11月イベント(その1)「ジャズ史探訪 よもやま噺」

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 ようやく近所のコンビニに行くにも、半袖では肌寒い気候になってきましたね。11月のイベント紹介します。
over_seas_on_the_alley.JPG この写真は先週の末宗俊郎(g)と時に、k-gファンのフルート奏者が撮影してくださった写真!他にも沢山のショットを、丁寧なお手紙と一緒に郵送して下さいました。デジタル時代に心のこもった封書を頂くと喜びもひとしおです。nobuさん、どうもありがとう!
 さてジャズ限らず文化を愛する皆様の為に、11月2日(火)に寺井尚之のトークショーを開催します。
 今回のテーマは 「JAZZ史」で、お題は 「JAZZ史探訪! よもやま噺」
 皆さんもご存知のように、ジャズはアフリカから奴隷として送られてきた黒人達の文化が、アメリカの地で、ヨーロッパから移民してきた白人達の文化と融合して生まれた音楽芸術です。
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左はジャズの原型ラグタイムが演奏されていたストリーヴィルの高級娼館「マホガニー・ホール」、右は当時の情景を描いたルイ・マルの映画「プリティ・ベイビー」のシーン
 ジャズが産声を上げたのは港町ニューオリンズのコンゴ・スクエアと言われ、第一次大戦までは、その土地で発展しました。色町だったストリーヴィルの娼館の大広間で演奏するジェリー・ロール・モートンがジャズの創始者とも一説には言われています。禁酒法という、日本人から観れば奇妙な法律や二度の世界大戦が触媒となり、ジャズは、様々な文化を取り込み、数多くの天才を輩出しながら発展と衰退を繰り返します。
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 他民族、他文化の国アメリカの文化事情と、ジャズという音楽の変遷は、鎖国しながら独自の文化を育んだ日本の国の私たちにとって、とても興味深い!芸術の秋にぴったりの内容です。寺井尚之が、軽妙な関西弁トークと選りすぐりの音源で、爆笑&感動のイベントになる予定!
 ジャズファンのみならず、音楽ファン、歴史ファン、ご興味がおありでしたら、ぜひお越しくださいませ!
楽しいジャズ講座の夕べ
 「JAZZ史探訪! よもやま噺」
【日時】11月2日(火)7pm~9pm 
【講師】トミー・フラナガン唯一の弟子、OverSeasオーナー、 寺井尚之
【受講料】One Drink付 ¥2,500 (税込¥2,625)  要予約

naito_logo.gif *「大阪ナイトカルチャー」協賛事業

8/27(金) 寺井尚之The Mainstem 予告プログラム

 Dog Days are goin’ on…わが町には、まだ「マイクロ小さい秋」の片鱗も見つかりませんが、郊外では日暮の声が聞こえ出したとか・・・皆様、いかがお過ごしですか?
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 今週金曜日出演のメインステムの演奏曲目予告! 今回はデトロイト・ハードバップまっしぐらの予感!


1. 50-21 (Thad Jones)
2. Out of the Past (Benny Golson) アウト・オブ・ザ・パスト
3. Off Minor (Thelonious Monk) オフ・マイナー
4. Sunset and the Mockingbird (Duke Ellington) サンセット&ザ・モッキンバード
5. Eclypso (Tommy Flanagan) エクリプソ

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1. Almost Like Being in Love (Alan Jay Lerner/Frederick Loewe) オールモスト・ライク・ビーイング・イ
ン・ラヴ
2. I Could Write a Book (Lorenz Hart/Richard Rodgers) アイ・クッド・ライト・ア・ブック
3. Repetition (Neal Hefty) レペティション
4. If I Had You (Jimmy Campbell, Reginald Connelly/Ted Shapiro)イフ・アイ・ハッド・ユー
5. Mean Streets (Tommy Flanagan)ミーン・ストリート

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1. Strode Rode (Sonny Rollins) ストロード・ロード 
2. Smooth As the Wind (Tadd Dameron) スムーズ・アズ・ザ・ウインド
3. Webb City (Bud Powell) ウエッブ・シティ
4. Passion Flower (Billy Strayhorn) パッション・フラワー
5. Tin Tin Deo (Chano Pozo,Dizzy Gillespie, Gill Fuller) ティン・ティン・デオ

 1st set では、デューク・エリントンの名曲、“サンセット&ザ・モッキンバード”が個人的に楽しみ!夏の挽歌として、絶妙の寺井尚之タッチが味わえることでしょう。そして、暑い時に聴く”エクリプソ”は値千金ですね!
 2nd setのお楽しみは、”レペティション”!、『チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス』でおなじみの名曲を、エレガントなストリングスとバードの疾走感を、そのままピアノ・トリオ・ヴァージョンにしてしまう斬新なアレンジは、トミー・フラナガンの弟子、寺井尚之が培ったメインステムの十八番、ジェット・コースターのようにスリル一杯のビバップを味わってください!
 3rd setでは、トミー・フラナガン参加のソニー・ロリンズの名盤、ジャズ・ファン必携の名盤、『サクソフォン。コロッサス』の“ストロード・ロード”に注目します。Strode Rodeとは、「ストライド走行」=大きな区切りでタイムを捉えることが出来れば、スケールの大きいプレイが出来ますよね!鉄壁ザイコウ+イッペイ・リズムチームのプレイが要になりそう!
 ラスト・セットでは、ザイコウさんの弓をフィーチュアした“パッション・フラワー”にも耳が釘付けになりそうです。
 8月メインステムのラスト・チューンは、前回の”マンテカ”同様、やっぱりアフロキューバンの“Tin Tin Deo”!哀愁と歓喜、汗と涙が入り混じるビバップの醍醐味を味わい尽くして、酷暑の8月も過ぎていくのかな?
 お勧め料理はバジル・ソースでチキンや夏野菜を料理しようかと思っています。
 8月のメインステム最終章は27日、金曜日!ご予約のうえお越しくださいませ!
CU

8/21(土) 寺井尚之”The Mainstem”:予告プログラム

mainstem2.jpg 夏休みはゆっくりできましたか?お盆も終わりビジネス街に喧騒が戻ってきました。今週(土)は、寺井尚之トリオ”The Mainstem”で、一緒に夕涼みしましょう!
 上昇気流に乗るメイン・トリオの演奏曲目を一挙予告!


1. Bitty Ditty (Thad Jones) ビッティ・ディッティ
2. A Blue Time  (Tadd Dameron) ア・ブルー・タイム
3. Scratch (Thad Jones) スクラッチ
4. Good Morning Heartache  (Irene Higginbotham/ Ervin Drake/ Dan Fisher)グッドモーニング・ハートエイク
5. Minor Mishap (Tommy Flanagan)マイナー・ミスハップ

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1. Moon & Sand (William Engvick/Alec Wilder) ムーン&サンド
2. Don’t Blame Me (Dorothy Fields / Jimmy McHugh) ドント・ブレイム・ミー
3. Dacquiri (Joe Newman) ダイキリ
4. If You Were Mine (Johnny Mercer / Matt Malneck)イフ・ユー・ワー・マイン
5. Rachel’s Rondo (Tommy Flanagan) レイチェルのロンド

1. Syeeda’s Song Flute (John Coltrane)  サイーダス・ソング・フルート
2. Central Park West (John Coltrane) セントラルパーク・ウエスト
3. High Seas (Kenny Dorham) ハイ・シーズ
4. I Cover the Waterfront (Edward Heyman / Johnny W. Green) 波止場に佇み
5. Manteca (Dizzy Gillespie)  マンテカ

Joe's Hap'nin's.jpg 残暑を和らげる素敵な小品、2-3の“Dacquiri”はキューバ生まれのカクテル、カウント・ベイシー楽団の名トランペッター、ジョー・ニューマン作の甘く涼やかな曲をお楽しみに!
 過ぎ行く夏に似合う曲は、何と言っても2-1の“Moon & Sand”、熱さと冷たさの入り混じった幻想的な夏の夜の砂浜、アレック・ワイルダーの世界を満喫してください。歌詞などについてはこちら!
 「海」に因んだ寺井尚之の名演目は3rdセットにも!ケニー・ド-ハムの“High Seas”でハードバップの醍醐味を、”波止場に佇み”ではロマン派寺井ならではの演奏解釈をお楽しみください。
John_Coltrane.jpg 予備校時代の夏に、たまたま涼みに入ったジャズ喫茶でジョン・コルトレーンを聴いた瞬間にジャズに心酔した寺井尚之、以来コルトレーンは寺井的「夏の季語」、2-1,2-2ではコルトレーンが非常に優れた作曲家であったことが再認識できそう!
ats.jpg 因みにKDの“High Seas”やトレーンの”Syeeda’s Song Flute”は菅一平(ds)が崇拝するアーサー・テイラー(ds)のリーダー作、『AT’s Delight』にソリッドな名演が収録されているので、更に楽しみ。音色や音程がぐっとクリアになった宮本在浩(b)のビートは、ラスト・チューンの”Manteca”で炸裂する予感です。
 カーメン・マクレエ講座で聴いた究極のトーチソング(2-4)も、ばっちりプログラムに入ってます!歌詞を聴かせるピアニスト、寺井尚之の演奏解釈が楽しみですね。
 暑さを忘れさせてくれる涼しげな曲、花火の様に鮮烈な夏の曲、過ぎ行く夏を惜しむ曲、夏の様々な心象風景を、デトロイト・ハードバップと共に、どうぞお楽しみください!
8/21(土) :寺井尚之3”The Mainstem” 宮本在浩(b)、菅一平(ds)
Live Charge  2,625 yen(入替なし、要予約)

9月25日(土) ショーン・スミス(b)リターンズ!

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 昨年9月に来演し、大好評を頂いた寺井尚之の盟友ベーシスト、ショーン・スミスがお彼岸シーズンに再来演いたします。
 ショーンは1965年生まれ、ビル・シャーラップ、テッド・ローゼンタールなど、NYのトップ・ピアニストと頻繁に競演する傍ら、自己カルテットで長年活躍、同時に作曲家としてもグラミー賞候補に挙がるなど、筋の通った着実な演奏活動を続けています。
 Jazz Club OverSeasでの過去二回のコンサートは、気心知れた寺井尚之とのデュオでお楽しみいただきましたが、今回は、メキメキ実力を上げているメインステムのレギュラー・ドラマー、菅一平(ds)を加えたトリオで聴いていただきます。
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 前売りチケットは土曜日のジャズ講座から発売開始です。
SEAN SMITH TRIO
with 寺井尚之(p)、菅一平(ds)
2010年 9月25日(土)
7pm- / 8pm- / 9pm- (入替なし)
前売りチケット 座席指定 5,500yen (税込 5,775yen)

 菅一平(ds)が一枚加わることで、新たな展開が見れそうですね!
 どうぞ皆様、寺井尚之の同志、ショーン・スミスを聴きに来て下さい!
CU

夏休みスペシャル:ジョージ・ムラーツ助手、しょうたん(b)来演

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 猛暑も一区切り、昨夜から未明は大阪も嵐でした。街は夏休みモードでひっそりしていますが、路地裏でがんばってます。皆様のところは台風大丈夫ですか?
 夏休みで帰省されるお客様にお会いできるのも楽しみですが、帰省するミュージシャンもいますよ!
 米国でジョージ・ムラーツのアシスタントとして、音楽留学生として修行中のベーシスト、石川翔太(しょうたん)もその一人。
 帰国直後の明日、9月13日(金)の荒崎英一郎(ts,fl)トリオに参入いたしますので、Check It! 荒崎さんとバークリー音楽院の先輩になりますね。その後、9月4日に、寺井尚之、菅一平(ds)とトリオでデビューします。
 前回遊びに来てくれたときより、どれくらい腕を上げているのかな?とっても楽しみです。
CU

林宏樹(ds) Check it!

 暑いですね!Dog Daysとはこのことか・・・OverSeasのある路地に夕方打ち水すると、少し涼しくなりますが、蚊の餌食になります。天神祭りの週は暑いのが当たり前だけど、ハンパじゃない。プールに行きたいっ!
 こんなに暑い大阪をますますホットにしようと今週の土曜日やってくるドラマーがいます。Yes! 東海のバディ・リッチこと林宏樹(ds)リターンズ!
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 有り余るテクニックをひけらかすこともなく、大きなエンジンで、スイング感を強烈に推進するドラムス、ベテランなのに少年の瞳がたまりません!謙虚で爽やかな余韻を味わった4月のライブ、大好評でしたが今回はいかに?
 寺井尚之のオハコ、Mean Streetsや、Eclypsoでも胸のすくようなドラム・ソロを聴かせてくれそうですね!

 当日は本拠地三重県からも、ファンの方が来られるそうです。まだ少し席はありますので、必ずご予約の上お越しください。
<REUNION SESSION!>
寺井尚之3
 featuring
林宏樹(ds)
and 宮本在浩(b)
日時:7月24日(土) 
7pm-/8pm-/9pm- (要予約:入替なし)
Live Charge :2,625yen

 お勧め料理には「バジル風味のポーク・ソテー、パスタ添え」を予定!
 じゃあ、これからカーメン・マクレエの世界に戻ります。
8月1日のマクレエ講座もよろしく~
CU

Check! Czech No.1ピアニスト! エミル・ヴィクリッキー

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 いよいよジョージ・ムラーツの盟友ピアニスト、エミル・ヴィクリッキーさんが土曜日にOverSeasにやって来ます!われらがムラーツ・アニキは、先週5月5日にプラハで、ランディ・ブレッカー、リン・アリエールのバンド、”ニュアンス”でコンサートを行った際、ヴィクリッキーさんと会って、「OverSeasに行ったら、皆によろしくな!」とエールを送ってくれたそうです!
 OverSeasで共演する宮本在浩(b)、菅一平(ds)リズム・チームも、いまやヤナーチェクの楽曲やモラビア民謡の権威になっております。
 エミル・ヴィクリッキーさんを日本のジャズ・クラブで聴けるのは滅多にない機会、美しいタッチでダイナミックなプレイを聴かすピアニストがお好きな方は大歓迎!ぜひお越しください。
  残席僅か
 一部は7pmから(開場6pm)、二部は8:45pmから(開場 8:30)各セット前売り4,000円(税別、入替制)です。
 前売り券の販売は、5/14 午後10時までとなります。予約されている方は、それまでにお引き取りください。当日券で来ようと思っておられるかたは、電話(TEL 06-6262-3940)にて残席ご確認のうえお越しください。

EmilViklicky_concert.jpg Photo: Martin Zeman

 チェコのNo.1 ピアニスト、一緒にCheck It!

 なお、チェコ語のハローは、Ajoy(アホイ)って言うらしいよ。皆さん、当日はエミールさんに「アホイ!」って声をかけて歓迎してあげてくださいね!
CU