トミー・フラナガンの誕生月、3月到来!大阪城の梅の花も咲き始めました。皆様、風邪や花粉症は大丈夫ですか?
今月OverSeasではトミー・フラナガン関連のイベントを数多く行います。トミー・フラナガン・ファンはもちろん、「トミー・フラナガンってイギリス人の俳優でしょ?」と半信半疑な方も、ぜひ一度お越しください!
① 3/10(土) 「トミー・フラナガンの足跡を辿る」
6:30pm開講 受講料 2,625yen
長年、トミー・フラナガンの録音歴に沿って、アルバム紹介や音楽の解説を続ける大河ドラマ講座、誕生月に相応しく、トミー・フラナガン3の初期の名盤『OVERSEAS』を録音した時のJ.J.ジョンソン5でのスエーデン公演の模様を収録したアルバム『J.J. JOHNSON In Sweden 1957 』(マシュマロ・レコード)を一緒に楽しみます。
上不三雄氏のライナーノートによれば、このツアーは1957年の6月から2か月にわたってスエーデン~オランダ~ベルギー~ドイツと続く長旅だったとのこと。『OVERSEAS』は、スエーデンのブッキング終了のオフ日に録音されたようですね。
メンバーはJ.J.ジョンソン、ボビー・ジャスパー、リズム・セクションは勿論『OVERSEAS』のトミー・フラナガン、ウィルバー・リトル、エルヴィン・ジョーンズという鉄壁クインテット!優雅なアンサンブルと圧巻のソロ・プレイで強烈にスイングします。取り直しのきかないライブ録音にもかかわらず、顕微鏡で見てもシミひとつ発見できない完璧なパフォーマンス!それなのに石橋を叩いて渡る安全策なんて皆無!スリルいっぱいの大胆プレイにシビれます。
ジャズ界のパトロン、パノニカ男爵夫人の有名な質問「三つの願いは?」J.J.ジョンソンの答えは「思いのままに演奏できるようになりたい。」でした。これが「思いのまま」でなかったとしたら、J.J.ジョンソンの目指す音楽はどんなだったんでしょう?
『OVERSEAS』時代のトミー・フラナガン(27歳)に思いを馳せながら、寺井尚之の解説を一緒に聴きましょうね!
②3/17(土) <第20回 Tribute to Tommy Flanagan>
演奏:寺井尚之(p) メインステム:宮本在浩(b)、菅一平(ds)
7pm-/8:30pm-
前売りチケット 3,150yen
当日 3,675yen
当店の「法事」とも言うべき年2回のコンサート、今年はフラナガン誕生日の翌日に開催いたします。
先週和訳したピーター・ストラウブのライナーにもあるとおり、往年のトミー・フラナガン・3はハイパワー・大型マシンと言うべき物凄いもので、「エレガント」や「控えめな」という決まり文句を遥かに超えたものでした。
寺井尚之、宮本在浩(b)、菅一平(ds)のThe Mainstemの渾身のトリオ・プレイで、その雰囲気をほんの少しでも感じて頂ければ本望!
おいしいお料理や飲み物と共に、ひとときご一緒いただければ私も本望です!
③3/24(土) <伝説のトミー・フラナガン・トリオ 秘蔵音源を聴く会>
開演:7pm~
参加料2,625yen
トミー・フラナガン生誕82周年を祝し、OverSeasの家宝音源を初公開。時は1984年12月14日、トミー・フラナガン3、日本初のクラブ・ギグ!ジョージ・ムラーツ、アーサー・テイラーとの超大型トリオの伝説のコンサートにタイムマシンでワープしましょう!
このトリオの録音は『Thelonica/Enja』のみ。OverSeasの伝説のコンサートの曲順は以前書きました が、この上なくハードなプログラム!中でもⅠ部(セロニアス・モンク)とⅡ部(デューク・エリントン)のメドレーが圧巻です。
このコンサートが終わった後、寺井尚之は正式にトミー・フラナガンの弟子となりました。ピアニスト、寺井尚之の原点がどういうものなのか、このコンサートを聴くと判ります。
あの時に生まれてたあなたも、影も形もなかった君も、皆で一緒に聴きましょう!
④3/31(土) <Flanagania Trio Reunion!>
出演:フラナガニアトリオ
寺井尚之(p)
宗竹正浩(b)
河原達人(ds)
Live Charge 2,625yen
寺井尚之は今年還暦!WOW! Young at Heartで今年もやりますリユニオン!
今日もオーストラリアから、一日中『Yours truly,』を聴きながら過ごしているよと、オージー・ガールからメールが来ました。ベテランだからって枯れてませんよ。ギンギンギラギラの演奏をお聞かせします。
フラナガニア・ファン全員集合!
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3月の土曜日は、ぜひOverSeasでお過ごしください!
どなたさまも心よりWELCOME!
CU
tamae さん、こんばんは。
こちらは梅の花はまだまだ先ですが、雪も溶け始め春の兆しが見えてきました。
「三つの願いは?」といえば、フラナガンは健康で永遠に生きていたい、と言っておりましたね。30歳のころの発言とは思えないほど健全です。私が30歳のころはジャズを愛するものは不健康で不健全でなければいけないと思い、それを実践しておりました。(笑)
講座が盛況でありますように。
Dukeさま、こんな奥地までありがとうございます!
パノニカの質問に、トミー・フラナガンはもうひとつ「ひとりぼっちの隠れ家が欲しい」と書いていました。
中年前にしては、枯れておられますね・・・
私も時々同じように隠れ家で、思い切り音楽を聴いたり、読書したいなと思う今日この頃です。
Dukeさまの三つの願いは何でしょう?
講座の盛況お祈りくださり感謝!
Dukeさまも、ご清栄でありますように♪