ルーファス・リード 撮影:John Abbott
ルーファス・リード(b)さんは、いつ知り合ったのか判らないほど長年のおつきあい。寺井尚之と初めて会ったのは、’82年にトミー・フラナガン3で来日した時でした。以来、J.J.ジョンソン、ジョー・ヘンダーソン、アキラ・タナとのタナリードなど、色んな人たちと来日するたびにOverSeasに遊びに来てくれたし、ケニー・バロン(p)トリオでコンサートもしてくれました。元フラナガニアトリオ、宗竹正浩(b)さんのアイドルでもあります。
でも、ウィリアム・パタースン大学ジャズ科の主任教授に就任してからは、なかなか日本に来ることがありませんでした。彼の尽力のおかげで、現在ウィリアム・パタースン大は現在ジャズの名門校になっています。退官後は、ニュージャージー州から芸術基金を受けて作曲活動を行っていましたが、1月にチャールズ・トリヴァー・ビッグバンドでスタンリー・カウエルと共に久々の来日予定!
いつも年末になると新聞形式のファミリー・ニュースを送ってきてくれるのですが、今年は一足早く、「日本に行くぞー!大阪に行くぞ!」とメールが来ました。
お人形みたいな女の子は、孫娘のアゼリーンちゃんです。
トランペット奏者であったルーファスが、初めてベースのレッスンを受けたのはなんと日本!高校卒業後、空軍バンドの一員として、岩国基地に駐屯していた時で、最初の先生は東京交響楽団のコントラバス奏者だったといいます。
彼のスローガンは、Keep Swinging! 洗練されたベース・ラインと柔軟なビートで、バンドにスイングの波動を送り込むルーファスのプレイは、その人柄そのままに温かみがあって最高です!