寺井尚之ジャズピアノ教室 第18回発表会速報

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 雨天決行!第18回発表会、満員の大盛況でした。
総勢11名のピアニスト達が名演奏を披露!寺井尚之の講評は激辛でした
各賞受賞者 (敬称略)

  • 新人賞:うっじー、Fatima、
  • 努力賞:該当者なし。(*あやめ 殿堂入り)
  • パフォーマンス賞:スズコ
  • 構成賞:あやめ
  • アドリブ賞:あやめ、むなぞう
  • タッチ賞: むなぞう (*あやめ 殿堂入り)
  • スイング賞: あやめ
  • (最優)秀賞:めー、 (*あやめ 殿堂入り)


現在打ち上げ反省会中でRelaxin’ at OverSeas。
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 八重のチューリップを贈ってくださった山口マダムさまありがとうございました。ご自分の教室の発表会でご欠席だった名調律師、川端さん、沢山の人たちに「今日は川端さんは??」って訊かれました。録音担当して下さったYou-nonさま、いつもありがとうございます!!
The Mainstemのリズムチーム、ザイコウさん、イッペイさん、生徒のみなさん、お疲れ様~
 発表会レポートはHPに近日UPします!
CU

「寺井尚之ジャズピアノ教室」 第18回発表会のお知らせ

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 真冬のはずなのに、雨が多い大阪です。皆さまいかがお過ごしですか?こちらは、発表会直前レッスン、今はアユミちゃんのレッスン中。
 雨が降ろうが晴れようが、発表会は日曜日、大阪国際女子マラソンと同時刻にスタート!
第18回 寺井尚之ジャズピアノ教室発表会
日時:2010年1月31日(日)12:00-16:00
一般見学可(要予約)2,000yen

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 今回は初出場2名を含め、11人のピアニスト達が日頃の稽古の成果を披露します。
年齢、職業、など様々な生徒たちが、寺井尚之の厳しいレッスンに応えて、自分で書き上げた譜面で一生懸命、稽古しました。
 あやめ会長、むなぞう副会長が入門してくれた創設時は、「トミー・フラナガンや寺井尚之が好きだから」という理由でピアノを志したメンバーばかりでしたが、時代は変わった。ジャズ喫茶もなく、ジャズ講座に出てくる名盤すら入手困難な時代、情報社会って何なのさ?最近は入門してからフラナガンや寺井尚之を聴き始める人もたくさんいます。寺井尚之に入門したのもなにかの縁、ジャズを演奏する楽しさ、「ピアノ」という楽器の本当の音色を出す喜びを、発表会で感じてください!
 ピアニスト達を、バンドスタンドで徹底サポートするのはThe Mainstemの宮本在浩(b)、菅一平(ds)、The Mainstemの豪華メンバーです!
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 ドレスコードもなし、司会進行や受付も、全て生徒たちのハンドメイドの発表会、演奏の一音一句聴きもらさず、おもしろくてためになる寺井尚之の講評もお楽しみに。外部の方もご見学になれますので、ご予約の上お越しください。
 明日は寺井尚之”The Mainstem”、寺井尚之の気合も十分、強力なプログラムを用意しています!
 私は大きなお鍋に沢山ロールキャベツを作ってお待ちしてます。
CU

オニの撹乱

 昨日は移転後初めて臨時休業してしまいました。”エコーズ”ファンクラブ会長、コダマさんはじめ、休業と知らずにお越し下さった皆さま、当日に向けて準備してくださっていた鷲見和広さん、スミ・ファンの皆さま、心よりお詫び申し上げます。
lesson10-1-21.JPG本日はいつもどおり、しっかり稽古つけてます。発表会のトリ、あやめ会長と。
 寺井尚之は、長年のピアノ演奏で背骨が湾曲して、腰、肩、肘にバクダンをかかえています。自称マッサージ・ジャンキーのジョージ・ムラーツ兄さんは、この痛みを、「ビバップ痛」と呼び、左腰が凝るのをバッパーの正しい凝り方と認定してます。
 以前、有名な整体の先生に診てもらったら、「あか~ん!骨がゆがんだまま固まってしもてるから、このままにしときましょ~」と簡単にサジを投げられる始末。それで、常日頃から規則正しい不節制をしながら体調を維持しています。
 ところが、年末、正月と、生活リズムが変わり、気候の移り変わりのせいで、とうとう腰痛が小噴火したみたい。朝は元気でOverSeasに出かけて行ったのですが、私が色々用事を済ませて出勤すると、ニョロニョロの筆跡で、「家に帰る・・・」と、家出じゃなくて、「家帰り」の書き置きがあってびっくり!
 例の「失われた歯」のせいか・・・はたまた新型インフルエンザ??と真っ青になったのですが、禁酒&マッサージして早く寝たら、微熱も下がり胃痛もほぼ治って一安心!
 移転前は、スタッフ常駐で朝から営業していたので、寺井尚之が病欠してもライブなしで営業していたのですが、路地裏に移転してからはそういうわけにもいかず、ほんとうに申し訳ありませんでした。
 お見舞いメールを下さった皆さま、ご心配かけてすみませ~ん。金曜のスーパー・フレッシュ・トリオは大丈夫です。でも寺井尚之はバッパーではありますがスーパーマンではないので、For All We Know, We may Never Meet Again♪出来るだけたくさんライブを聴きに来てください(?)
 因みに明日22日はK.g &イマキーとのスーパーフレッシュ・トリオ、23日(土)は、倉橋幸久(b)、菅一平(ds)とトリオでお聞かせいたします!
CU

対訳ノート(23) Never Let Me Go

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 16日(土)の新春The Mainstemの演奏は楽しかったですね!寒い中沢山お越し下さってどうもありがとうございました!
 この日は、バド・パウエル、サド・ジョーンズ、タッド・ダメロンなど、伝家の宝刀デトロイト・ハードバップに加えて、レナード・バースタイン作“Lonely Town”や、古い佳曲“If I Had You”、など、ホロリとするような情感のこもった名演も聴けて、新春に相応しいライブになりました。
 今月のジャズ講座からは、正調(!)”I Hear a Rhapsody”と、JRモンテローズとのデュオアルバムから”Con Alma”、”Theme for Ernie”、”Never Let Me Go”の4曲が取り上げられて、講座に来ていたお客様はニッコニコ!
And_a_little_pleasure.jpg  その中でも、私が好きだったのは、”ケ・セラ・セラ”など、パラマウント映画のヒット・ソングを沢山書いた黄金コンビ、ジェイ・リヴィングストン&レイ・エヴァンス作品、“Never Let Me Go”
 昭和の歌謡曲みたいな切ない歌詞と、ドラマチックなメロディで一度聴いたら忘れられない歌ですね。でも演奏解釈の懐が深い曲。マロングラッセみたいに、甘くて上品な正調ナット・キング・コールもあれば、この間聴いたJRモンテローズのように、胸をかきむしられるように切ないものまで、プレイヤーの解釈の仕方は千差万別。愛されている人の歌にも聞えるし、かつて愛されていたけど、今は愛されていない人の哀しい歌にも聴こえて、大変間口が広い。

live_at_century_plaza.jpg 私が印象に残っているのは、昔ジャズ講座でカーメン・マクレエをやった時に知った『Live at Century Plaza』、ここでカーメンは、別れ話を切り出された女の歌という風に解釈して歌っています。抑制された歌唱ですが、歌い終わったら相手の男性をピストルでズドンとやっちゃうのでは・・・という位切羽詰まった女の凄味、深くやるせない情感が伝わってきて、強いショックを受けました。
monty_alexander_in_tokyo.jpg  それと対照的な意味で好きなのがモンティ・アレキサンダー(p)トリオの演奏解釈、ジャマイカ出身の巨匠らしく、テーマの歌い方が「ネーバレッミーゴー」っとジャマイカン・イングリッシュでハッピーそのもの!ストリート系のカッコよさと正統派のピアノの素晴らしさでバンザーイしたくなるバージョン、モンティ・アレキサンダーって誰やねん?と思う人はぜひ、『In Tokyo』を聴いてみて欲しい。トミー・フラナガンと自宅に遊びに来てくれた’90代当時、モンティ自身も一番気に入っているアルバムだと言っていたので、ジャケットにサインしてもらいました。今はもっと良いアルバムも沢山あります。
 日本語にするとこんな歌詞。因みにカズオ・イシグロのベストセラー小説「Never Let Me Go」の表題曲とは違いますからね。

Never Let Me Go
ネバー・レット・ミー・ゴー

by Jay Livingston / Ray Evans

私を離さないで、
愛しすぎるほど愛して。
あなたに捨てられたら、
生きている実感はなくなる。
あなたなしでは、どうしようもない。
私の居場所はどこにもなくなる。

私を捨てないで、
あなたがいなくなれば、
途方に暮れる。
一日が千時間にも思えて、
どうしていいか判らなくなるに決まってる。

たった一度の抱擁で、
私の人生はすっかり変わった。
最初から恋の炎が燃え盛り、
もう元には戻れない。

私を捨てたりしないよね。
ボロボロに傷つけたりしないよね。
どうか私を離さないで。

 あなたはハッピーエンド派?それともズドン?寺井尚之The Mainstemはもっちろんロマンチックでハッピーエンドのヴァージョンで魅せました。私は、寺井ヴァージョンやキングコールも好きだけど、ビリー・ホリディに通じるマクレエも捨てがたい・・・でも毎日聴くならハッピーな方がいいですね。マクレエのは怖くて毎日聴けないです。
 次回のThe Mainstemは1月29日(金)、ぜひお越しください!
CU

ジャズ講座やウォルター・ノリス(p)さんのことなど・・・

 暖冬予報はいずこ?昨日から大阪もとても寒いです。皆さま、いかがお過ごしですか?
<新年ジャズ講座>
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 OverSeasは新年ジャズ講座から大爆笑、それというのも、新年に寺井尚之のカギ型ブリッジ付きの差し歯が食事中にどこかに消えてしまい、ジョージ・ムラーツの仲良しドクター、梶山せんせいに相談したら、「えらいこっちゃ!腸に引っかかっとったら開腹手術やで!!」と言われ、スッタモンダの末、大きな病院を紹介してもらってレントゲンをかけたけれど見つからない・・・歯はいずこ??? 上方落語みたいなお話でお腹の皮がよじれました。ライブの寡黙な寺井尚之しかご存じない方にはアンビリーバブルかも・・・本題の解説は、音楽的でアカデミック、フラナガンをはじめとするジャズメン達のちょっとしたフレージングやバッキングで判る親密さなど、トミー・フラナガンの弟子にしか、ミュージシャンにしか判らない醍醐味をたっぷり味わうことができました。
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 今回登場したアルバム中、腕の良さがケタ違いだったのは、何と言ってもフランク・ウエスの『バトルロイヤル』!テナー、アルト、なんでもこなす巨匠フランク・ウエスがフルートに専念し、フラナガン、ジョージ・ムラーツ(b)、ベン・ライリー(ds)の最強リズム・セクションがバックアップして、純米大吟醸みたいに淡麗な演奏にうっとり!この作品は2月に後半が聴けるので、ぜひどうぞ!
 個人的に好きだったのは、フラナガンが「親友」と呼んでいたJ.R.モンテローズ(ts)とのデュオ・アルバム『・・・And a Little Pleasure』、モンテローズは決して大スターでも巨匠でもないけど、ハード・バッパーらしい潔さと、歌詞のある曲のセレクションや「歌詞解釈」が好き。独特の野太い音は、一度生で聴いてみたかった・・・今回の”Never Let Me Go”も哀愁が漂って泣けました。タイトル曲、『Pain and Suffering and a Little Pleasure(痛みと苦しみ、そしてささやかな喜び)』は、モンテローズの音楽観なのだろうか?あるいは彼の人生がそうだったのか?ビター・スイートなタイトルが、いかにもトミー・フラナガンの親友らしいです。今年の講座のラインナップは、久々にボーカルも登場するので、また対訳にいそしむことになりそうです。次回は2月13日で、”My Funny Valentine”も登場するようです!
<ウォルター・ノリスさんのこと>
 先週、ジョージ・ムラーツの新しいベースのことを書いたら、偶然にもムラーツの盟友ウォルター・ノリス先生から、「ジョージを新しいベースで聴いたよ!」とお知らせメールが到着!

 ノリスさんは、昨年11月に開催されたベルリン・ジャズフェスティバルのハンク・ジョーンズ3でジョージ・ムラーツのプレイを聴いて、新しいベースをムラーツが、完璧に使いこなしている様子にぶったまげたそうです。確かベルリンのそのコンサートがあのトラベル・ベースのデビューだったと思います。’70代から愛用していたイタリア製の名器に「カナリア」という愛称をつけたのもノリスさんですから、新しいベースにも、何か適当なニックネームを付けて欲しいな。
hank_mraz.jpg2009 11月ベルリン・ジャズフェスのハンク・ジョーンズ3
 因みにコンサート後、ジョージ・ムラーツとハンク・ジョーンズ(p)は、モダンアートと日本の調度品で飾られたノリス夫妻の瀟洒なアパートで再会を楽しんだそうです。
 昨年は、心臓発作に見舞われて演奏活動休止という大きな不幸に見舞われたノリスさんですが、主治医が驚くほど体調が回復しているそうで、とても嬉しいです!今年はベルリンでレコーディングの企画も持ち上がっているそうで、一日も早いカムバックを願うばかり!ノリちゃんがんばれ!
 と、今日はここまで書くまでにダイアナ・フラナガンから電話が4回もありました。今年は不惑の年にしたいけど、メールサーバーも復旧しないし、波乱の予感・・・
明日はThe Mainstem新春ライブで楽しく過ごしましょう。ご予約は電話あるいはメールならtamae.terai@gmail.comまでください。
 お薦め料理は、「かぼちゃとひき肉のグラタン」を作ろう。
 え?寺井尚之の失われた歯はどうなったって?まだ見つかってません・・・Pain and Suffering and a couple of Little Teeth…
CU

新春ジョージ・ムラーツ情報

 新年明けましておめでとうございます!今日の大阪は寒いです!大晦日、K-1の絶叫が響く中でおせちを作ったのも今は昔のTenpus Fugit・・・今週の土曜日はジャズ講座ですよ!もうご予約はされましたか?講座名物、寺井尚之の年頭挨拶も新春初笑いの予感。
 昨日の”エコーズ”はジョージ・ムラーツのお弟子さん、しょうたんこと石川翔太(b)君が遊びに来て2曲ほど演奏してくれました。22歳であの実力はすごいね!・・・今の大学ジャズ研にあそこまで弾けるコがいれば、名声響き渡り、女子部員の憧れの的になるでしょうね。しょうたんは、今年のお盆頃にパスポート更新で帰国予定なので、今度は寺井尚之との本格的なセッションが聴ける予感です。今から楽しみにしましょう!
kg_sumi_shoutan.JPG  ベース三人衆、左から坂田慶治、鷲見和広、石川翔太
 さてお待たせしました、今日はジョージ・ムラーツの新作と噂の新ベースの話題をお伝えします。すでにアニキからはトリビュート・コンサートの時期にお知らせが来ていたのですが、なかなかゆっくりお伝えする暇がなくてごめんね。現在はムラーツ公式HPにも英文で詳細が載っています。
<Coming Soon! ジョージ・ムラーツ 新作リーダー・アルバム >
 ジョージ・ムラーツの新作リーダーアルバムは年末にNJのベネット・スタジオでライブ・レコーディングされました。フォーマットはピアノレスのベース・トリオ!メンバーはかつてOverSeasで共演したこともあるリッチ・ペリー(ts)に加え、ジョン・ゾーンやビル・フリゼールといった”あっち側”の人たちから、ディジー・ガレスピー、メル・ルイスなどこっち側”の人たちまで幅広い守備範囲で活動するジョーイ・バロン(ds)という異色の顔合わせのピアノレス・トリオ!かつてムラーツがジョー・ヘンダースン(ts)3で聴かせた強烈なプレイを思い出しますね!
 もちろん、しょうたんは付き人としてレコーディングに付き合い、物凄い演奏を目の当たりにしたそうです。このライブはアルバムだけでなくDVDとしてもリリース予定なので、最前列で見守るしょうたんもばっちり映っているらしい・・・
 ピアノレス・トリオでジョージ・ムラーツが目論む音楽的指針がどんなものなのか・・・きっとどえらいことを考えているはずです。そしてもうひとつ興味津々なのが、このレコーディングで使用しているムラーツの新しいベースです。
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<ジョージ・ムラーツのNew Baby, B21>
 ムラーツ兄さんが、フランスの名匠パトリック・シャルトンに依頼して、特別なツアー用のコンパクト・ベースをこしらえたことは11月に紹介しましたが、ムラーツ兄さんの楽器は、このB21の進化ヴァージョンというより、ムラーツ+シャルトン・コラボ・モデルと言った方が正しいようですね。
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 「デカい」「傷つきやすい」「安定感がない」と運搬のリスクが三拍子そろったコントラバスという楽器を、世界中を駆け回るベーシスト達のために、21世紀ヴァージョン改良したというB21、僅か12秒でネックの着脱ができて、指板の高さも自由自在、弦楽器の要となる魂柱は1ミリでもずれると鳴りが変わってしまうそうですが、B21ならレンチ一本で簡単に調節可。
本体で一番傷つきやすい個所には、ゴムを埋め込み、f字孔という、あの印象的な二つのホールの形を改良して、楽器が最高に振動するように考えられているらしい・・・・。
 ムラーツのHPに写真が載っていますが、特別ハードケースも非常にコンパクトで通常の海外空路では特別料金がかからないサイズにしつらえてある。さっすがフランス人は細かいね!Très Bien!
<ジョージ・ムラーツの注文とは?>
 ムラーツ兄さんは、こんなB21に更に注文をつけました。それまでにジャズ・ベーシストの為に15台のB21を制作してきたシャルトンも「目からウロコ」の改良版が出来たんです。
 1)魂柱:楽器の中心にあり、不安定な魂柱はツアーの多いベーシストにとって悩みの種、ジョージ・ムラーツは前後から魂柱を固定するという斬新なアイデアを出して、シャルトンがそれを現実化しました。
 2)形状:ムラーツ兄さんの次なる注文は、ベースの不安定な形について。B21はベースが直立している時にネックの着脱を行うので、「それなら独り立ちさせてよ。」ということになり、ボトムの形状がより安定化しました。
 3)サウンド:ジョージ・ムラーツの一番のこだわりが音質であるのは当然!カラフルな色合いとニュアンス、レガートの付き具合など、シャルトンへの要望は数え切れないほどありましたが、結果出来上がったベースのサウンドは世界のジョージ・ムラーツもにんまりするものだったようです。年末のレコーディングに立ち会ったしょうたんも太鼓判でした。
 4)ベースのエッジが「絶対に」痛まないようにしたい! そこでシャルトンはベースのふち飾りとラバー製のプロテクションを組み合わせて、見た目も美しく傷つきにくいデザインを完成!
そのほか、エンドピンがネジなしで、あっという間に調節できる機能や、使用する弦によって変えられる数種類のペグボックス(ベースのてっぺんになるカタツムリみたいな形の糸倉のこと)を開発したり、まさに21世紀型のベースになっているみたい。早く生で聴いてみたいな!
 その結果、ジョージ・ムラーツはシャルトンを「天才」と呼び、弾くのが「楽しい!」「インクレディブル!」と絶賛!シャルトンの工房では、G. Mraz モデルというコラボ版を売り出すことになったそうです。(ご希望の方にはジョージ・ムラーツのサイン入りで出荷できるそうですよ!) *パトリック・シャルトンHP
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 9日(土)のジャズ講座では、おせちに飽きた皆さまの為にビーフストロガノフを仕込んでおきます!
CU