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TOMMY FLANAGAN

寺井尚之の師であり、当店の“父”であったトミー・フラナガンが、
2001年11月16日(現地時間)に惜しくも他界しました。
寺井尚之は今後もトミー・フラナガンの唯一の弟子として、
フラナガンの遺した素晴らしい音楽を継承することを心に誓い、
日々演奏活動を続けるとともに、次世代の継承者の育成に務めています。
また、当店では今後は年2回、トミー・フラナガンの誕生日と命日に合わせて
寺井尚之"フラナガニア"トリオによる
追悼ライブを行っていきます。

'75年2月の雪の降る京都、若き日の寺井はエラ・フィッツジェラルドのツアーで来日中のトミー・フラナガンに会いに行き、フラナガンのリーダー及び参加アルバム350枚の演奏のコピー譜など研究の成果を見せ弟子入りを志願。その時の答えは「No. 私は弟子を取らない」だったものの、「テープを送るように」。やがて弟子として認められ、以来'01年に他界するまで26年間、親父と息子のような交流を続けていました。

'84年12月、トミー・フラナガンが初めて当店でコンサートを行った時の後ろ姿。いささか不似合いな赤いトレーナーは、当店のスタッフ用トレーナーです。'02年2月に徳間ジャパンコミュニケーションから発売された追悼CD『エンヤ・デイズ〜エッセンシャル・トミー・フラナガン』(日本編集盤、商品番TKCB-72323)のジャケットにはこの写真が使われています。

'00年5月31日、店に寺井の演奏を聴きに来て、1曲弾いてくれたトミー・フラナガン。残念ながらこの日が、トミーが店を訪れた最後の日になってしまいました。
★その時の詳しい模様はこちら

'93年トミー・フラナガンのライブでのひとコマ。

'93年、100ゴールドフィンガーズで来日し、店に遊びに来たトミー&ダイアナ・フラナガン夫妻とレイ・ブライアントさんを囲んでの記念撮影。

'92年来店時のひとコマ。
何か気に入らないことがあった時こういう顔をする
トミー(笑)。寺井尚之いわく「お前、録ったな?」という顔とか。

'96年来店時、手作りのスペシャル・ピアノケーキに喜ぶトミー・フラナガン

店のピアノ。トミー・フラナガンがライブの度に書いてくれたサインの数々。サインをお願いするのはフラナガンのみで、しかも単に遊びに来ただけの時は頼まず、あくまでライブの時だけサインしてもらっています。実はこのサインを見たことがない常連さんも多いです。

OTHER FOREIGN MUSICIANS

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トミー・フラナガンがOverSeasにとってお父さんなら、おじさんに当たるのが同じデトロイト出身のサー・ローランド・ハナ。写真は'96年来店時、スペシャル・ピアノケーキを手ににっこりのハナさん。ハナさんは寺井の2番目のアイドルです。

'00年11月、サー・ローランド・ハナ&中山英二(b)デュオのライブに来て、すっかりハナさんの大ファンになられた、ジャズ好きで知られる落語家の桂南光師匠。'01年6月1日のOverSeasでのハナさんのライブにも高座が終わり次第駆けつける予定とか。

OverSeasがもっとも敬愛するベーシストがジョージ・ムラーツ。トミー・フラナガンと一緒に何度もOverSeasで演奏してきた、最高のテクニックを持つベーシスト。

★'99年ムラーツカルテットのライブのページはこちら

寺井のセカンドアイドルの一人、モンティ・アレキサンダーのコンサートがついに'00年5月、OverSeasで実現。OverSeasファンの熱烈な歓待を受けて感激のモンティは、2部の2回目のアンコールでなんとベースの弾き語りまで披露する大サービス!大盛り上がりの楽しいステージとなりました。さらに'02年7月には2回目のコンサートは、寺井尚之も「一生忘れぬ名コンサート」というほど私達を熱狂させてくれました!
★'00年のコンサートの模様はこちら
★'02年のコンサートの模様はこちら

'98年と'00年の2回来演、いつもハッピーなLIVEを聴かせてくれるジュニア・マンス。70歳をとうに越えながら元気あふれるおじいちゃんで、とにかく楽しいライブを展開。
★その時の模様はこちら

'00年のジュニア・マンス・トリオのコンサートの模様。世界中どこのコンサート会場に行ったって、寺井のような厚かましいお客さんにはお目にかかれないんじゃないでしょうか。いつもオーナー特権まるだしで背後霊となる寺井なのでした。

OverSeasとは長いつきあいの日系ドラマー、アキラ・タナ。'98年と'00年はジュニア・マンストリオの一員として来演。アキラさんのドラムを叩く幸福そうな表情は、我々にジャズの楽しさをとことん教えてくれます。ヒゲが白くなったと自慢(?)する寺井にウケる、アキラさんの笑顔がまた最高!

かつてコールマン・ホーキンス・カルテットでトミー・フラナガンと共演していた、フラナガンと同じデトロイト出身のドラマー、エディ・ロック。この寺井尚之のアイドルドラマーが、ついに'00年、サー・ローランド・ハナ・トリオの一員としてやってきた!
★その熱いライブの模様はこちら

'00年7月にリニー・ロスネストリオのスペシャルゲストとして来演したアルト、クラリネットのパキート・デリヴェラ。日本ではあまり知られていないが、ジャズ、クラシック双方で精力的に活動し、3度のグラミー受賞歴を持つその実力はすごかった。店への気遣いも超一流。
★その時のライブの模様はこちら


'00年8月2日の寺井&鷲見デュオには、翌日帝国ホテルでLIVEがあった、パーカー以降最高のアルト奏者チャールズ・マクファーソン(上・左から2番目)、旧友アキラ・タナ(上・右から2番目)、ベテランベーシストのアール・メイ(中央後列)、エバンス派の巨匠ドン・フリードマン(左から3番目)達が不意に来店。寺井&鷲見コンビは皆を楽しませようと大張り切りの大全開で、ゲスト達はビューティフルを連発。真剣に聴いて下さって本当にありがとう!
★この夜の詳しい模様はこちら

'00年9月1日のコンサートは、テネシー出身の名ピアニスト、ジェームズ・ウィリアムズ・カルテット。残念ながら日本での知名度は低く、お客さんは少なかったけど、ライブを見た常連さんはみな大満足でした。
★その時のライブの模様はこちら

海外のアーティストがふらりと遊びに来てくれるのはやはり嬉しいもの。'00年3月14日に遊びに来たのは(左から)ベーシストのラス・ロッソヘレン・メリルの姪のイリアーヌ、ピアニストのテッド・ローゼンタール(凄腕)。へレン・メリルのブルーノート大阪公演中のことでした。ちなみにピアニストのテッドは11月1日にもドラマーのテリー・クラークと一緒にふいに来店。
★その11月1日の模様はこちら

'00年4月11日の寺井−宗竹デュオを聴きに来たのは伝説のボーカリスト、ジミー・スコット&ヒズ・トリオ。スコットさんは75歳の可愛いおじいちゃんでした。

'00年11月2日に遊びに来たのは、ドラマーでヴァイブ奏者でピアノも弾けるチャック・レッド。NYではフラナガンの研究者として知られ、寺井とはかつてOverSeasに道場破りに来て以来の友達。
★2004年11月にはお忍びで飛び入り演奏、寺井尚之と丁々発止のプレイを披露した。

クール&ザ・ギャングの音楽監督クリフォード・アダムズも、かつてOverSeasに道場破りに来た隠れバッパー。'00年12月15日、まだ開店前のOverSeasにトロンボーンを抱えて寺井とセッションしにやってきた。まだお客さんの誰もいない店で30分間の熱いDUOが・・・。
★'00年、'01年のクリフォード来店の模様はこちら

若手No.1ピアニストの呼び声高い、ビル・シャーラップも'00年12月5日、OverSeasでコンサート。ピアニスティックなCDとは対照的にライブではジェットコースターに乗るような激しいプレイを展開。
★その時のライブの模様はこちら

寺井の左は、'00年12月5日ビル・シャーラップトリオで来演したドラマー、デニス・マクレル。ジョージ・シアリングなど大物ピアニストのお気に入り。右はOverSeasでは超おなじみ、トミー・フラナガントリオのレギュラーベーシスト、ピーター・ワシントン

スタンリー・カウエルも、ヒース・ブラザーズのメンバーとしてOverSeasに来演した際、その超絶テクニックに寺井がKOされて以来のセカンド・アイドル。幾度となくOverSeasでライブを行ってきたが、日本のジャズ評論家やジャズファンには過小評価され、10年以上来日していない。'00年9月ジャズ講座のテーマにカウエルを取り上げた際に、カウエルから寄せられた手紙はこちら

スターサックス奏者スコット・ハミルトンと、最近日本でヴィーナスレコード制作のCDが大ヒットして人気の高いピアニスト、エディ・ヒギンズが、長年フィル・ウッズのサポートを務めるベーシストのスティーブ・ギルモア、ドラマーのビル・グッドウィンとともに2001年7月2日に来演。
★そのライブの模様はこちら

OverSeasを初めて当店に来る若い女の子達で超満員にしてくれたのは、2001年7月30日、ヴォーカルの女王マリーナ・ショウのコンサート。「世界中どこの国に行っても私のファンは80%が女性なの」というマリーナ彼女の大物らしい気さくな態度と、豪快な歌いぶりは正に女が惚れる女でした。
★'01年7月のライブの模様はこちら
★'02年6月のライブの模様はこちら

1979年の開店以来、初のファッショナブルなピチピチ美人ヴォーカリストによるコンサートは、2001年10月30日のジェーン・モンハイト。ビルボードのジャズチャート1位にもなった彼女は、まだ24歳。美貌だけでなく確かなテクニックもあり、今後まだまだ大きく成長する可能性を秘めていて楽しみです。
★その時のライブの模様はこちら

'01年12月に来演したフレディ・コールは、1931年生まれのシンガー、ソングライター、ピアニスト。アメリカ芸能史に燦然と輝くあの歴史的大スター、ナット・キング・コールの12歳年下の弟で、ナタリー・コールの叔父さんdです。日本では今一つ知名度は少ないようですが、アメリカのミュージックシーンでは、キャバレーシンガーのトップクラスにランクされている人。この夜も素晴らしいステージを見せてくれました。
★その時のライブの模様はこちら

トミー・フラナガンの忠実な子分だったピアニスト、ジョン・ヒックスが'02年3月、マルチリード奏者ソニー・フォーチュンのカルテットのメンバーとして来演。寺井尚之と久々の再会を喜び合いました。


寺井一門

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現在30名以上いる寺井尚之ジャズピアノ教室の生徒たち。発表会の回を追うごとに生徒の演奏レベルがぐんぐん上がるのには、うるさ型の常連さん達も皆びっくり!
興味のある方は教室のページへ

その他いろいろ

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ピアニスト寺井尚之の持ち味は、澄んだ音色とタッチの鋭さ、ならびにまろやかさ。寺井の音色に対する徹底的なこだわりは半端ではなく、調律は実に2週間に1度という頻度、調律師への要求レベルもおそろしく高い。その繊細なピアノを陰で支えるのが、名調律師の川端定嗣さん(右)だ。トミー・フラナガン、サー・ローランド・ハナ(左)、モンティ・アレキサンダーなどそうそうたるピアニストから絶賛されてきた川端さんの調律なくして、寺井の美しい音色はあり得ません。

日頃OverSeas以外の店では演奏することのない寺井が、例外として定期的に演奏するのが、熊本のジャズクラブ「ジャニス」。写真は'00年9月の同店でのライブ。

月に一度の楽しい集まり「寺井尚之のジャズ講座」は早くも5年目。元々常連さん大集合でしたが、最近は新しい受講者もとみに増えてきて、超満員になることも。ご予約はお早めに!
<ジャズ講座のページへ>

'00年12月23日、OverSeas始まって以来の、常連さん大集合貸し切りパーティ。時節柄、X'masパーティにしたい実行委員の"OverSeas3大美女"(3人とも寺井のピアノの生徒)と、「日本はキリスト教の国やない」と単なるパーティにしたがる寺井とのせめぎ合いは今年も続くのか・・・。唯一の被害者はトナカイの着ぐるみを着せられた宗竹正浩(b)か・・・。

寺井尚之はもちろん、OverSeasの常連さんご用達CD屋さんだったワルツ堂堂島店のジャズ担当、三村晃夫さんが、ワルツ堂倒産の逆境にめげず、2003年3月に独立、『ジャズの専門店 ミムラ』をオープンされました。近畿一円の濃いジャズファンがこぞって集まる同店だけに、人は彼を“カリスマ三村”と呼ぶように・・・。

横浜や所沢から年に何度も寺井の演奏を聴きにきてくれるトミー・フラナガン愛好会のみなさん。トミー・フラナガンの好きな者が集まってテニスや天体観測をするというユニークな集まりですが、その愛好会のホームページにはトミー・フラナガンの詳細なディスコグラフィーが・・・。

OverSeasニューヨーク特派員を自認する、NY在住ベーシストのYAS竹田。NYジャズシーンの近況や、トミー・フラナガン達OverSeasに馴染みの深いアーティストの最新のライブレポートを届けてくれる。また、OverSeasのお客さんがNYに遊びに行く際には接待係まで・・・。