貸してくれたピアニストの小高氏も講座に来てくれて、とても感激していたのでよかったです。

それにしても手に入らないCDが多いですよね。かなりがっかりしました。日本でのライブ予定もなく…さらにがっかりです。生演奏を聴いたことがないので、今度ぜひお店でライブが実現することを期待しています!カウエル先生に宜しくお伝えくださいませ。


カウエルに伝えます。
投稿日 9月10日(日)09時26分 投稿者 tamae terai
今皆さんの書き込みを見て嬉しかったです。皆さんのお言葉必ずスタンリーにお伝えします。

カウエルに伝えました。
From: "OverSeas" <info@jazzclub-overseas.com>
Date: Tue, 12 Sep 2000 15:37:49 +0900
Subject: They all loved Stanley Cowell

Hi, Stanley
Thank you so much for your advice on our Jazz Class and everything. We did Stanley Cowell Jazz Class last Saturday, and Hisayuki gave a really touching lecture about you and played great albums along your biography.

Mrs. Yamaguchi was really impressed by your playing again and said she misses you so much.

For most of attendees, it was first time to hear your music and your music overwhelmingly shocked them. We are really really happy that they all love your music and performance and at the same time we are sorry that few of your albums on sale in Japan.

We will write to you soon.
LOVE
Hisayuki & Tamae

ハイ、スタンリー
ジャズ講座やその他にいろいろアドバイスしてくれて本当にありがとう。先週の土曜日に「スタンリー・カウエル講座」を行いました。尚之はあなたについて受講者をとても感動させる講義をし、あなたのバイオグラフィの中から偉大なアルバムの数々をみんなに聴かせました。
山口さんがあなたの演奏を久しぶりに聴いて深く感動され、あなたに会えないのをとても寂しがっておられましたよ。また、ほとんどの受講者にとってはあなたの音楽を聴くのはこれが初めてだったんですが、みんなあなたのプレイにすっかり圧倒されきっていました。私たちも、みんながあなたの音楽と演奏をとても愛してくれたことが本当に本当にうれしかったし、同時に現在あなたのアルバムが日本でほとんど売られていないことが残念でなりません。

またメールを送ります。

愛をこめて
尚之&珠重



9月9日「寺井尚之のジャズ講座」で、
セカンド・アイドルのスタンリー・カウエルをテーマに取り上げた寺井
ジャズ講座のページへ


From: Stanley Cowell
To: OverSeas <info@jazzclub-overseas.com>
Sent: Monday, September 25, 2000 11:26 PM
Subject: Re: They all loved Stanley Cowell

Dear Hisayuki & Tamae,

I am happy to hear that the lecture on me went so well. Thank you for your continuing work for the music, and for your interest in my music. Sorry it has taken so long to reply. On Sept. 17th, I gave my first faculty solo piano recital at Rutgers University:
- Program -
Carolina Shout (1927) by James P. Johnson
Begin the Beguine by Joe Sullivan (transcription by Dick Hyman)
Celia by Earl "Bud" Powell
Reflections in D by Edward Kennedy "Duke" Ellington Piano Concerto No. 1 in honor of Art Tatum (an orchestral + solo piano
reduction; 3 movements)

My encore was Abscretions (an old original). It went very well, and was well received by the faculty (classical and jazz), students, and public. I can make a tape for you and send it, soon.

This past weekend Sylvia and I presented Hilton Ruiz Latin Jazz Quartet as the first concert of our Fall Jazz Series in Fort Washington, Maryland. So, I have been pretty busy these past weeks with those projects. Now I will prepare for an October Stanley Cowell Quintet in Maryland, and a November concert with the Rutgers Jazz Quintet in Arkansas.

My thoughts about my own favorite recordings has shifted recently to the most recent Venus Records CD "Dancers in Love." I like that CD a lot; it's mostly happy and light, mostly pretty easy listening. However, the producer decided to cut two of my more serious and difficult originals from the CD.

Life is not always sweet, and I usually like to include various moods on my recordings.

Please convey my dearest regards to Mrs. Yamaguchi and to your family.
Thank you for the photo from your lecture inside Jazz Overseas Club. I have included an attached digital video clip photo from my recent solo recital.

Sincerely,

Stanley

親愛なる尚之と珠重へ

私についての講座がうまくいった事を大変うれしく思います。音楽に対する研鑚と興味を持ち続けてくれて感謝します。

返事が遅れて悪かったね。9月17日にラトガーズ大学での学部主催の私のリサイタルが有ったんです。
プログラム
●キャロライナ・シャウト(1927)/作曲ジェームズPジョンソン(訳注;キャロライナ・シャウトはピーターソンなどが録音していますが、えげつない曲です。これを演奏したと聞くだけで鳥肌が立ちました・・たまえ)
●ビギン・ザ・ビギン/作曲ジョー・サリヴァン(採譜 ディック・ハイマン)
●シリア/作曲アール・バド・パウエル 
●リフレクションズ イン D/作曲エドワード・ケネディ“デューク”エリントン
●アート・テイタムを記念するピアノコンチェルト 1番(オーケストラ+ソロピアノ短縮版;全3楽章) 

アンコールはアブスクレッション(私の古いオリジナル)を演奏しました。大変うまくいき、学部(クラシック、ジャズ両方)にも、学生と一般聴衆にも大好評でした。いずれまたテープを作って送ります。

先週の週末に、シルヴィア(訳注;カウエルの妻で弁護士)と私は、メリーランド、フォートワシントンでの秋のジャズコンサートシリーズ第一弾として、ヒルトン・ルイス・ラテンジャズカルテットのコンサートを開催しました。それでここ数週間忙殺されていました。現在は10月にあるメリーランドでのスタンリー・カウエル・カルテットと、11月のアーカンサスでのラトガーズ大ジャズカルテットの準備にとりかかっています。

ヴィーナスからの最新作<DANCERS IN LOVE>が最近、一番お気に入りの自分のアルバムに
なっています。大変楽しく軽いタッチの作品で、聴き易くて、好きです。しかし、プロデューサーがよりシリアスで難曲な私のオリジナル2曲をカットしてしまいました。まあ、人生は全てバラ色にはならない、ということだな。私は1枚のCDに色んな雰囲気の曲を入れるのが好きなのでね。

山口さんとご家族にくれぐれも宜しく。オーバーシーズの講座の写真をありがとう。
この間のリサイタルのヴィデオクリップ写真を添付しておきます。

心をこめて

スタンリー

X'mas EVEに思い出すこと。
投稿日 12月25日(月)00時45分 投稿者 tamae terai
それはもう10年くらい前の12月、スタンリー・カウエルが初めてソロコンサートでOverSeasに訪れた時の事。彼にとってそのツアーは過酷で、彼の真価を知らないクラブのドサ回りのようでした。でもOverSeasと私達はスタンリーがどれほど凄い人か知っていました。他の喧騒とした店でビートルズやクリスマスソングをやれと言われてうんざりしていたカウエルは、開演前に“絶対クリスマスソングはしないから!”と宣言! 私達はモチロンOK。でもお客さんたちがあまりに彼のプレイを理解し、感動をあらわにしたため、最後の最後、アンコールで名手スタンリー・カウエルは15分余りにわたる長い長い素晴らしいクリスマスソングメドレーを繰り広げ、さらに大きな感動を作り出したのでした。ねっ、山口さん!