今年は秋らしい日和がほとんどありませんでしたね。今日は冷たい雨で、ちょっとメランコリックな気分。でも明日の薦め料理にポーク・ビーンズを作ろうと思い立ち、鶴橋市場で最高の食材をゲットできたので、じわじわ元気が沸いてきました。
明日は10月最終メインステム!今回は寺井尚之の伝家の宝刀とも言うべき美バップの名曲がズラリと並びました。プログラムを観ているだけでも、Bebopファン垂涎ですね!
<1st Set>
- Tenderly テンダリー (Jack Lawrence/ Walter Gross)
- New Picture ニュー・ピクチャー (Jimmy Heath)
- Three in One 3イン1 (Thad Jones)
- If You Could See Me Now イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ (Tadd Dameron)
- Sid’s Delight シッズ・デライト (Tadd Dameron)
- Baubles, Bangles & Beads 腕輪とビーズ (Robert Wright/George Forest/Alexander Borodin)
- Smooth As the Wind スムーズ・アズ・ザ・ウィンド (Tadd Dameron)
- A New Thing ニュー・シング (Slide Hampton)
- Easy Living イージー・リヴィング (Leo Robin / Ralph Rainger)
- Ladybird レディバード (Tadd Dameron)
- The Tadd Walk ザ・タッド・ウオーク(Tadd Dameron)
- Grand Street グランド・ストリート (Sonny Rollins)
- In Walked Bud イン・ウオークト・バド (Thelonious Monk)
- That Old Devil Called Love ザット・オールド・デヴィル・コールド・ラブ(Allan Roberts / Doris Fisher)
- Eclypso エクリプソ (Tommy Flanagan)
Bebopでありながら、ゴリゴリ感と無縁のタッド・ダメロン作品群を味わえるライブは決して多くないはず。ダメロンをご存じない方なら、ぜひとも一度は聴いてみてほしいです!
1-1や2-1はスタンダード曲、2-1はロシアのクラシック作曲家、ボロディン作弦楽四重奏曲のカヴァー・チューンと言えるのかも・・・アラビアン・ナイト的なミュージカル”キスメット”中の作品です。
2-3は、「ミスノートを一回も発したことのないトロンボーン奏者」と畏怖されるスライド・ハンプトンの作品、”A New Thing”は、’60年代ジャズ界の流行語、当時のダウンビート誌にも頻繁に登場します。今聴いてもNEWな印象ですよ!菅一平のin & Outのあるドラミングにも期待!
3-2はソニー・ロリンズのオリジナル、宮本在浩のベース・プレイが楽しめますよ!「グランド・ストリート」は、’50年代にロリンズが住んでいたロウアー・イーストサイドの通りの名前、チャイナ・タウンやリトルイタリーを縦断していて、ロリンズが稽古にふけった伝説的な橋:ウィリアムバーグ・ブリッジは、グランドストリートの近くにあるらしい。
2-4、3-4は寺井尚之が大好きなビリー・ホリディの持ち歌、「赦し(ゆるし)」と「愛らしさ」というホリデイの菩薩的特質を代表する2曲と言えるかもしれません。
明日のメインステムが楽しみです!
今夜からポーク&ビーンズの準備をして、心も体も温かくなる一品に仕上げよう!
お天気が心配ですが、ぜひ皆様お越しくださいね!よろしくお願いします。
CU