Eric Alexander Quartet
   
エリック・アレキサンダー(ts)カルテット
1999年12月7日(火)

●ERIC ALEXANDER  エリック・アレキサンダー tenor sax
1968年生まれ。1991年のセロニアス・モンク・コンペティションで銀賞獲得以来、NYに進出。92年より精力的にアルバムを発表し、若手としては異例のセールスを記録。重量級のブロウと端正なルックスでファンを魅了するジャズ界の貴公子。
●HAROLD MABERN  ハロルド・メイバーン piano
ウェス・モンゴメリー、マイルス・デイビス、ジョージ・コールマン、リー・モーガンをはじめとする大物達と活躍してきた渋いベテランピアニスト。アレキサンダーがジャズの名門校、W.パタースン大に在学中の恩師でもある。
●NAT REEVES  ナット・リーブス bass
ソニー・スティット、バリー・ハリス、最近ではジャッキー・マクリーン等と活躍、手堅いサポートを身上とする中堅ベーシスト。
●GEORGE FLUDAS  ジョージ・フルーダス  drums
1966年生まれ。シカゴ在住ながらNYからライブやレコーディングの声がかかる実力派。トミー・フラナガントリオがヴィレッジ・ヴァンガード出演の折、ルイス・ナッシュの代役に抜擢されたこともあるドラマー。

演奏曲目
Maybe September(Percy Faith)
Cherokee (Ray Noble) その他

とにかくエリック・アレキサンダー!今をときめくテナーの雄。Over Seasに月1回出演するテナー奏者・荒崎英一郎氏より、「めちゃめちゃ男前やで、彼」と言われて期待していました。ちょっと太めになっていたけれどジャズ界には珍しい正統派好男子、でもちっともスターぶらず普通のナイスガイでした。お父さんの仕事の都合で、神戸で子供時代を過ごした彼はオロナミンCで育ったんだとか。本当によく育ったものです。あのハイパワー演奏が巨人軍と同じエネルギー源だったとは・・・

とにかく
エリックもリズムセクションのハロルド・メイバーンたちも全員凄く良い人たち。来日した翌日で疲れているはずなのにそんなことはおくびにも出さなかった。それどころかPM4時前からサウンドチェックを開始して吹きまくり、そのまま本番に突入。吹けば吹くほどパワーアップし、そのまま10時半までブッチギリ。合間もバンド全員がすごく仲良し。
メイバーンは遠くから見ると大きくて怖い感じだけど、めちゃくちゃ良いおじさんでした。本当に気持ちの良い人たち、熱血ジャズをありがとう。終演後、いつもと違ったピアニストにたたきまくられたピアノが、ちょっと疲れた風に見えて可哀想だったけど。


当店スタッフとの記念撮影


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