寺井尚之の新トリオ、 The Mainstem(メインステム)の演奏でお届けする初めてのトリビュート・コンサートを11月22日に開催しました。
会場の片隅で、フラナガンを愛する皆さんと共に聴く音楽は、トミーの告別式に添えられた詩のように、「音楽を超えた」もの、感謝の気持ちで一杯です。
新トリオThe Mainstemにとっては、トリビュート・コンサートが正念場、宮本在浩(b)、菅一平(ds)のみならず、寺井尚之も寸暇を惜しんで稽古、稽古また稽古、稽古ってほんとに楽しそう。
遠方からも大勢のフラナガン・ファンが駆けつける特別な夜、若いメンバー達は、いくら準備万端でも、プレッシャーは大きいだろうな…そんな私の危惧は本番になったら吹き飛んでしまいました。
客席からの熱気と、ミュージシャン達のトリビュートに対する「気合」が化学反応を起こして、トリビュートでも滅多に起こらない魔法が起きた!そうしたら若い二人の固さが取れ、玉手箱を開けたように、フラナガン・ミュージックの楽しさが会場に満ち溢れました。
寺井尚之はどうだったって? いつもどおりの淡々とした表情、でもプレイは雄弁!優しい囁きから、地響きするような雄叫びまで縦横無尽の大舞台、トミー・フラナガンへの想いが満ち溢れる、今年一番の演奏だった。
初めてトリビュート参加のお客様も色々!高松から、山形から、京都北山から…学生からシニアまで…マダムからギャル、そしてダンディな紳士たち…音楽に夢中な男の背中って、ほんとにカッコイイ!
「こんな凄いジャズ初めて聴きました!」
「トミー・フラナガンをもっともっと聴いてみます。」
そう言ってもらえて嬉しかったなあ!
夜中にダイアナ夫人に報告。
「よかったー!満員だったのね!!どんな曲をやったの?タッド・ダメロン?Great!! トミーはダメロン大好きだったのよねえ…Beyond the Bluebird?Ow.. 私も大好き!でもNYじゃ誰も演らないわ…もう一度曲順を教えて。ああ…素敵!私も大阪に行きたかったわ。…
トミーの命日にはすごく寂しい思いをしたの。あんたたち、早くNYに来て頂戴。…ヒサユキにキッスとハグをね!そっちは何時?えーっ、4時半!? 早く寝なさいよ。」…
「コンサートに来てくださった皆さんに神の祝福がありますように。」
ダイアナはそう言っていました。
トリビュート開催に当たって、北京、NY、摩周湖、熊本、フラナガン愛好会@山中湖から、激励下さった皆様も、ありがとうございました。
今回のトリビュート曲目
<Ⅰ部>
1. Let’s
2. Smooth As the Wind
3. Strictly Confidential
4. Embraceable You~Quasimodo
5. But Beautiful
6. Rachel’s Rondo
7. Sunset & The Mocking Bird
8. Tin Tin Deo
<Ⅱ部>
1. That Tired Routine Called Love
2. Beyond the Bluebird
3. Minor Mishap
4. Thelonica ~Mean Streets
5. If You Could See Me Now
6. Our Delight
7. Dalarna
8. Eclypso
Encore:
With Malice Towards None
Ellingtonia
I Didn’t Know About You
~ Passion Flower
~ Black and Tan Fantasy
トリビュートで演奏された各曲についての解説はOverSeasのHP上に近日UPします。
CU
いつも行きたいなぁと思いつつ。。。
曲目を見たら行かれてた方はさぞお楽しみだったんでしょうね、羨ましい!
来年は参加出来るように頑張ります♪
Bushnellさま
連休中もブログ訪問ありがとうございます!
次回トリビュートは来年3月ですが、エコーズは明後日、26日です。
よかったらぜひ来て下さい!!
待ってます。
今日だったら行けるかも!と予定の調整にかかりましたが。。。
残念ながら叶わず
またまたご無沙汰ばかりで申し訳ない
年内には最低でも1度はお伺いするつもりですので
その時はどうぞ宜しくお願いします
Bushnellさま
ネヴァー・マインド!人生は長いっ。