公私共に忙しく、ブログで大変ご無沙汰しています!お知らせしたいこと、書きたいこと沢山あるのですが、なかなか時間のやりくりが下手くそで、落ち着いたらどっさり書きたいと思っています。
上の写真は”スイート・ジャズ・トリオ”の一員として知られるスウェーデンのベーシスト、トミー・フラナガン同志であるハンス・バッケンロスさんが送ってきてくれたものです。
左端はスウェーデンの名ドラマーでハンスさんの大先輩でもあるルネ・カールソン、何故かドラムの向かって右側にいるのがレッド・ミッチェル(b)、そしてトミー・フラナガン(p)、フロントがディジー・ガレスピー(tp)で、奥に見えるサックスはジェームス・ムーディ!
ディジーを含めジャズの巨匠の写真が飾られた不思議なロケーション、なんとも不思議なセッティング、これは1983年頃、ストックホルムから車で1時間ほどの都市Västerås(ヴェステロース)の美術館で開催されたGunnar Holmberg(グンナー・ホルベルグ)という当地の名ジャズ写真家の展覧会の情景で、オープニング・イベントの演奏をホルベルグ自身が撮影したものだそうです。
普通と逆のバンドのセッティングは、「常にハイハット側に立つ」というミッチェルのこだわりの結果なんだそうです。
ディジー・ガレスピーは、この演奏の前、ペットを抱えウォーミングアップ代わりに、展示写真を鑑賞しながら、その演奏者の曲を吹くということを繰り返していたそうです。
この逸話を教えてくれたハンスさんは当時まだ高校生、後にルネ・カールソンや ニッセ・サンドストーム、モニカ・ゼッタールンドといった地元の名手に可愛がられ、北欧のトップ・ベーシストとなりました。
Red Mitchell-Tommy Flanaganコンビも大好き!二人はジョージ・ムラーツがレギュラーになるまでは、頻繁に共演していました。
ということで、しばし二人の『You’re Me』を聴きながら休憩したいと思います。
CU