田井中福司さん近影 (撮影:Antonio Porcar Cano)
日本が誇るバップ・ドラマー田井中福司さん、NYジャズシーンでは「日本人」のタグ付けはなく、第一級のバップ・ドラマーとしてリーダーとして、またルー・ドナルドソン(as)とのレギュラー活動を始め、多くの巨匠達から引っ張りだこの存在です。昨年夏に、ヴォーカリストの野村ちひろさんと結婚し、ジャズ界羨望の的でもあります。
NYに本拠を移して早36年目、人生の6割以上をNYで送っているのですから完璧なニューヨーカー!「Fukushi Tainakaーこの名前を聞けば、皆さんも彼がアラバマ出身ということが判るでしょう。”You can tell by his name he’s from Alabama.” 」―ルー・ドナルドソンはNYでこんな風に田井中さんを紹介するそうです。
30年間、田井中さんをレギュラーとして離さないルー・ドナルドソンは 「フュージョン(fusion)もアヴァンギャルド(con-fusion)もなし、俺はストレートアヘッド一筋だあ!」と公言してはばからないサムライ、このエピソードはネット上で発見したのですが、そのレポートには、「どの演奏曲もおおむね同構成で変化に乏しくなる中、唯一、田井中さんの長尺のドラムソロが例外の面白さで、ダイナミックなリズムとメロディーで魅せるバンドの醍醐味を味わうことができた。このドラムが、サウンドの厚みをふくらませている・・・」と絶賛しています。
そんな田井中福司さんが、2月に来日し全国各地で里帰り公演を行います。
Jazz Club OverSeasではルー・ドナルドソン4、ハーマン・フォスター(p)3から数えて4度目のライブ、田井中さんとの共演が待ち遠しい共演者はストレートアヘッド一筋の寺井尚之(p)、田井中さんが認めた我らが宮本在浩(b)、そして今回は、ブルージーなバップギタリスト、末宗俊郎(g)が一枚加わってカルテットの布陣。本場NYが痺れる田井中福司のドラムソロを大いに盛り上げます!
チケット制ですので、お早めにお求めください。
【寺井尚之(p) Quartet featuring 田井中福司(ds) Live at OverSeas】
with 宮本在浩(b)、末宗俊郎(g)
日時:2016 2/16 (火) 開場6pm Music 7pm-/ 8pm-/ 9pm (入替なし)
チケット制:前売り ¥3500(税抜)
当日 ¥4000(税抜)
(当店は、入場料以外にチャージはありません。ご飲食料のみ頂戴します。)