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 FEEDBACKS
OverSeasのミュージシャン達(敬称略)


鷲見和広(b)(談)
 
一番印象を受けたのは何と言ってもレパートリーですね。ほんまにOverSeasの為のスペシャルなものでした。僕がいつもやっているレパートリーで、隅々まで知っている曲ですから、ムラーツのやっていることが、まるでスローモーションのように見えて、90%判りました!(出来るかどうかは別ですけど。)“ああ!そうやってたんか!!”という技も2,3盗めました。「聴くより見ろ」ですね。
 今回は、ベースがよりフィーチュアされていたんで、かなり勉強になりました。収穫大!

宗竹正浩(b)
(談)
 
凄かった!! この一言が全て。

倉橋幸久(b)
(談)
 
ドラムのテリー・クラークは、昔、ジム・ホール(g)のトリオで観た事がある。その時はキラキラした感じだったが。今日はザラついたサウンドで、どっしりしていて、とても良かったです。
 ベースのムラーツは言わずもがな…以前から何度も観ているけど、もっと軽やかなサウンドだったと思う。今日はより重みがあって、NYと言うより、ヨーロッパを強く感じた。「巨匠」の印象をひしひしと感じる、力の抜けた演奏で良かった!

宮本在浩(b)
 
見ていてすべての人が感じたかも知れないですが、本当に軽くさわっているだけでクリアに音が鳴っていて、ハイポジションを弾いても速いフレーズでもやわらかくスムーズに動くので、見ていてベースという楽器がとても簡単そうにみえました。

家に帰って真似してみましたができませんでした。

とても落ち着いていて余裕があり、頭の回転がめちゃくちゃ早く、次々と出てくるフレーズやアイデアに、それをすべてこなせるテクニック。目の前で神業を見ることができた至福の時間でした。ありがたや、ありがたや…。


河原達人
(ds)(談)
 テリー・クラーク(ds)ほんま良かったですわー!
 
  セッティングやチューニングへのこだわりが凄くある人でしたね。シンバルも7枚持って来てはりました。どのシンバルもわざとデコボコにしてある中国のドラを作っている武漢(ウーハン)や、ジルジャンのOld K,これは真ん中が割れてました。どれもこれもこだわりのあるものばかり! 僕に色々説明してくれはりました。
 フラットなシンバルが好きというのは、コニー・ケイやシェリー・マンの影響を受けてはるのかも知れません。ペダルはスピードキングでした。ビッグバンドでも、ジム・ホール(g)みたいな繊細なセッションでも対応出来るのが納得。日本製のTAMAのスネアも、長年使い込んだものでした。
 
 ドラムのサウンドはドライ!サステインが少ないチューニングをして、タイトでダイナミクスの出るように計算しつくしてはります。レコードで聴いたことのあるティンパニーみたいなサウンドも、どうして作るのかも判りました。
 とにかく音楽をよーく判っている人です。末宗俊郎(g)も気に入ってるドラマーです。
 今回はユニットとして完璧やったんやないですか? もしもドラムが違う人やったらあの音楽は出来へんかったと思います。ス・ゴ・イ!

菅 一平 (ds)(談)
  テリー・クラークは、本当に笑ってしまう位凄かったです。シンバルとか、セッティングに神経が行き届いていて、こだわってる人やなあと、感心しました。スネア・ドラムとタムの高さが凄く離れてました。背筋をピンと伸ばして叩かないと、無理なセッティングですわ。それから凄く太いスティックを使ってはりました。ルイス・ナッシュやったら一番細手なんですけど、あの方は、鼓笛隊みたいな太いので、繊細にダイナミクスの出し入れをしたはりました。
 コンサートの後、チューニングを全くそのままにしておいて下さったんで、めちゃめちゃ勉強になりました。


お客様のコメント(敬称略)


 あやめ
最高の演奏で感激です!
本当に素晴らしい演奏で、とっても楽しかったです。
ムラーツ様の音、もうなんともたまらなく、凄かったです。もう、言葉では表現できないすごさでした。

テッド氏もクラーク氏も、最高に楽しそうな様子で演奏されている姿が素晴らしかったです。

また次回もぜひぜひOverseasで演奏される機会があることを願っています。

ありがとうございました。

 千里山のドラムスコどす!
 なんと美しい音楽の世界なんでしょう!厚みがあって美しいテッド氏のピアノ!パワー溢れるスティック捌きなのにうるさくないテリー氏のドラム、シンバル、スネアー、トムトムの楽器本来の音色をたたき出す名手!そして重厚かつ繊細で美しいムラーツ氏のベース!
その上、トミーさんのレパートリーの連続!なんかトミーさんが現れたような錯覚になりそうで、アンコールのIN A SETI・・・・・のあまりの美しさに涙腺が緩み危なかったです・・・・・!
TRIO、3人の強烈なビートと音圧の凄さ、美しさにノックアウトされて、無意識のうちに電車に乗り、帰路に着いた今夜でした

 ANN
 昨日はすばらしいひとときをありがとうございました!本当に凄い演奏でした。上手い人って違いますね。一音一音がきちっとしててしかもすごく美しい音で、聴いててすごいリラックスしていられます。聴かないと・・と余計な神経使わなくても自然に耳から心地良く入って来て頭も体も清々しくしてくれます。いつもお店で聴き慣れた曲も非常にレベルの高いオリジナリティに優れたアレンジでさすが!と感動させてもらえました。2セット聴けなかったのが残念ですが、本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきありがとうございました!

 PON from 石川
 
  テッドローゼンタール氏の大阪、石川での2週続けてライブを体験することが出来ましたので、遅くなりましたが、コメントさせていただきます。

ジョージ・ムラーツ氏の演奏はベースの奏法でこんなことまで出来てしまうのかという部分や、一音一音のニュアンスの付け方がとても決め細やかで本当にびっくりいたしました。
ランニングの音ひとつでも、ぽこぽこしてないというのか、柔軟かつ、キレのある音、とても印象的でした。
ドラムとの掛け合いもとても空気を楽しんでおられた部分と
ピーんと張り詰めた感じの部分と、さすがでした。

テッド氏の音は都会的な音選びという印象を受けました。
石川での会場は少し広かったのですが、運良く一番前で聞くことが出来ました。後姿ばかりでしたが、今回はステージが高かったので、足元も見えました。でも、まだまだペダルのよしあしの勉強がままならん私ですので、タップをどのテンポかとか、どっちで踏んでるかくらいしか分かりませんでした。

石川では、チャイコフスキーや、モーツアルトなどのクラシックの曲をアレンジした曲か4割くらいでした。
テッド氏のとても細かく、息の長いフレーズがまとめ上げるときの終了時の音のバランス(タイムと音量、ともに)に集中して弾いている音はやっぱりすばらしくとても美しいなあと思いました。

モモクリ柿右衛門
 勝っても負けても虎命:
 3日連続でジョージ・ムラーツの演奏に接して少々のぼせ気味やったので、本来あるべき姿に戻るべく今日は甲子園に野球を観に行ってきました。プロ野球もジャズと一緒で現場に足を運ぶと3次元の空間で感動を味わうことができます。松坂のホームランを生で見たというのは、ジョージ・ムラーツ・トリオのライブを聞いたというのと同じくらい価値があるのではないでしょうか?


アクビ 
MUCHAS GRACIAS(^-^)

  こんばんは☆書き込み遅くなりましてスミマセン!!でも忘れられない素敵な1週間でした。
 ジョージ・ムラーツ様トリオ、とっても楽しかったです!!テッド氏のソロを弾き終えた直後の満足気な表情も忘れられないし、テリークラーク氏のドラムも繊細で鋭くて、あんなに間近だったのに全然うるさくなかったです、というより心地良かった。そして、ムラーツ様は、大きな大地に包み込まれるような暖かい演奏で本当に感動しました。Parisian Thoroughfareのあのフレーズを生でこの耳でこの目で聴けて、本当に全身鳥肌でした!!あぁ〜最高!!いつまでも浸っていたかったなぁ〜♪
とても素敵なチャンスを下さってありがとうございました。
Hasta Luego!!!


maha
 ムラーツ3 :素敵な演奏、ありがとうございました。
ムラーツ様のオーラのある音色に感動しました。
演奏終了後、テッド様が、「3セット目を始めようか?」と、おっしゃっていたのを聞いて、凄く楽しんで演奏されてたんだなと思いました。
また、ぜひ演奏を聴きたいです。


のんこ

 ライブ、ブラボーでした!!!
なんだか、ほんま、芳醇な感じで、チョコレートとブランデーが欲しくなる演奏でした!
ものすごい、楽しそうだったのが印象的!だけど、ものすごい正確な感じ〜。
うっひょ〜って、なってました。うへ。よく分かりませんね。

だ〜は、
「あれは、写真の人なん???あの人がああなったの?」と、なんだか、しばらくびっくり気味でした。
しかしみなさん、ダンディでしたねえ〜!
言葉が良くわかんなかったのが悔しいですが、粋な立ち振る舞いで、チョイワルを感じたのであります。
ほんとに、すてきな演奏をありがとございました。
よろしくお伝えください・・・

よーく from 福岡
行った甲斐がありました。
私がジョージさんを生で観るのは、MTトリオ、ATグループに続いて3回目でしたが、やはり自己のグループだと違いますね。
何か重しが取れたみたいで、超絶テクてんこ盛りののびのびプレイ。
テッドさんやテリーさんも凄い。
こういう人たちにこそ九州に来てもらいたい、そして本物とはこういうもんだということを知らしめてほしいと思います。
ハナさんが来てから4年、モンティさんに至っては6年経ってるしなぁ…


むなぞう
 感激・感動!
 昨夜のジョージ・ムラーツ氏のトリオでのコンサート、感激・感動しました!
特にPassion Flowerでのベースの音色が美しかったです。Three In Oneでのトリオのスイング感も凄かった。他にも1stセットからオーバーシーズを意識した選曲ばかりで、本当に念願のムラーツ氏の演奏が聴けたという感じです。
最後のアンコールが終わっても、まだまだもっと聴きたいと思ってしまいました。

ありがとうございました。またムラーツ氏のコンサートをOverSeasで聴きたいです。


しょうたん
 Mr,George Mraz :今日は、ほんとにすばらしいライブを聞くことが出来ました。本当に有難うございます。
僕にとってジョージ・ムラーツさんは、ジャズベースのすばらしさを教えてくれた恩人です。(勝手に僕が思っているだけですが…)
長年、何時か彼の生演奏を聞きたいという願いが今日叶いました。

彼からもらったサイン・感動…一生の宝物にします。
※次は、通しでチケットを手に入れれるようにしっかりとリサーチしておきます。

本日は本当に有難うございました。
ジョージをはじめ、皆さんによろしくお伝えください。


けんいち
 凄すぎました!!

 来店するや否や、しゃぶしゃぶを囲むスペシャルゲストの皆様方が目に入りとても驚きました(笑)
今日は師匠ののお誕生日でもあり(お誕生日おめでとうございます!)、本当にスペシャルな日でした。

OverSeasの中はとてもアットホームな雰囲気で、ライブもお馴染みの曲ばかり。
師匠へのバースデイソングもあったりと、とても楽しかったです!!

なんだか、夢のような数時間でした。
明日が待ち遠しくて仕方ありません。

本当にありがとうございました。
明日は何が聴けるのでしょうか・・・。
楽しみにしています!!

大石麻維子(ピアニスト)
 「Over seas」にジョージ・ムラーツ(b)聴きに行きましたよ♪♪
もう大好きなベーシストで、特にリッチーバイラークとのpiano Trioなんか好きです。
バイラークではありませんでしたが、何とピアノトリオで来るとの事!!
ピアノ(テッドローゼンタール)も素晴らしい!とマスタ~一押しpfの事ですし。
これは何が何でも行かなくちゃ!!
もちろんですが超満員、そしてベーシストがちらほら。いきなりピアノとベースでテーマユニゾンの難曲。
そして何て速いパッセージ!!
ピアニストばりに速い!!

そして中盤くらいに待ってました〜〜アルコ(弓弾き)〜〜\(^o^)/
もうイントロから凄い事やってのけました。目が点に・・・(・.・;)
そして何と美しい音色〜☆★☆
至福の一時。
まさに夢のような時間とはこの事を言うのでしょうか・・・

今年観た中でナンバーワンのLiveになりそうです♪
大石まいこblogより。)

Cappucino                
  昨夜は素晴らしいコンサートを拝聴でき感謝です。 ジョージ・ムラーツ氏のベースは見事です。指の広がり・力に驚き。お人柄もとてもワンダフルです。ゆったりとした貫禄や遊び心が更に聴き手側に安堵感をもたらせます。講座で習ったパッション・フラワーも聴けて嬉しいです。

  テッド・ローゼンタール氏のピアノはとても美しい音色でした。 華麗に舞うピアノ・タッチだけではなく、バッキングでもきっちりと歌心を表現していました。スムーズに動く指・躍動感にも感動。 アンコールのセンティメンタル・ムードの溜め素晴らしかったです。
 テリー・クラーク氏のドラムスは、ミムラさんのBBSに「風」と書きましたが味付けというか、ふっと風を入れるタイミングが素晴らしいです。力みのないドラミングが心地よく響きます。 Over Seasがホールと化したような音の広がりに驚きました。 優秀なミュージシャンさんならではの観客を巻き込むテクニックに感服です。 ビギナーの感想ですが、皆様にも宜しくお伝えください。 素晴らしい企画有難うございました。


児玉勝利
 今回のジョージ・ムラ−ツ・トリオのライブは、何とも間の悪いことに仕事の都合で2ndセットのみチケットを購入した。ために、当日は内心、悔しい思いを抱えてオーバーシーズに向かうことになった。
 
  2ndセットが始まる間際に駆け込んでほっと一息、メンバーの紹介後に演奏された曲がPicturesqueだった。聴いた途端、僕としては、悔しいいけれど一本取られたと感じた。もちろんジョージ・ムラーツ自身の曲ではあるけれど、それ以上に、僕にとっては、馴染みの寺井〜鷲見コンビでの馴染みの曲、その曲を取り上げてくれているのだから。
 
     ムラーツ・トリオのプレイは、どの曲も魅力的なものだったけれど、僕としては、やはり特定の曲が強く印象に残る。PicturesqueとDenzil's BestそれにPassion Flowerだ。トリオの演奏を聴きながら、おぼつかない記憶を辿って普段耳にする曲の運び比較してみる。テーマから馴染んだ間合いや曲の運びが違う。すると、そこからの展開はどうなるのか、興味をかき立てられて何だか身を乗り出したくなる。
 
2ndセットのみ、1時間余りの演奏しか聴けなかったが、この1時間余りの時間を存分に楽しませてもらった。
 それにしても、トミー・フラナガンやローランド・ハナさんは亡くなってしまい、重厚で風格のある人が少なくなってしまった。ジョージ・ムラーツは、そんな中での数少ない風格の感じられる人だ。風格のある人の風格のある演奏を聴く機会を持てたのが嬉しい。
 
   寺井師匠、こんな機会の設定また頼みます。それも今度は2セットとも聴けるような日程で。


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