布施明仁 壮行ライブ・レポート

  5月5日、マレーシアジャズ界に貢献するために、この夏からクアラルンプールで教鞭を取るために家族で移住する布施明仁(g)さんの壮行ライブ開催!

 布施さんの恩師の一人、ジャッキー・バイアード(p)の言葉を借りるなら、”That’s Jazz Enough! “なプレイが満喫できました。

 

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  布施さんは、ニュー・イングランド音大でバリー・ガルブレイスに師事したことがきっかけで、7弦ギターに魅せられ、日本のMr. 7-stringsに! 奈良にあるギターの名匠、志田涼氏作の名器で繰り出すサウンドも鮮やかで、スタンダードとジャズ・ミュージシャンのオリジナル、そしてクラシック音楽のジャズ・ヴァージョンをブレンドした布施ワールドが絶妙でした。

 共演は寺井尚之The Mainstem(宮本在浩 bass, 菅一平 drums)にスペシャル・ゲストは甲陽音楽学院の同僚でもある荒崎英一郎(ts)さん。脇に回った荒崎さんのプレイも味わい深くて良かったですね。

 関大時代はジョン・コルトレーン一筋だった荒崎さんと、還暦過ぎてもフラナガン一筋の寺井尚之に配慮して、ラストは『Kenny Burrell & John Coltrane』からの曲で、四方丸く収まりました!

 布施さんのスマイル・トークと、寺井尚之のいつものMC、ふーやん、てーやん、と呼び合いながら漫才みたいで大爆笑!お客様とのやり取りも、とってもスイングした壮行ライブになり、皆様、ありがとうございました。

 【演奏曲目】

<1st セット>

  1. Like Someone in Love (Jimmy van Heusen)
  2. Batita Diferente (Cannonball Adderley)
  3. Liebestraum (フランツ・リスト:愛の夢)
  4. MONK (米TVシリーズ: 名探偵モンクの主題歌)

<2nd セット>

  1. Love for Sale (Cole Porter)
  2. Line for Lyons (Gerry Mulligan)
  3. A Nightingale Sang in Berkeley Square (Manning Sherwin)
  4. Bossa Ellis (Herb Ellis)

<3rd セット>

  1. WabashⅢ (John Scofield)
  2. Skating in Central Park (John Lewis)
  3. Menuet ( バッハのメヌエット:A Lover’s Concert)
  4. Lyrest (Kenny Burrell)

Encore: Triste (Antonio Carlos Jobim)

 

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 ライブには、ベーシスト、プロデューサーとして活躍する塩崎裕氏をはじめ、布施さんが長年教鞭を取って来られた甲陽音楽学院 の同僚や教え子の皆さんも!

 

 

 

 

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 布施さんが、NEC(ニュー・イングランド音楽大学)で、超優等生として三年で卒業する前に、在籍した関西大学の仲間たちも、沢山応援に!

 

 

 

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 関西大学OBとして、布施さんの大先輩にあたる大塚善章氏と、後輩の名村成一(ds)さん、それに宗竹正浩(b)さんも駆けつけました。

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 寺井尚之ジャズピアノ教室からは、イクメン休学中のむなぞう副会長が!

 

 

 

 

   引き続き、5月25日には、神戸、北野の「クレオール」にて、演奏家としての布施明仁さんのメイン・ワークであるギター・アンサンブルを聴くことができます。

 4ギター・アンサンブル、5ギター・アンサンブルなど、様々なフォーマットで演奏する予定です。7弦ギターも、ギター・アンサンブルも、これから聴くチャンスは少なくなるかもしれませんから、聞き逃せません。 

  布施明仁先輩!マレーシアでジャズ・ミュージシャンを沢山育ててくださいね! CU

 

「布施明仁 壮行ライブ・レポート」への3件のフィードバック

  1. tamae様、おはようございます。
    何時も楽しそうなライヴの様子ですね、いつかきっと訪問したいと思います。
    さて、一ヶ月以上もブログの更新が留まってしまい。どうやらコメント欄が反映されないようになってしまいました。次のトピックが更新されるまで駄目のようです。ただいま次のを執筆中で~す!
    今週のライヴは時間的にちょっと行けそうにありませんが、凄く残念です。でもトライはしてみようと思います。
    ピアニスト のDickinson は、なかなか良いピアニストで以前にもご紹介しているのできっと興味深いライヴになるでしょう。
    日本からライヴの情報を頂くとは!ありがとうございました。

  2.  クミさま、「Jazz from 43rd parallel north」いつも読み応え一杯ですね。FBでご紹介したら、イイネが一杯ついていました。
    トロント・ジャズ・シーン、私も一度行ってみたいです!ジョージ・ムラーツ応援団として、またトロントで演奏する際はPRさせていただきますね。
     ご訪問に感謝です。ありがとうございました。

  3. クミさま、「Jazz from 43rd parallel north」いつも読み応え一杯ですね。FBでご紹介したら、イイネが一杯ついていました。
    トロント・ジャズ・シーン、私も一度行ってみたいです!ジョージ・ムラーツ応援団として、またトロントで演奏する際はPRさせていただきますね。
     ご訪問に感謝です。ありがとうございました。

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