トミー・フラナガンとジャッキー・バイアードの新譜について、「このアルバムは買ったほうがよいですか?」と多くのお問い合わせをいただきましたので、ここに寺井尚之の簡単な所見を掲載いたします。
結論はYES です。いずれ「新トミー・フラナガンの足跡を辿る」で、じっくり解説する予定です。どうぞご期待ください。
本作は録音が 極めて悪いけど、演奏内容はほんとうに素晴らしい。
かくし録りかもと思うけど、これではデュオを録るのは厳しい。でも現場に居た聴衆の人たちは、この二人のバランスの良いサウンドに、心地良い思いをしたに違いない。
「トミー・フラナガンのタッチが強い」と感じている人も居るようですが、録音のせいです。
二人の生の音を聴いたことのある人はわかると思うけど、頭のなかで本当の音に変換して、美しい音楽を楽しんでください。
寺井尚之