相変わらずの暑さ、夏バテ知らずの私もゲンナリ、水分補給しすぎて、ちっとも夏ヤセしません。毎晩、麻の蚊帳を吊る前に水泳ごっこしていた昭和の昔が懐かしい・・・皆様はいかがおすごしですか?
でも雲は少し高くなってきたし、気のせいか、月の輝きも冴えてきたように思えます。秋になれば、グルメだけでなく、文化や芸術を愛好しよう!Jazz Club OverSeasのライブにももっと来よう!楽器に心得のある方なら、もっとジャズを勉強してみたくなるかも・・・
そんな皆さんの為に、寺井尚之が特別講座を開催いたします。
<JAZZ初心者のための講座>
ジャズピアノの名手、寺井尚之が、
もっとジャズを楽しみたい方、もっとうまく演奏したい方に、
判りやすく説明します。
ヴォーカリストやあらゆる楽器でジャズを志す皆さんに面白くてためになる講座になるでしょう!
【日時】 9月19日(日)正午~2:30pm
【会場】 Jazz Club OverSeas
【講師】 トミー・フラナガン唯一の弟子 寺井尚之
【受講料】 ¥2,000 (税込¥2,100) 要予約
●ジャズを聴いてみたいけど、どんな音楽なのか?
●Ad-libってどんな仕組みになってるのか?
●何から聴けばいいの?どんなCDを買えばいいのか?
●演奏の「良い」「悪い」はどうして判断するのか?
●歌を習っているけど、伴奏してくれる人に渡す譜面は どう書いたらいいのか?
●アマチュア・セッションをしているけど、もっとうまくなるには どうすればいいのか?
定員40名で締め切りします。どうぞお早めにご予約を!
明日のメインステムでCU!
カテゴリー: ライブ、イベント
林宏樹(ds)リターンズ:そよ風のようなドラム・ソロだった。
天神祭り宵宮に帰って来ました!東海のバディ・リッチこと林宏樹(ds)先輩。
今回も沢山のファンの方や、学生時代の旧友が沢山集まって、凄い熱気のライブ!「不惑」ジェネレーションの先輩達の中には現役ミュージシャンが驚くほど沢山いらっしゃいました。とはいえ、演奏内容は決して「なかよし会」レベルではありません。強烈なテクニックで繰り出すビートは懐深く気持ちいい!林宏樹さんのプレイを聴くといつも爽やかな気持ちになるのは、テクニックが有り余っていても、決してSHOW-OFFしないところです。「オレってなんでこんなにうまいんやろう!」と才に溺れないところが、「そよ風」の演奏になるのかな?故に、旧友でなくとも、スッポンみたいに喰い入るように林宏樹をCheckしてる人も・・・
そうです!昼過ぎのリハから本番まで、ず~っとこの位置に前傾姿勢で座っていたのが菅一平(ds)、すごいですね~、コワいですね~、ベテランの技を盗んだろうという執念がすごく素敵です!!因みにお隣に座っているのは、林さんより少しだけ後輩で、やはり関西学生ジャズ界にアブラタニありと謳われたドラマーの油谷喜光さんです。
イラチ?イビリ?とにかく速いテンポで行こうとする寺井3ですが、この日は適度にゆったりしてスピード感のあるCaravanが聴けて大満足。Oleoの三位一体プレイも良かったですね。御大二人の間に挟まっての名脇役は宮本在浩(b)、林さんも、客席の新旧ミュージシャンたちも、ザイコウのプレイを絶賛してました。
終演後は久々に駆けつけてくださった関大OBで元祖イケメン・ベーシストの山川孝治さんたちと、’70年代の学生ジャズシーンを総括。毎晩、北新地の高級クラブを掛け持ちして、荒稼ぎしたことや、大卒初任給7万円時代に、売れっ子ホステスさんのサラリー100万円、移籍支度金、千万円で、そういう人は大体「おばちゃんやった。」とか・・・歌伴のトラに行って譜面が読めなくてエラく怒られた話や、キャバレーの壮絶な楽屋風景とか・・・ここでは書けない抱腹絶倒なエピソードが一杯でした。
林宏樹ご本人は、この夜の演奏に決して満足していないそうで、次回は、更に練りに練ったドラムでリベンジすることを誓っておられます。次回 林宏樹(ds)ライブは12月4日(土)の予定。林先輩、心待ちにしてます!!
明日は寺井尚之(p)トリオ、ザ・メインステム!
お勧め料理は加茂なすやズッキーニを二色ソースでグラタンにしてみます。
CU
Coming Events!
サッカーや選挙で盛り上がる梅雨の日本列島、皆様ご機嫌いかがですか?
明日の寺井尚之The Mainstemは、6月PartⅡこの時期に因む名曲を色々取り揃えてお楽しみいただく予定。
6月の寺井尚之の悩みは梅雨のじとじとした湿気。北米に梅雨はないので6月ゆかりの曲もすっきり爽やか!なのに湿度が上がるとピアノのサウンドもじめついて、寺井の専売特許の倍音をふんわり膨らませるのが難しいらしい。6月の暖かな夜に彼女を口説く名バラード、ビリー・エクスタインの”I Want to Talk About You”もイメージどおりの響きにするのが大変。先週はそれでも面目躍如、首尾よくうっとりする響きになっていましたが明日はどうなるかしら?天気予報は曇りのち雨だって。雨も心模様で色んな歌になりますね。ワールドカップのサポーター達にとっては、天から降り注ぐ勝利の美酒か?涙の雨か?The Mainstemはどんな雨の名曲もスカッとスイングさせますよ!皆様お楽しみに!
7月はThe Mainstemやジャズ講座のほかにもうひとつおすすめライブがあります。
<7月24日:林宏樹Comes Back!>
4月にセンセーションを巻き起こした伝説のドラマー林宏樹!ベテランでありながら渋さ知らずのフレッシュな演奏ぶり、確かななテクニックと強力なスイング感で清涼感たっぷりのライブでしたよね!アンコールのご要望に答え7月に再演します。
林さん、若い衆も期待してます。お待ちしてますよ~。
満員が予想されますのでご予約はお早めに!
REUNION SESSION!
寺井尚之3
featuring
林宏樹(ds)
and 宮本在浩(b)
日時:7月24日(土)
7pm-/8pm-/9pm- (入替なし)
Live Charge :2,625yen
<8月1日:「寺井尚之ジャズピアノ教室」生徒会セミナー、カーメン・マクレエ講座>
こちらはいつもご贔屓いただいている通常のジャズ講座「トミー・フラナガンの足跡を辿る」とは違う番外編。生徒でない方も大歓迎いたしますので、どうぞお越しください。
ジャズ初心者の生徒達のために、有意義なイベントを定期的に開催している生徒会。この夏はジャズ・ヴォーカルを熱く語る集いを開きます。今までビリー・ホリディ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンと、ジャズ・ヴォーカルの女王と呼ばれる歌手についてセミナーを開催して来ましたが、今回はカーメン・マクレエの全貌を皆で聴きましょう。
講師、寺井尚之は現在カーメン・マクレエの音源をつぶさにチェック中。「女優が役柄や脚本で仕事を選ぶように、私の選曲のキーポイントは第一に歌詞」というカーメン・マクレエのヴォーカル世界、今まで何人の歌手が彼女の節回しをパクって成功したことでしょう。寺井尚之がセレクトしたマクレエの女優系歌詞解釈の翻訳は不肖私が担当させていただきます。マクレエの演劇性は基本的にソフォクレス、ヒロインは決してメソメソしない。高倉健の様に背筋を伸ばして自分の悲劇を静かに語ります。マクレエの師匠ビリー・ホリディならいじらしいセリフをマクレエが歌うと地獄の淵から呼びかけられているように聴こえるときもある。
ハッピーエンドを標榜する寺井尚之とマクレエの視点は対照的にも思えますが、だからこそ観えてくる音楽的要素に期待!
<Carmen McRae講座>
日時:2010年8月1日(日)
時間:正午~3:30予定
受講料:2,500円
では、明日The Mainstemでお会いいたしましょうね!
お勧め料理は、極上の山形牛を寺井尚之が料理した『黒毛和牛の赤ワイン煮込み』、サッカー観戦で寝不足になったあなたにもおいしく召し上がっていただけるように、さっぱりした添え野菜と一緒にお召し上がりくださいませ。
CU
追記:Emil Viklicky:遠くて近いモラヴィア&ジャズ
5月も終盤、季節外れの風邪も流行っているようですが皆様いかがお過ごしですか?明日のメインステムに来て爽やかな5月らしいプレイをお楽しみください!
先ごろ亡くなったハンク・ジョーンズの話題など色々書きたいことはあるのですが、まず先日のEmil Viklickyさん祝賀会で学んだことを書き留めて、次回の参考にします。
在外チェコ/スロバキア人のポータルサイト、krajen.org のカルチャー欄にOverSeasでのライブ情報やザイコウ+イッペイさんとの写真が掲載されています! レポーターは不肖私。
<モラヴィアてどこやねん?>
先日OverSeasでヴィクリツキーさんが演奏した曲は、殆どがモラヴィア民謡やヤナーチェク作品のジャズ・ヴァージョンで、私達のよく知ってる曲は殆どありませんでした。それでも充分楽しいコンサートでしたが、ヴィクリツキーさんがモラヴィア音楽や歴史について共演者や寺井尚之に説明して下さった事がたいへん興味深く、ぜひ皆さんにもお話したくなりました。
私自身、チェコはおろかヨーロッパに行ったこともありませんが、ジョージ・ムラーツを愛するベーシストでチェコ旅行する人いますね~。
大まかに言うと「モラヴィア」はチェコ共和国の東部、西部が「ボヘミア」です。(上の地図参照) モラヴィア民族はスラヴ系で、9~10世紀頃にはモラヴィア王国という単独国家がありましたが、後にハンガリーやオーストリアの支配下となりました。20世紀になって、やっとチェコスロヴァキアとして独立、その後もナチス・ドイツやソ連など大国に翻弄された歴史があります。二部のラストで演奏された曲、「アウストレリッツの戦」は、オーストリア軍に徴兵されたモラヴィア人の弟の戦死を悼む激しく悲しい曲でした。寺井尚之の大阪弁MC覚えていますか?
<ボヘミア+モラヴィア=チェコ>
古都モラヴィアの風景!
「ボヘミア」と「モラヴィア」が統合したものが「チェコ」なんですね。民族的には「ボヘミア」がチェック人、「モラヴィア」がスラヴ系のモラヴィア人の地方で、言葉や文化もかなり違うようです。首都プラハやムラーツの生まれたピーセックの街はボヘミア、チェコ第二の都市ブルノや、ヴィクリツキーさんが生まれたオムロウツはモラヴィアです。でもジョージ・ムラーツのお父さんはモラヴィア人だし、ビクリツキーさんのお爺さんはオーストリア人、ヨーロッパ大陸はハイブリッドです。ビクリツキーさんによれば、宗教的にはどちらも比較的鷹揚で、カトリックの隣国オーストリアとはだいぶ違うらしい。ただし、文化的にはボヘミアやスロヴァキアよりも、オーストリアに近いところも多いらしいです。”ウエザー・リポート”のキーボード奏者、ジョー・ザヴィヌルはオーストリア人と思っていたけど、本当はモラヴィア人なんだって!
ものの本によれば、「モラヴィア」と「ボヘミア」の相違を一言で表すなら「モラヴィア人はワインを飲み、ボヘミア人はビールを飲む。」ふ~む・・・ムラーツ・アニキはウオッカや麦焼酎も飲んでますが・・・
<モラヴィア音楽とジャズの距離>
Leoš Janáček レオシュ・ヤナーチェク(1854~1928)
音楽ならドヴォルザークがボヘミア、ヤナーチェクがモラヴィアのアイコンと言えるでしょう。
村上春樹の「1Q84」で一躍有名になったレオシュ・ヤナーチェクはモラヴィアの各地に伝承される民謡を「長崎ぶらぶら節」のようにフィールドワークで蒐集研究、自作品にモラヴィア的要素をどんどん取り込んでいきました。ビクリツキーさんに伺ったのですが、ヤナーチェクはモラヴィア民謡の和声が当地の方言と密接に関わっていることに注目していたそうです。音楽に於ける「訛り」を重視する寺井尚之とよく似ています。ヤナーチェクは街の騒音を元に作曲するという時代に先んじた作曲法で、当時の批評界にこっぴどく叩かれたそうです。Yes Sir! 街の中や自然界にある音を音楽にするのは、デューク・エリントンが最も得意としたものですよね!ブラック・ミュージックとスラブ系のモラヴィア音楽は案外遠くて近いものだったんだ。
掲示板で何人かのお客様が「印象的だった」とコメントしていたオリジナル、「ファノーシュ」も、モラヴィア訛の酔っ払いの掛け声がそのままメロディになっていました。
リズムにもモラヴィア音楽とジャズの共通点はありました。1部のラスト・チューン”Wine, Oh, Wine”は、とてもジャズっぽい曲でした。もともとモラヴィアのダンスは手と足で違ったリズムを刻むポリリズムが特徴、つまりアフロアメリカンのジャズと共通点があるんですね。ビクリツキーさんのレギュラー・ドラマーのラコ・トロップはモラヴィア・ダンサーからミュージシャンになった人で、このあたりの盛り上げ方が非常にうまいとヴィクリツキーさんが言ってました。
そのほかにも、親愛なるエミルさんからは、良いピアノがないだけでなく、ピアノ自体ないところもあるし、お客様は殆どが年配の男性だというチェコのジャズクラブ事情や、共産主義時代の苦労など、色々なお話が聴けてチェコへの興味は尽きません。
当日同行されていた子息のロバートさんは、医学の勉強の傍ら夜学(ご本人が「ヤガク」と言ってた・・・)で日本語の読み書きを習得されたそうですし、世界は狭い!
なお、今回の祝賀会をWEB上で色々応援してくださった「日本ヤナーチェク友の会」の幹事さんのブログには、エミル・ヴィクリツキー3の『シンフォニエッタ』やイヴァ・ビトヴァとの『Moravian Gems』のエントリーがありました。モラヴィア民俗音楽に精通した方の視点から誠実な感想が述べられています。幹事さんによれば、チェコから来日したクラシック音楽家の間でもビクリツキーさんの評価は非常に高いということで、ビクリツキーさんとジョージ・ムラーツとの来日を切望されていました。
ぜひ実現するといいですね!
明日はメインステム、ビクリツキーさんと共演した宮本在浩(b)さんに旬のえんどう豆を沢山いただいたので、チキンやパスタと一緒にお料理します!
CU
エミル・ヴィクリツキー(2) コンサート・レポート
Ajoy!(アホイ) エミル・ヴィクリツキーさんとお会いしてからチェコ語が第二言語になった寺井珠重です(??)。
今週はハンク・ジョーンズさんの大往生に激震が走りました!心からご冥福をお祈りいたします。ヴィクリツキーさん訪問のきっかけになったジョージ・ムラーツ(b)とハンクさんが25日から共演予定していたNY”バードランド”のジョー・ロヴァーノ(ts)4はスティーブ・キューン(p)が代役だそうです。アシスタントでがんばるしょうたん(b)は、NY在住の銀太君(b)のアパートに滞在させてもらって仕事する予定らしい。しょうたん、銀太くん、よろしくね!
<東京:エミル・ヴィクリツキーと村上春樹>
前に書いたように、エミル・ヴィクリツキーさんの訪日祝賀会は我らがアニキ、ジョージ・ムラーツのご縁と、上海万博がきっかけで実現したものでした。祝賀会の前日には、今回の来日を色々サポートしてくださった駐日チェコ大使館で非公式の演奏会が催されました。ヤナーチェクにもジャズにも精通する村上春樹さんがチェコ語版の著書を携え、コンサートに駆けつけてくださったそうです。色々お話できて充実した時間がすごせたと、ヴィクリツキーさんはとても喜んでた。ジャズ界にもハルキストは多い!チェコ・ジャズにとっても大きなお土産になりましたね。
<大阪:待ち構える寺井一家>
大阪で待ち構えるのは、メインステムでおなじみ、宮本在浩(b)+菅一平(ds)リズムチーム。ヴィクリツキーさんは事前にトリビュート・コンサートの録音を聴き、「ぜひザイコウ+イッペイと一緒にトリオで演りたい。」と言って来られたんです。ところが、彼のレパートリーは彼の出身地チェコのモラヴィア地方ゆかりの楽曲で、馴染みのないものばかり。おまけに事前に添付ファイルで送られてきた譜面の束は、加筆や修正だらけで超読みにくいハンドライティング、タイトルは全てチェコ語!手持ちのCDは殆ど英語表記なので、どの音源がどの譜面なのかチンプンカンプン!譜面の書き方が綺麗とフラナガンに誉められたことのある寺井尚之は、「ハーチェク」とか「チャールカ」など記号のついたアルファベットや、上から何度も書き直したコード記号に「なめとんか!?」と怒り心頭。でもすぐ気持ちを切り替えて「ビクリツキ暗号解読チーム」を組織、大きなテーブル一面に譜面を並べ、音源を聴きながら、該当する譜面をカルタ取りみたいに取っていくローラー作戦で、数日間にばっちり整理をして、CDの演奏を参考に、各々の楽曲についての傾向と対策を二人の共演者に伝授したのでした。
(後から聞いたのですが、譜面に加筆が一杯あった理由は、録音時にジョージ・ムラーツから、こまごまとダメ出しが入ったからだったそうです。ジョージ・ムラーツさんが、エミルさんとの共演に力を入れてたことが判りますよね!)
そんな寺井尚之の心境は亀田兄弟に試合の作戦を伝授する亀田父のようなものであったらしい。ほんまかいな!?
亀田父の熱い想いに答えたザイコウ+イッペイはメインステムの4月ライブ以降、ヤナーチェクとモラヴィア民謡を徹底研究、ヴィクリツキーのレギュラートリオやジョージ・ムラーツ、ルイス・ナッシュとの共演盤や、モラヴィア民謡集などの演奏形態をしっかり掌中に収め、虎視眈々とこの日を待ったのです。
時差ぼけの疲れも見せず、意気揚々とやってきたヴィクリツキーさん、東京駅から道案内してくださったG先生、どうもありがとうございました!挨拶もそこそこに通しリハーサル開始!
亀田ファミリーの努力が実り、リハは殆どの楽曲が一発でOK!ビクリツキーさんから”Fantastic!”の声が連発でトリオに満面の笑み!宮本在浩(b)のムラーツへの傾倒ぶりや、菅一平(ds)がライブで多用するエンディングの「落とし」フレーズに大喜び。ややこしい譜割りのバース・チェンジも即クリア!エミルさんが思わず”Congratulation!”と祝福してしまう場面すらあり、私も少し誇らしかったです。
そんなエミルさんをじっと見守る寺井尚之から「かなり弾けるで・・・」と、つぶやきが漏れました。
<祝賀会:関西風味>
いよいよ本番!チェコの至宝ピアニストが登場すると、満員の会場が「アホイ!」とチェコ語で歓迎!一気に空気がほぐれました。白いシャツと黒いスラックスの爽やかな出で立ち、ソロは一曲だけで、後は全てトリオで構成されたコンサート、いかに初顔合わせの二人を気に入ったかがよく判りますね!
<セット・リスト>
<1>
1.メドレー p.solo :水のせせらぎ (Bezi voda bezi モラビア民謡 arr. by Emil Viklicky)
~ trio: :悲しみの桃の木(V Sirem poli hruska モラビア民謡 arr. by Emil Viklicky)
2.Everything I Love(Cole Porter)
3. A Little Bird Flew Over(モラビア民謡 arr.by Emil Viklicky)
4. Hilands, Lowlands (モラビア民謡 arr.by Emil Viklicky)
5.Desire (Touha :モラビア民謡 arr.by Emil Viklicky)
6.Wine, Oh, Wine (Vinko, Vinko モラビア民謡 arr. by Emil Viklicky)
<2>
1.ハロウィーン Halloween (Emil Viklicky)
2.ピーコックス The Peacocks (Jimmy Rowles)
3.霧の中で In The Mists(IV)(Leos Janacek,arr Emil Viklicky)
4.ファノーシュ Fanoshu (Emil Viklicky)
5.アウストレリッツの戦いAusterlitz (モラビア民謡 arr. by Emil Viklicky)
<アンコール>
1.Blues In the Closet ブルース・イン・ザ・クローゼット(Oscar Pettiford)
2.Tour’s End ツアーズ・エンド (Stan Getz)
曲を重ねるに連れトリオの息はぴったり!トリオのアイコンタクトと、見守る寺井尚之こと亀田父のリングサイドの姿が印象的!テーマもソロも、ビクリツキーさんにぴったり寄り添う二人のプレイで倍音が弾け、モラヴィア音楽に特徴的なポリリズムとハーモニーが炸裂!会場を魅了しました。
長い足がピアノからはみ出しそうなヴィクリツキーさんの演奏フォームは寺井門下の禁じ手です!でも、体をくねらせるように激しく動きながら繰り出すタッチは端正そのもの!ここ数年間にお迎えしたピアニストの内でもナンバー1のタッチで、調律の川端さんもほっとしておられました。エミルさんの人格と同じ、音楽もクリーンカット!クリアなサウンドと真摯なプレイ、日ごろ馴染みのないモラヴィア民謡も、ジャズの曲と変わりなく馴染みのよく響き、2曲アンコールをしてもスタンディング・オベーションは鳴り止みません。
エミルさんのチェコ英語のMCを、寺井がジャズ講座ばりの大阪弁でユーモラスに解説してくれて、コンサートの雰囲気はますますアット・ホームなOverSeasらしいものになりました!それはエミルさんがリハーサルの時からモラヴィア民謡の背景にあるエピソードを詳しく教えてくださったおかげでした。次回はコンサートで学んだモラヴィア文化の不思議な魅力についてお話します。
全ての写真は私のカメラでG先生が撮影してくださったものです。G先生色々ありがとうございました!
土曜日はエミル・ヴィクリツキー氏の洗礼を受け、一回り大きくなったザイコウ、イッペイが聴ける寺井尚之The Mainstemの5月ライブ・パート1!楽しみです~。ぜひお越しくださいね!
CU
エミル・ヴィクリツキーさん、楽しかったです!(1)
エミル・ヴィクリツキー氏訪日歓迎祝賀会、ヴィクリツキーさん、すごく喜んでおられました。お祝いに来てくださった皆様、心からお礼申し上げます。
速報を出そうと思ったのですが、翌日は関空にお見送りしに行ったり、今日はご協力くださったチェコ関係の皆さんにお礼メールしたりして、あっという間に日が暮れてしまいました。
というわけで今日はコンサートがとても楽しく、また意義深いものだったということだけお知らせしておきたいと思います。
時差ぼけのしんどうそうな顔は一切なし!エネルギッシュな明るいリハーサルぶりに、エミルさんのすばらしいミュージシャンシップを感じました。宮本在浩(b)+菅一平(ds)リズム・チームの予習の完璧さに終始嬉しそうで、“Fantastic! Perfect!”を連発されていて、私も鼻高くなったかも・・・そして、本番ではお客様の声援やノリの良いリアクションで、リハよりもずっと霊感に満ちた演奏が聴けました!
Jazz Club OverSeasのエミル・ヴィクリッキーさん速報はG先生のブログにすでに載っています。私はボチボチこれから書きますので、よろしく~
CU
Emil Viklickyさん、土曜日に会いましょう!& 「究極トリオ」動画など
「エミル・ヴィクリツキー訪日記念祝賀会」が二日後に迫り、何やかんやドタバタしております。エミル・ヴィクリツキーさんは、明日、広尾のチェコ大使館で開催される、非公式の歓迎レセプションで演奏、「ジャズのヤナーチェク」と称されるヴィクリツキーさんの演奏を聴きに各界の著名人も来られるという噂です。
17日は上海万博の「チェコ・ナショナル・デー」でチェコ共和国を代表する世界的なアーティストとして、バレー、クラシック音楽、人形劇などと共に出演されるそうです。
つまりEmil Viklickyを大阪で聴けるということは、非常にラッキーなことですよ!ぜひ皆様おいでください!
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
「究極」の夢から覚めていない皆様へ
先週の「セロニカ」講座にお越しになった皆様、あの「究極」フィナーレは感動しましたね!最近私事に忙しく、インターネットを観る余裕がなかったのですが、久々にジョージ・ムラーツの助手である有望ベーシスト、しょうたんくんがSNSに投稿している日記を覗いたら、あのトリオのyoutube動画が埋め込まれているのを発見してぶっ飛びました。
演奏は言うまでもなくトミー・フラナガン(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、アーサー・テイラー(ds)、1985年7月 オーストリア北西にある都市、ホラブルンで3日間開催されたジャズフェスティバルの映像です。“Theme for Ernie” をピアノ・ソロで演ってから”If You Could See Me Now”をトリオでというメドレーになっています。あの頃のムラーツ兄キとA.Tの姿が懐かしい!お気に入りの白ジャケット姿、トミーの肌もツヤツヤしていて元気そう!A.Tのマドラス・チェックのシャツも見覚えがあります。あの「究極」はこんな風に演ってたと確認できるだけでも、お宝ものの映像でした。このヴェニュー、ホラブルンはエミル・ヴィクリッキーさんの故郷、モラヴィアと19世紀からオーストリア北西部鉄道でつながっていることを想うと土曜日のコンサートがますます楽しみになってきました!
しょうたん、ええもん載せてくれてありがとう!25日からムラーツはジョー・ロヴァーノとNYバードランドだよね!しょうたんの縁の下の力持ち助かってます。よろしくね!
もうひとつ発見したのが、トミー・フラナガン・トリオに名手アルヴィン・クイーン(ds)が加わった”Mr. PC”の映像です!
一説に、アルヴィン・クイーンはエルヴィン・ジョーンズの隠し子とも言われていて、そうであっても不思議でないほどの実力者です。それほど知名度がないのは長年スイス在住のせい。トミーが欧州楽旅する際は、よくアルヴィンを現地採用してツアーしていました。昔、ジョー・パス、ニールス・ペデルセン、ケニー・ドリュー(p)のカルテットで来阪されたときに楽屋でお会いしたことがあります。OverSeasのボトル棚の左上に寺井尚之がアルヴィン・クイーンから送られたメッセージ入りの大型ポートレートを飾ってあるので、見覚えのあるお客様も多いかも・・・風のようにスイングする凄いドラマーでしょう!決してエディ・マーフィーじゃありませんからね!
というわけで、忙しいといいながら動画に興奮して、時間を費やしてしまいました。
土曜日のエミル・ヴィクリッキーさんは、残席僅かになってきました。お越しになりたい方はOverSeasまで必ずご予約お願いいたします。
CU
「こどもの日」生徒会ゼミ開催しました。
大型連休は海外旅行や遠出の方も多かったとか・・・皆様もお休み楽しく過ごされましたか?
OverSeasはカレンダーどおりの営業。遠いところから来てくださったお客様と、○○年ぶりの嬉しい再会もありました!
連休最終日、5月5日は、「寺井尚之ジャズピアノ教室」主催のセミナー開催。
普段のセミナーは、一般のお客様をお誘いして賑やかにやるのが常ですが、今回は伸び盛りの生徒達の「質問」に答えるQ & A 形式だったのでこじんまりとラウンドテーブル・スタイルで開催。
発展途上のピアニストたちが普段聞きたくてもなかなか訊けない質問が沢山出て、あやめ会長、むなぞう副会長、師匠の寺井尚之が判りやすくテキパキ答えていい雰囲気の集まりになってました。
<ジャズ用語説明コーナー>:生徒達の悩みは普段のレッスンやジャズ講座で、師匠が口にする語句の意味がわからないことらしい。例えば、「ヴァース」と「イントロ」の違いは?「セカンド・リフ」と「ヴァンプ」と「インタールード」の区別がわからない・・・とか色々な質問が飛び出しました。あやめ会長がネット検索して出てきた語句説明を、寺井尚之がバッサリ斬ってしまって、一言で説明したり、即ピアノで実例をお聞かせしたり、色々ためになりました。
<構成コーチ;むなぞうコーナー>むなぞう副会長は、自由曲に進んで自分ヴァージョンを作ろうとする生徒達のために「構成」の組み立て方を説明。スタンダード曲”All the Things You Are”を実例に、すっきりしたヴァージョンを作るための指針を教えてくれました。上級生はスゴイね!
<あやめ会長のアドリブ作法> 今回は縁の下の力持ちとしてサポート役をしてくれた会長は「努力賞、最優秀賞の殿堂」入りらしく、アドリブの下地を作る超整理力のノウハウを少しアドバイス。皆一生懸命聞いていましたね。
<必勝!足カウント養成講座>
寺井尚之ジャズピアノ教室では、ジャズのノリを出すために、手だけでなく、「足」を重視します。寺井尚之が幾多の名ピアニストたちの足カウントの取り方を何年も研究して編み出した秘法と言えるかも・・・ 4ビート、in two、ラテン、アフロ・・・さまざまなリズムをしっかりと認識する方法や、正確な足カウントの取れるような練習方法を、生徒皆で実践してみました。
こんなに面白いセミナーになったのなら、一般のお客様もどんどんお誘いすればよかったですね・・・今回の内容も生徒会で本にする予定なので、同じような悩みを持っているミュージシャンや、ご興味のある方はぜひどうぞ!
次回の生徒会セミナーは秋開催の予定。今度は皆さまもお誘いして華々しく楽しむ予定です!乞う御期待。
CU
All God’s Children Got Rhythm!
暑くなったり、寒くなったり、寒暖のダイナミクスが大きすぎですが、皆様お元気ですか?
大阪の桜もそろそろエンディング・カデンツァに差し掛かってきました。でも路地裏の私には「お花見」の余裕がないのがPity! 残念・・・
先週の土曜日の寺井尚之トリオは坂田慶治(b)、菅一平(ds)の初顔合わせ、珍しく食事しに来た鷲見和広(b)さんの飛び入りもあって、大いに盛り上がりました。
この夜は、真剣な顔で演奏を聴く子供さんがいっぱい!
北京に単身赴任される常連K氏がトリビュート・コンサートを聴きに日本に帰って来られて、さいたまのファミリーと共に再び大阪にジャズを聴きに来て下さいました。USJとOverSeasの大阪ツアーが、ピアノやドラムス、トランペットをたしなむお子さん達のプランというのが嬉しいやん!
左から:菅一平ジュニア(p), お母様にそっくりな真裕ちゃんfrom さいたま(tp)、イッペイ(ds)、志歩ちゃんfrom さいたま(p)
Kファミリーの真裕子ちゃん、志歩ちゃん姉妹は、二人とも、幼稚園前からOverSeasの常連で、ジョージ・ムラーツやトリビュート・コンサート・・・前の店舗からマナーと聴きっぷりがよくて、私も尊敬してます。
イッペイさんの子息、心海くんは3つの誕生日からピアノを習っていて現在小学二年生。もう少ししたら、寺井尚之に習うと決めてます。バッパー向きのCall & Responseができる性格なので、ベーシストを目指すザイコウ・ジュニアと共に将来が楽しみ。この夜も、セッションの合間はKファミリーのテーブルに座り込み、深遠なジャズ談義にふけってました。
皆、赤ちゃんの時から知ってるから、大きくなっておばちゃんもウレシイな!私たちがいなくなっても、ジャズを愛し続ける大人になってほしいです。
「子供」といえば、土曜日のジャズ講座「トミー・フラナガンの足跡を辿る」に登場する歌手、キム・パーカーはチャーリー・パーカーの妻、チャン・パーカーの連れ子、つまりバードの義理の娘さんです。チャーリー・パーカーとチャンは、’50年からパーカーが非業の死を遂げる5ヶ月前まで結婚していて、チャンはその後、チャーリー・パーカーの弟子格のフィル・ウッズと再婚しましたから、キム・パーカーは、ジャズ史上に輝く二人のアルト奏者をお父さんにしたことになります。
アルバム・タイトルも『Good Girl』、タイトル・チューンは、義父フィル・ウッズのオリジナル曲でラブソングにあらず。「いい子にしてた?」といつも聞かれてうんざりする女の子の歌。
パーカーと暮らしていた時は、彼が学校の送り迎えをしてくれていたそうです。不安定な環境から拒食症に苦しみながらも、お父さんと一緒にいる時はとても安心できたと、キムはインタビューで語っています。チャーリー・パーカーは家庭生活とジャズライフを区別していて、自宅にいるときは、練習はおろかジャズは一切聴かず、クラシック音楽が流れているか、西部劇やエド・サリバン・ショウなどのヴァラエティ番組を観ているかで、一般人とほとんど変わらなかったというから、天才は判りません。
お母さんがヨーロッパで活動していたフィル・ウッズと結婚してからは、スイスの寄宿学校で行儀作法を学んだということですが、ジャズ歌手としてのキム・パーカーに、それらのバックグラウンドが感じられるかどうかは、ぜひ講座に来てみてください。
キム・パーカーの対訳を作るため、桜を見る余裕もないほど四苦八苦。とにかく歌詞の聞き取りが難しく、遥かアメリカ南部に帰っちゃった友、ジョーイ氏に泣きつくテータラク、「こない唄ってるんやで~」と、プルーフ・リーディングしてもらって聴きなおしても、「え~・・・ほんまかいな~」という位、聞き取りにくい箇所がいくつかあって号泣しそうになりました。Thanks a Billion, Joey!
同時に講座で取り上げる『Aurex All Star Jam』のクラーク・テリーが歌う”I Want A Little Girl”も対訳付きです。一世を風靡したトロンボーン・チーム、J&カイ、後に映画スターになったOur Man、デクスター・ゴードン(ts)、ケニー・バレル(g)、ロイ・ヘインズ(ds)、リチャード・デイヴィス(p)など千両役者勢ぞろいで、”Eclypso”、”Minor Mishap”といったトミー・フラナガンのオリジナル曲をブロウして爽快です!
ジャズ講座は4月10日(土) 6:30pm開講!
お勧め料理にはアメリカン・ポーク・チャップと、季節野菜のパスタを作ってお待ちしています。
CU
トリビュート・コンサートにありがとうございました!
土曜日のトリビュート、お忙しい中、沢山駆けつけてくださってどうもありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
2002年より、フラナガン誕生の3月、逝去の11月と、年2回定期的に開催してきましたが、3月でこれほど寒いトリビュート・コンサートは初めて、帰り道は真冬みたいでした。
寺井尚之はトリビュートの前になると、修行と言ってもいいほど稽古をします。OverSeasのピアノは寺井が稽古すればするほど、調子がよくなって、調律の川端さんが舌を巻くほど。全体のサウンドが整って、しっとり潤いに満ちた音色を出すようになるんです。その端正さはちょっと怖いくらい。楽器は「生き物」に違いない・・・谷崎潤一郎なら一篇の短編小説が書けるかも知れません。
The Mainstemのピアノ・トリオとしての演奏も、トリビュート・コンサートの回を増すにつれ充実してきました。宮本在浩(b)、菅一平(ds)はアドリブ・ソロも寺井尚之に負けじとたっぷり仕込みがありましたが、このリズム・チームの秀逸さは、個人技を優先することなく、「フォア・ザ・トリオ」で、曲やメドレー全体の起伏を見据えて、強力なダイナミクスを構築してくれるところ!トミー・フラナガンへのリスペクトがすべての演目に感じられる爽快なプレイだった!コンサートのCDRを作りますのでご希望の方は当店までお問い合わせください。
今回の演目はメインステムによるトリビュート初登場の”Con Man”で始まり、”Eclypso”などフラナガンのオハコや名メドレーもたっぷり、春のトリビュートのお楽しみ「スプリング・ソングス」として、ロジャーズ・ハートの”Spring Is Here”、”Sleepin’ Bee”が鮮烈な印象を与えました。
掛け声も最高!最高のお客様の前で、トミー・フラナガンに捧げるコンサートが出来るって、本当に幸せなことです。
<第16回 トリビュート・トゥ・トミー・フラナガン コンサート曲目>
1. The Con Man (Dizzy Reece)
2. Out of the Past (Benny Golson)
3. Beyond the Bluebird (Tommy Flanagan)
4. Embraceable You ~Quasimodo
5. Mean Streets(Tommy Flanagan)
6. Some Other Spring (Arthur Herzog Jr./ Irene Kitchings)
7. Minor Mishap (Tommy Flanagan)
8. Dalarna (Tommy Flanagan)
9. Eclypso (Tommy Flanagan)
1. That Tired Routine Called Love (Matt Dennis)
2. They Say It’s Spring (Marty Clark/Bob Haymes)
3. A Sleeping Bee (Truman Capote/ Harold Arlen)
4. Spring Is Here (Richard Rodgers/ Lorenz Hart)
5. Rachel’s Rondo (Tommy Flanagan)
6. I’ll Keep Loving You (Bud Powell)
7. Tin Tin Deo (Chano Pozo, Gill Fuller, Dizzy Gillespie)
With Malice Towards None (Tom McIntosh)
Ellingtonia:
A Flower Is Lovesome Thing (Billy Strayhorn)
Chelsea Bridge (Billy Strayhorn)
Passion Flower (Billy Strayhorn)
Black and Tan Fantasy (Duke Ellington)
曲説は後日HPにUPいたします。その前にジャズ講座の対訳を作らないといけないのでしばしお時間を。キム・パーカーはヴォーカリーズや、ややこしいオリジナルがあって、ほんまに手ごわいです。ジャズ講座新学期のラインアップもUPしていますので、ご興味があれば覗いてみてください。初受講の方も歓迎です。
CU