カーメン・マクレエ解説本できました!

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 8月1日の日曜セミナー、「カーメン・マクレエ講座」多数お集まりいただき、誠にありがとうございました!
 講座にお越しになれなかった方、ノートを取れなかった方々のために、解説&対訳が、それぞれ冊子になりました。OverSeasのマスコット、ビバップ・ライオンくんも嬉しそう。
 解説曲は初期のアルバム、『By Special Request』(’55)から晩年の傑作『Carmen Sings Monk』(”88)まで。ジャズ・スタンダードからポピュラー、シャンソンまで幅広いジャンルのベスト歌唱を寺井尚之が厳選!「イエスタディズ」「月光のいたずら」「思い出のサンフランシスコ」「Never Let Me Go」「サテン・ドール」「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」「わが恋はここに」「カーニバルの朝」などなど選りすぐり全34曲!
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 女優系ヴォーカリストというのは、私が勝手に作ったカテゴリーですが、それは決して女優さんのような美人ヴォーカリストということでなく、歌詞をしっかり読んで、しっかりと唄の心象風景を作り上げてから、表現する歌手ということです。その意味では、シャンソンの偉大な歌い手達と共通しているかも知れない。ジルベール・ベコーの「Too Good」が講座で大好評だったのも当然かも。カーメン・マクレエの終生のアイドル、ビリー・ホリディも、やっぱり女優系。たった数分の歌唱に、映画一本観たような余韻が残ります。逆にエラ・フィッツジェラルドは、どんな唄を歌おうとも常に「エラさん」だし、サラ・ヴォーンのアプローチは、より音楽的で官能的と思う。
 「月」や「星」や「恋」の歌でスタートした美人歌手カーメン・マクレエは、中年期から、女らしさをかなぐり捨てて、声も表現も、アンドロジナス的に変貌して行きます。ブラック・パワー・ムーヴメントが顕著になる70年代は、『月や星の唄』にはうんざりだと述懐しているけれど、’80年代の円熟期に入ると、再び『月、星、恋』のトーチ・ソングに回帰して、初期とは全く趣の異なるドラマを構築しています。
 カーメン・マクレエという不世出の歌手の変遷を一望できるカーメン・マクレエ解説本、ぜひ、唄を聴きながら読んでみてください。
 寺井尚之ジャズピアノ教室参考書のページはこちらです。
「カーメン・マクレエ歌唱 歌詞対訳書」
解説本 ¥3,150(税込)
歌詞対訳集(全34曲) ¥3,150(税込)

 次回日曜セミナーは9月19日(日) 「JAZZ初心者のための講座」 まだ観ぬ初心者の皆さんにぜひご参加いただきたいです!神奈川県の若きピアニスト、コシケン君も待ってるよ!皆様もぜひぜひご来場くださいませ。
CU

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