にわか雨、通り雨、小雨、大雨・・・昨日から大阪は色んな雨が降り、酷かった夏の疲れを洗い流し、また少し秋に近づいた気分・・・
9月は一回のみの寺井尚之”The Mainstem”ライブ:宮本在浩(b)、菅一平(ds)は今週の土曜日!
予定プログラムをUPしておきますね。
1. Let’s レッツ (Thad Jones)
2. Beyond the Bluebird ビヨンド”ザ・ブルーバード”(Tommy Flanagan)
3. Strictly Confidential ストリクトリー・コンフィデンシャル (Bud Powell)
4. Warm Valley ウォーム・ヴァレー (Duke Ellington/Bob Russell)
5. Bouncing with Bud バウンシング・ウィズ・バド (Bud Powell)
1. Yours Is My Heart Alone 君は我が心のすべて (I.Herzer,F.Loehar,B.Loeher)
2. Love, Your Spell Is Everywhere ラブ・ユアスペル・イズ・エヴリホエア(Edmund Goulding/Elsie Janis)
3. Love You Madly ラブ・ユー・マッドリー (Duke Ellington)
4. I Didn’t Know About You アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー (Duke Ellington)
5. Cup Bearers カップ・ベアラーズ (Tom McIntosh)
1. That Tired Routine Called Love ザット・タイアード・ルーティーン・コールド・ラヴ (Matt Dennis)
2. Maybe September メイビー・セプテンバー (Ray Evans, Percy Faith & Jay Livingston )
3. Stablemates ステイブルメイツ (Benny Golson)
4. I’ll Keep Loving You アイル・キープ・ラヴィング・ユー (Bud Powell)
5. Our Delight アワ・デライト (Tadd Dameron)
オープニングのLet’s から、ラストはOur Delight ・・・サド・ジョーンズに始まり、タッド・ダメロンで締めくくる。そして間にはエリントニアが・・・超ハードな選曲ですね!「プログラムは諸事情により、予告なく変更されることがありますのでご了承ください。」と書いておいたほうがいいような・・・
「旬」な曲は”Maybe September”、『Confirmation/トミー・フラナガン3』や、フラナガン音楽監督時代のトニー・ベネット作品『Movie Song Album』が忘れられませんね!Yes! 昔は「映画音楽」というジャンルがあったんだ!”Maybe September”は、’66年の映画「オスカー」の音楽。映画界の内幕を描く映画で、ベネットも出演してました。
エリントニア”Warm Valley”は、アメリカ音楽を代表する二人の天才音楽家、エリントン+ストレイホーンの共同作業の典型と言われています。デューク・エリントンがオレゴン州楽旅中に眺めたカスケード山脈に、まるで横たわる女性のヌードのようなエロスを感じたエリントンが曲想を思いつき、NYにいるストレイホーンがジョニー・ホッジスの官能的なアルトを想定しながら仕上げたそうな・・・携帯電話やネットなどない時代、二人の天才は長距離電話でどんなやり取りをしたのでしょうか?ピアノトリオであるメインステムが「サウンド・オブ・ミュージック」とジミー・ヒースが呼ぶ、ホッジスの官能的な音色や、エリントンの分厚く深いサウンドをどのように表現してくれるのかが楽しみですね!
バップの疾走感や、エリントニアの独特の浮揚感、スタンダードやクラシック歌曲まで、カラフルな、寺井尚之ピアノ・トリオ The Mainstemのライブは18日(土)7pm開演!
お勧め料理は、おいしくなってきた鳴門金時や根菜をあしらった、ポークのクリーム・ソースを作ろう!
CU