第23回寺井尚之ジャズピアノ教室 発表会
 2013年1月27日(日)

 1998年、師匠トミー・フラナガンが病気に倒れた事から、デトロイト・バップ伝承の熱意に燃えた寺井尚之が開いたジャズピアノ教室。ピアノ以外のミュージシャンのためのジャズ理論教室と共に、アマチュア、プロ、学生からシニアまで、ピアノだけでなく、多彩な楽器でジャズの自由なアドリブを志す生徒達が熱心に稽古しています。
 
■ 当教室の特徴
  • 予めアレンジされたジャズ曲を弾くのではなく、ジャズ本来の“即興演奏”を目指し、創作する力を身につける。
  • ピアノ美しいタッチで弾かなければならない。打楽器のようにガンガン鍵盤を叩かず、ピアノ本来の美しいサウンドを引き出すこと。ピアノ以外の楽器も同様で、音色のコントロールが必要です。
  • 合理的に近道で目標を達成すること。

 本発表会の出場資格は“自分で創ったアドリブをする事”。各自の発表曲について、ちゃんと演奏解釈をして自分だけのバージョンを作った演奏者だけが出場出来るのです。

 師匠、寺井尚之の一音も聴き漏らさぬ集中力と真剣な審査ぶりも、発表会の大きな見所、聞き所です。

 色々な経歴や環境の皆さんが集まり、日頃のレッスンで実力を蓄えて挑む発表会、演奏に耳を傾ける先輩や後輩の熱いまなざしも私に大きな感動を与えてくれます。
 寺井尚之ジャズピアノ教室とは? 

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<目次>

鉄壁サポートメンバー!
各賞
御礼

高内容!第一部
みんなのお手本に!第2部

サポートメンバー
宮本 在浩(ベース)
Zaiko Miyamoto
菅一平(ドラムス)
Ippei Suga
 1975年1月4日生まれ。
  "The Mainstem" のレギュラー・ベーシストとして、実力、人気急上昇中。

 2002年、仕事中の事故で右手に大怪我をするが、強靭な意志で奇跡的にカムバック。家業は大阪が世界に誇る町工場、妻も子息も妹も音楽をたしなむ音楽一家。 
稽古熱心で楽曲に対する理解も深く、真摯な態度に共感を持つファンが多い。

 発表会では、生徒達と同じ視線で、レパートリーを徹底的に研究してから演奏に臨む最高のフォロー役。
 1975年2月26日生まれ。
 実家は八尾市の老舗古書店、大仙堂。
'95年から松本誠(p)3で活動。'96年に OverSeasトミー・フラナガン3ライブでのルイス・ナッシュに深い感銘を受ける。
 '04年から寺井尚之と共演を重ね、The Mainstemのドラマーとして、スケールの大きい斬新で繊細なプレイを展開中。
 発表会では、持ち前の気配りで、生徒達が日頃の練習の成果を出せるようサポートに徹する。

審査委員長:寺井尚之



各賞受賞者(次点略,敬称略、氏名は本人の希望する場合ニックネームになっています)

★最優秀賞 該当者なし
*「殿堂入り」あやめ会長は対象外
★ 構成賞:あやめ会長
★タッチ賞 ネネ
*「殿堂入り」あやめ会長は対象外
★Ad-lib賞あやめ
★スイング賞:あやめ
努力賞 該当者なし
★パフォーマンス賞:
はもかな

★新人賞 該当者なし 「殿堂入り」あやめ会長対象外
★努力賞 該当者なし 「殿堂入り」あやめ会長対象外

発表会開催ご協力ありがとうございました!
録音、CD制作、写真撮影:You-non様

文字通り発表会のために駆けつけてくださったYou-non氏!奥様は発表会各賞の殿堂に入る、あやめ会長です。

記念品:楽譜ファイル
グレイスピアノ サービス
ピアノ調律:川端定嗣様
*調律とピアノに関するお問い合わせはグレイス ピアノサービスへ!0725-33-9808

”ヌヌー”の極上スイーツ :山口ヒデ子さま


<高内容!第一部>
あやめ会長が名司会で後輩たちをバックアップ!


1. nao My One & Only Love
  今回が2度めの発表会となったnaoさん、イントロやトニックマイナー理論を勉強するためのバラード(課題曲U)で出場。
 ご主人の笑顔に見守られながら、着実な進歩の跡を聞かせてくれました。(ご本人の希望で写真掲載なし。)
  
2. はもかな  (ハーモニカ) w/ 寺井尚之The Mainstem)
Fly Me to the Moon
On Green Dolphin Street
 
  ハーモニカという楽器の持ち味を生かしながら、従来のスタイルにとらわれないジャズ・ハーモニカの「かたち」を寺井尚之と一緒に探求するはもかなさん。厳しい指導にしっかり応えて、2度めの発表会は自由曲2曲!ベーシスト宮本在浩(b)さんも驚愕の上達ぶりを見せてくれました。

 演奏後は、応援のお嬢ちゃんが「ママ、素晴らしかった!」と絶賛。ご家族の応援はミュージシャンに必須ですね。2月は、ハーモニカ・トリオ、「ミネストローネ」で東京六本木STB出演を控え、これからますます期待です。

3. みゆき
Body and Soul

 自己ヴァージョンの作譜力は自他共に認めるみゆきさん、今回は名スタンダード曲、Body & Soul、ライブに通い、ひたすら寺井尚之のフレーズを聴きこんだ成果、濃密な演奏解釈を最後まで弾き通すことができました。

4. ネネ  All the Things You Are
 お仕事仲間のアマチュア・バンドで受賞歴多数。マイペースでじっくり練習を続けてきた成果が、よく出た演奏を聞かせてくれました。飛躍的にタッチの美しさが向上、タッチ賞も納得のサウンドで魅了しました。
  


第2部:みんなのお手本に!
司会はプロにお任せ!はもかなさんです。
1. Hitomi   Hackensack (Thelonious Monk )
You've Changed ( Bill Carey / Carl Fischer )
Walkin' (Richard Carpenter)
 てきぱきと曲を仕上げ、本番が楽しみだったHitomiさん、過労から体調を崩し、やむを得ず欠場となりました。とても残念でしたが、次回に期待をいたしましょう!
 
 

2. あやめ  Nica's Tempo (Gigi Gryce)
 In a Sentimental Mood (Duke Ellington )
 A Sassy Samba ( Jimmy Heath )

  
 大トリはあやめ会長、教室の創設メンバーとして、「発表」というよりは、模範演奏としての出演です。むなぞう副会長が育メン休学、そしてHitomiさんが、まさかの欠場の中、落ち着いて一人横綱の貫禄を見せつけました。
 今年はぜひライブを聴きたいものですね。

 
Hitomiさんの欠場を補う形で、「師匠」寺井尚之がサプライズ出演!思いがけなくJazz Club OverSeasのイチオシトリオのライブが聴けて応援のお客様を喜ばせました。

 

 外野の私にとっては、全員が主役! 入賞した皆さんも、惜しくも賞を逸した皆さんも、出場者達は、皆それぞれに輝いて素敵です。

 次回の発表会は2013年8月、基礎コースのみなさん、今回出場が叶わなかったみなさんも、明日から
プラクティス!プラクティス!
私も用務員として陰ながら応援しています。
 by tamae terai




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