米国でも大きく報道されている、日本の「自粛」ムードに胸を痛めるジョージ・ムラーツから、音楽を愛する皆さんと音楽関係者に宛ててメッセージが届きました。
ムラーツは、ソビエト占領下のチェコで、ジャズを続けるために命を張った男。逆境の中の音楽の力を、身に染みて知っている男からの伝言です。
“Music is one of the things that always can help people in times of crises.
It is not just entertainment, it is something that can get people together in their suffering.
People should not feel guilty about going out to listen to music.
It has a healing effect and should be considered as such.”
from George Mraz, Bassist
(訳) 音楽は危機的な時期にいる人たちをいつも助けるもの。
単なる娯楽ではありません。
音楽とは、苦境にある人々の心をひとつにしてくれるもの。
だから音楽を聴きに行くのに罪悪感はいらない。
音楽には癒しの効果がある。今こそ音楽を聴いてください。
ジョージ・ムラーツ / ベーシスト
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Jazz Club OverSeasにて。
「音楽は癒し」とありますが、ジョージ・ムラーツの生音には、「癒し」以上の魔力があります。その演奏を傍で聴くと、真っ白な繭玉の中にいるサナギってこんな気持ちかなと思ってしまう。どんなに良い録音でも、生音の全ての周波を記録することは出来ないから、一番快い周波数がカットされてしまうのだとか。ジョージ・ムラーツがこの次に来日したときは、ぜひ間近で聴いてください。
私たちJazz Club OverSeasも、生演奏が命!ジョージ・ムラーツの応援に応えられるよう、人の心を癒し、元気になれる生演奏をお届けできるよう、精一杯がんばります!