11月17日に開催したトミー・フラナガンへの第11回トリビュート・コンサート・・・もう11回になったのです。
寺井尚之は、このコンサートの為に骨身を削って稽古し、体も指も、脳も、ビシビシに研ぎ澄ました。河原達人(ds)、宮本在浩(b)も、切磋琢磨、色々工夫して、この特別なコンサートに充分備えました。
左:河原達人(ds)、右:宮本在浩(b)
トリビュートは楽しい集まりでなくてはなりません。
近くから、遠くから、トミー・フラナガンを偲んで、色んな方々が集まって、食べたり飲んだり、初対面のお客様同士でも、幕間にはフラナガンの話題で、話が盛り上がる…トリビュートとはそんなイベントなのです。
でも、そういう集まりにするためには、フラナガニアトリオの名演が不可欠!オープニングの“ビッティ・デッティ”からアンコールの“ブラック&タン・ファンタジー”まで、じっくりと聴かせてくれました。
寺井尚之のピアノの音色には、フラナガンへの色々な思いと、自分自身の生き方への確信が満ち溢れていた。
客席は、お馴染みの常連様からトリビュート初体験の若いお客様までびっしり… 小さな子供達も目を凝らして聴いてくれた、フラナガンの名演目の数々、聴き手のオーラが若い人たちから強く出ているのを感じ、とっても嬉しかったです。来て下さって本当にありがとう!
埼玉から、何度も家族で来てくださっているKDファミリー!お嬢ちゃんたちも、牛肉の赤ワイン煮込みとフラナガン大好き!お姉ちゃんは河原達人ファンです。
私はこの夜の演奏を聴いて、色んな曲で色んなフラナガンの姿を思い出した。
…初めてOverSeasでフラナガン3を聴いた夜の大きく赤いトレーナーの背中、いつかのアンコールで『トミー!トミー!トミートミートミー…』とトミー・コールが起こった時、バンドスタンドから客席に向かって「ミートてなんや?」と言ったときの平然とした表情、うちのコックさんが工夫して作ったピアノ型のバースデイ・ケーキに、真っ赤な顔をくしゃくしゃにして喜んだときの笑顔、優しい言葉を言ってから、頬を突き出してキスを待つトボけた顔、カンカンに怒ったときのかすれた大声…NYのアパートのキッチンでお皿を洗っているフラナガンの妙にまじめな顔…最高の最高のトミー・フラナガン!
東京から来てくれたサックス奏者タカハシ・アツシさん。
次回のトリビュートは来年3月。ダイアナはトリビュートのイベントをダウンビート誌に記事にさせようと言っていたけど、まあ、そんなことはどっちでも構わない。
これからも、もっともっと楽しい集いに出来るよう、一生懸命がんばります!
皆さん、どうもありがとうございました。
CU
珠恵さん、Blogへのコメントありがとうございました。
ところで、寺井さんの了解も元、8日のJAZZ講座にも参加させて頂くことになりました。
またまたお邪魔しますが、よろしくお願いします。
Cottonさま:ブログに素晴らしいルポを書いてくださって感激でした!
講座では、おいしい料理もいっぱい召し上がってくださいね!
待ってますー!