巨匠達のDear Old Osaka


 左から:ルーファス、メインステム:菅一平(ds)、宮本在浩(b)、そして今年NYに行く田中裕太(b)、スタンリー、寺井尚之
 27日に大阪御堂会館で、チャールズ・トリヴァー・オールスター・ビッグバンドのコンサートが!うちの常連様たちが大勢行っておられて、皆さん、ビリー・ハーパー(ts)達、実力派が揃った白熱のプレイに感動しておられました。東京で充実のコンサートに行った仲間も、HPの掲示板のためにレポートしてくれました。私はお店があるので行けなくて残念・・・
ルーファス&ベーシストたち    左から、宮本在浩、ルーファス、田中裕太、
ルーファス・リードはいつも若いベーシストたちへの指導や励ましを怠らない心優しき巨匠です。

   コンサートがハネた後、久しぶりに大阪に来たスタンリー・カウエル(p)ルーファス・リード(b)を迎えて、二人をこよなく愛する常連様や寺井尚之ジャズピアノ教室の生徒達、ミュージシャン達が集まり、深夜、ささやかな歓迎会を催しました。
NYアップステイトのゴルフ・コースで その昔NYで、アップステイトまでドライブで連れて行ってもらったことも。(’89)

 ルーファスとは10年ぶり、スタンリーとは15年ぶり!本当に久しぶり!大学の大先生になるまでは、頻繁に来日し、殆ど毎年OverSeasでコンサートをやったり、アフターアワーズに遊びに来たり・・・スタンリーは自宅に泊りに来たこともあります。浴衣を貸してあげたら、膝丈になってびっくりしたのを覚えてます。あれから10数年…テンパス・フュジット、月日の経つのは速い。
 でもOverSeasの長年の常連様は、二人がOverSeasで聴かせてくれた名演の数々を決して忘れてはいなかった!
 寺井尚之The Mainstemは歓迎に、二人を迎えられた喜びを表して、タッド・ダメロンのOur Delight と、スタンリーのおハコだった超速のJust One of Those Thingsを演奏!私は、特製スパイシー・スペアリブや地鶏のローストを心を込めて作った。それにパノニカ・マダムが差し入れてくださった中央卸売市場のお寿司に舌鼓。15年前のマダムとのツーショット写真を見てウルウルしたり、マイクを持った寺井尚之の思い出話にうなずいたり笑ったり・・・何よりも、皆の笑顔と温かい歓迎に、二人は大喜び!
「スタンリーは昔はもっと大きかったけど、年とって縮みはった。(ルーファスが“シーッ”とジェスチュアで最高のオブリガード)・・・しやけど、わしも髭と頭が真っ白になってしもた。わしらみんな同じように年取りました・・・(爆笑の歓迎スピーチで。)…
 スタンリー・カウエルは、フラナガン師匠やハナさんと同じように10th ボイシングを駆使し、ブラック・ミュージックならではの重厚な威厳のあるサウンドを聴かせることの出来る最後の巨匠や!(寺井尚之)
 
オバンになった私を二人に見られるのが恥ずかしかったけど、再会できた喜びはそれ以上!口では言えないくらい嬉しかった!歳を取るのはいいもんだ!
 翌日、移動で忙しい中、二人からお礼のメールが来ました。昔の仲間が集まって、温かなメッセージをくれた事に二人とも感激したと書いてありました。
  あれほどの巨匠達を感動させた皆のホスピタリティはすごいね!OverSeasは、自慢じゃないが豪華なものは何一つないけど、お客様たちのヒップな心意気が、うちの誇りです。
 ぜひいつか、スタンリーやルーファスのコンサートをやりたいものです。その時はぜひ皆さんも来て下さい。
 今夜の東京でも沢山の皆さんが、スタンリーの圧倒的なピアノと、包み込まれるようなルーファスのパルスと音色を楽しんでくださるように祈ります。
CU
 

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