Tommy Flanagan(1930 3/16- 2001 11/16)
<第13回 トリビュート・トゥ・トミー・フラナガン>
出演:寺井尚之 The Mainstem (宮本在浩:bass/ 菅一平drums)
日時:11月22日(土) 7:00pm-/ 8:30pm- (入替なし)
前売りチケット(座席指定:税込) 3,150円 (当日:3,675円)
トミー・フラナガンが亡くなってから7年の歳月が経ちました。毎年3月と11月に開催するトリビュート・コンサートも早13回!
寺井尚之(p)が、宮本在浩(b)、菅一平(ds)を擁するThe Mainstem(ザ・メインステム)は、トリビュート初お目見え、メインステムも正念場です。
「トリビュート」は寺井尚之の音楽活動の節目、寺井だけでなく、宮本在浩(b)、菅一平(ds)のメインステム全員がトリビュート準備態勢で、当日まで稽古に余念なし。宮本在浩さん(b)の音色も眼光も鋭くなってきました。驚いたことにOverSeas酒豪番付関脇の菅一平さん(ds)は先日から禁酒中!なんと演奏中にビールを飲むと、フラナガンの視線を感じるらしい…
生前のフラナガンが寺井尚之のプレイを聴くときは、あの大きな瞳を見開き、みじろぎもせず、レーザービームの眼差しで終始プレッシャーを与え続けた。トリビュート・コンサートでは、三人ともその視線を感じながらプレイするのだろうか?
生前のフラナガンのプレイを生でご覧になった方が少なくなってきた現在、フラナガンの名演目と銘打ってお聴かせする者には、それ相当の覚悟が必要です。
トミー・フラナガンは、お客様になじみのない曲を、「どこかで聴いたことのある懐かしい」曲、「まるで前からよく知っていたスタンダード」みたいに聴かせる名手だった。トリビュート・コンサートでは、きっとそんな気持ちが味わえるに違いない。
寺井尚之が身近に接した稀有な天才、フラナガンのイメージを少しでも多くの皆さんにお伝えすることができれば、私も幸せです。
先日の金融恐慌の直後、ベルリンのピアノの巨匠、ウォルター・ノリスさんから来たメールには、こんなことが書いてありました。
“1930年代の世界恐慌で、ミュージシャン達は大変な苦労を味わった。今起こりつつある金融不安で、再び大恐慌が来たら、ハンク・ジョーンズのようなピアニストは、’90歳の高齢で再び同じ苦労を強いられることになる。そんなことにならないように祈るばかりだ。”
今でも私たちがトリビュート・コンサートを続けられるのは、OverSeasを応援してくださる皆さんが、おられるからこそです。
当日は、皆一緒にフラナガンの名演目を聴いて、元気一杯、幸せになろう!トミー・フラナガンを知ってる人も知らない人も、ひとりでも多く来てください!
一緒に聴きましょう!!
おいしいお酒も料理も楽しんでくださいな!!
それが、トミー・フラナガンへの何よりの供養になるはずです。
前売りチケットはOverSeasでのみ販売中。座席に限りがありますので、どうぞお早めに!!
CU