OverSeas2月のイベント

 阪神・淡路大震災から18年、あの時、OverSeasのあったビルは2階から上の窓ガラスが粉々になり、それでもランチを作って昼過ぎまで営業したのが昨日のことのようです。

 今週の月曜お昼に開催した「楽しいジャズの歴史」、新たにジャズを聴いて行こうという新しい仲間も増え、文字通り楽しい集いになりました。

 来月の休日にも、2つの講座を開催します。ご興味のある方はぜひお越しになってください!

その①:【日時】2月3日(日) 正午~2pm
テーマ:George Shearing pianist

【受講料】2,100yen

 

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  ジョージ・シアリング(1919-2011)といえば、「バードランドの子守唄」や、ヴァイブやギターで繰り出す、いわゆるシアリング・サウンドのイメージが強いかもしれません。

 

 でも、ジョージ・シアリングの本当の魅力は、そこだけにとどまりません。最高のテクニックと完璧なタッチを持つヴァーチュオーゾ!パーカッシブにガンガン弾けばダイナミックな演奏ができると信じている方は、ぜひ映像と音楽を体感してみてください。ピアノを「弾く」ということの本当の意味が実感できると思います。

 同時にシアリングは“Play”という言葉の意味を知っている人でもあります。生来の音楽的センスの良さと、ボーダーレスにどんな音楽でも、自分の栄養として取り込んでしまうモダンアートのようなコラージュ、例えば、ベートーベンのピアノソナタ14番「月光」からコール・ポーターの「Night and Day」に入っていくアレンジも、シアリングが演ると、200年以上の年月を一緒にタイムスリップしているような不思議に自然な高揚感を味わうことができます。

  ロンドンの下町生まれ、パブのピアニストとして出発したシアリングは、ラジオで人気を博します。第二次大戦後渡米、サラ・ヴォーンの対バンとしてスタートしてから、たちまち人気者になり、「バードランドの子守唄」や「9月の雨」で破格のギャラを稼ぐスター・ピアニストとなりました。そのため、同世代の黒人ミュージシャンの中には反感を持つ人も多かったようです。でも、トミー・フラナガンはシアリングが大好き、寺井尚之に聞かせたいピアニストの一人でした。

 生来盲目だったシアリングは、生涯「色」というものを知らずに過ごしましたが、彼のサウンドのカラーパレットは無限!ぜひ2月3日(日)に一緒に観ましょう、聴きましょう!

 

その②:【日時】2月11日(月、祝)   正午~  

テーマ:Billie Holiday singer

【受講料】2,100yen

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   ビリー・ホリディ(1915- 1959)は、このブログの「対訳ノート」にも頻繁に登場してきました。とにかく、トミー・フラナガンを始め、多くのミュージシャンに大きな影響を与えた歌手です。「スキャットをしないからジャズ・シンガーでない」というような文章を読んだことがありますが、この講座に来れば、真実が明らかに!

 売春、暴力、刑務所、麻薬、彼女を食い物にする男たち、彼女の人生には、スターにつきものの、ありとあらゆる不幸な出来事に溢れています。

 南部で頻発していた黒人に対するリンチに抗議した「奇妙な果実」を歌ったことから、ビリー・ホリディの名声は更に大きなものになりましたが、麻薬癖を摘発され、キャバレーカードを剥奪されNYのクラブ出演ができなくなったのはのは、当局の見せしめ的な所為があったのかもしれません。

 そんなビリー・ホリディの人生よりも大きなドラマは彼女の歌唱の中にあります。

 今回は、数多くあるレコードの中から、ホリデイ・マニアを自認する寺井尚之が選りすぐりの歌唱をセレクトして、歌詞対訳を観ながら解説していきます。

 ビリー・ホリディって名歌手と言われてるけど、イマイチピンと来ないな~ そう思っている方にこそ参加していただきたい講座です。

 2月の休日は、ぜひOverSeasで! 関連サイトはこちらです。

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