先週はエコーズ最終回、最後の鷲見和広(b)さんを楽しもうと、たくさんのお客様が来てくださいました。中には、東京在住のお客様や、NYから帰国中の石川翔太くんも!
People Come and Go…
そして、先週末はアマチュアのトップ・ドラマー、林宏樹(ds)ライブ!寺井尚之とは学生時代から、いろんな演奏場所でブリブリ演っていたオールド・フォークス!懐かしいジャズの仲間、というか、私にとって大先輩たちがたくさん応援に来てくださって、音楽のツボをしっかり押さえて大応援!
その応援ぶりを見ながら、エルヴィン・ジョーンズ(ds)がデトロイトの”ブルーバード・イン”という名クラブについて、こんなことを書いていたのを思い出しました。「”ブルーバード・イン”のお客さんは音楽をわかっている人ばかりだった。あんな店はほかにない。ひょっとしたら、全員がなにがしかの演奏をする人ばかりだったのかも・・・」
怒涛の一週間が終わり、今週は金、土と連日講座です!
12/7金はピアノの魔術師、アーマッド・ジャマルがDVD講座に登場!80歳を超えても、まだ現役バリバリ、古くはマイルス・デイヴィスやオスカー・ピーターソンたちに影響を与え、現在はヒップホップのアーティストたちにこぞってサンプリングされる、そんなジャマルのボーダーレスなピアノ・マジックについて、寺井尚之が徹底解説!
モンティ・アレキサンダー同様、欧米ではビッグ・スターなのに、なぜか日本では低評価。だから来日回数も多くありません。映像で観てこその面白さのあるジャマル!ぜひご覧あれ!
(土)は新「トミー・フラナガンの足跡を辿る」その2!トミー・フラナガンがデトロイトからNYに進出した直後の録音群を再検証していきます。
『Jazzmen Detroit』『Introducing Kenny Burrell』そして、NYに出てきたフラナガンに注目したオスカー・ペティフォードのビッグバンド名盤『Pettiford in Hi-Fi』 どれも 寺井尚之の新しい発見いっぱいの新ラウンドになりそうです。
私は資料として、スミソニアン博物館歴史資料、ケニー・バレルのインタビューの日本語版を作ってみました。
Kenny Burrell (Photo credit: Wikipedia)
デトロイトから多くの名手が輩出した土壌や、NY進出後、多数のリーダー作を出しながらも、スタジオ・ミュージシャンとして才能をすり減らした苦労話や出世話など、見かけによらず苦労人だったバレルの栄光や挫折、意外な素顔を観ることが出来ます。
バレルの発言を逐一記録した、アーカイブ文書は、その行間や、「語られていないこと」に、より興味を惹かれて、取材を続けたい気持ちにさせられます。
週末講座2本立て、どうぞお楽しみに!
12/7(金) 7pm- 映像で観るジャズの巨人:アーマッド・ジャマル
12/8(土) 6:30pm- 新トミー・フラナガンの足跡を辿る
いずれも受講料は2,625yen (学割チャージ半額)