トミー・フラナガン公認ファンクラブのこと

 蒸し暑い大阪の夜、今週はフラナガン公式ファンクラブ「トミー・フラナガン愛好会」幹部、石井将浩、貴子御夫妻がはるばるOverSeasを訪問してくださいました。
 1991年結成の『フラナガン愛好会』の本部は横浜で、トミーはいつも愛好会のことをヨコハマ・ピープルと親しみを込めて呼び、愛好会のユニフォームになっているネイビー・ブルーのウインド・ブレーカーがお気に入りでした。現在夫妻は横浜市役所をアーリー・リタイヤメントして、住み慣れたハマを離れ、富士山麓の山中湖村で絵本館を開設されているのだけど、ダイアナはそんなことお構いなしに今も「ヨコハマ・ピープル」と呼んでいる。
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 愛好会とOverSeasのお付き合いは’94に寺井尚之がデビュー・アルバム“AnaTommy”をリリースした時からで、以来何度となく寺井尚之のライブに泊りがけで来て下さったり、OverSeasならではのスペシャル・コンサートには必ず足を運んで下さっています。生前のトミー・フラナガンのコンサートも、’96以降は、全部出席してくださっていたから、フラナガンは大阪とヨコハマはすごく近いと思っていたかも・・・週末に来館者が集中する絵本館をオープンしてからはトリビュート・コンサートの日には、絵本館でトリビュートのCDRを一日中かけて下さってます。
ishis_on_wed.JPG 今週の火曜日デュオは、菅一平(ds)さんが参加のThe Mainstemが真摯に演奏、水曜日の”Echoes”は私の予想通り爆発し、愛好会を歓迎!
 フラナガンの晩年には愛好会でNYツアーを敢行し、ヴィレッジ・ヴァンガードに出演するフラナガンを喜ばせ、現在も山中湖で例会を行っているみたい。「寺井尚之ジャズピアノ教室」のパーティに団体でご参加いただいたこともありました。会員数は良く判りませんが、石井夫妻以外にも錚々たるメンバーが一杯!トミー・フラナガンの膨大なディスコグラフィーを網羅するサイト(ジャズ講座の資料作成の時に、このサイトからしょっちゅうジャケ写真を拝借させていただいてます。)を運営し、文章力に長ける酒豪、和田氏や、オクスフォード大学で法律を学んだプロフェッサー須藤など、来阪されると皆さんOverSeasに立ち寄ってくださってます。
 噂によると、近々ジャズ雑誌に「トミー・フラナガン愛好会」が紹介されるということなので、記事を拝見するのを楽しみにしてます。
 「森の中の絵本館」では、一日中トミー・フラナガンもしくは寺井尚之のレコードが流れているそうです。私も行ってみたい!夏休みに山中湖方面に避暑に行らっしゃる方はぜひ一度覗いて見てください。
CU

「トミー・フラナガン公認ファンクラブのこと」への5件のフィードバック

  1. ほんとうに世話になりました。オーバーシーズへうかがうようになって様々な音楽の聴き方を教えていただき楽しみが一層広がりました。今もうかがうたびに広がります。また、うかがいます。ありがとうございました。

  2.  館長ご夫妻にお会いすると、言葉がおきれいなので、ガラッパチの私はいつも少し緊張します。でもいつもすごく楽しいです!!
     ミュージシャンたちも感激! 
    トミー・フラナガンの言葉を借りるなら、We’ll Be Together Again!
     

  3. ご無沙汰しています。横浜の和田です。9月号の「ジャズ批評」はフラナガンとデューク・ジョーダンの特集。先日、東京・日暮里の編集部を訪れ、打ち合わせをしました。寺井さんご夫妻に教えていただいたことをどのような形にしたら良いのか、思案している最中です。フラナガンを特集するのに、寺井さんに登場していただかないと間抜けな結果になってしまいますから、前回インタビューさせていただいた人を通じて、再度インタビューのご依頼させていただきたいとのこと。その節は、よろしくお願いします。

  4. >石井ご夫妻さま
    今回もありがとうございました♪楽しんでいただけましたでしょうか?
    先日の大阪は高温多湿…。
    きっと、ビックリされたのでは?と思います。
    今度、富士山麓の山中湖村へ招待願います。暑いのはイヤです。
    また、お会い出来るのを楽しみにしております。 鷲見和広

  5. 鷲見様
    いつも楽しい、素晴らしい演奏をありがとうございます。毎週聴けないのが残念です。山中湖にぜひ来ていただきたいのですが、費用がはらえそうもないです、宿泊との飲食はなんとかします。横浜のあるジャズスポットではそこのミュージシャンとお客でスキーツアーなんかやってたのを昔みましたが・・・・。来ていただけたら楽しいでしょうね。
    珠重様
    トミー・フラナガン愛好会の会員はばらばらに山中湖にきているなが15人くらいです。フラナガンがいらっしゃったころは30人くらいだったのですが。フラナガンに会員は何人くらいだと聴かれ25人くらいとお答えしたこともありました。フラナガンはリーズナブルとおっしゃてくださって隣にいたレイ・ブライアントの肩をたたいていたのが懐かしいです。なお、我々の言葉は全然上品ではありません。我々や和田氏は横浜の下町?で京浜急行という私鉄沿線の生まれです。そういえば以前熊本からいらっしゃた方もその沿線のお生まれで珠重さんに同じ話し方と言われたことも。
    また、うかがいます。

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