第4学期
期間:1998年7月〜11月
毎月1回 第2土曜PM6:30〜PM8:30

講座内容
1.ケニー・ドーハム(トランペット)
名盤「静かなるケニー」、また親しみやすいメロディのオリジナル、ブルーボッサで日本でも人気の高いドーハム。しかし哀愁感漂う「静かなるケニー」のイメージが強すぎるのか、他の作品群は意外に知られていません。そこで他の作品にも焦点を当て、ドーハムの革新者としての側面に迫りました。 

2.ジョージ・シアリング(ピアノ)
寺井尚之のアイドルがトミー・フラナガンであるのは周知の通りですが、それ以外にも寺井が深く影響を受けたピアニストはサー・ローランド・ハナを筆頭に何人かいる。中でも異色といえるのが、この英国出身の盲目の天才、ジョージ・シアリング。欧米におけるジャズの粋を越えた人気の反動で、カクテルピアノ、コマーシャルと揶揄されることも・・・。本当にシアリングはバードランドの子守歌だけの人なのか?

3.サラ・ヴォーン(ヴォーカル)
40年代から活躍、ビバップの誕生に立ち会い、エラ・フィッツジェラルドと並び称された不世出の大歌手サラ・ヴォーンは、寺井にとって最も多くの回数を生で観ることができた女性ヴォーカルの大女王です。サラの驚異的な歌唱を解説しました。

4.作曲家シリーズ(その1) タッド・ダメロン
この第3学期からスタートした、作曲家にスポットを当てるシリーズの第1回目に寺井が選んだのは、ビバップの開祖の一人で、リトル・エリントンとも呼ばれた作・編曲家タッド・ダメロンでした。フラナガンも好んで取り上げるダメロンの作品の魅力を解説しました。

5.特別講座 第2回 フラナガンの音楽解説
             ---60年代のトミー・フラナガン
ウェス・モンゴメリーの超名盤「インクレディブル・ジャズギター」、コールマン・ホーキンスとの数々の共演盤などなど、フラナガンの輝かしい60年代の足跡を、敬愛するフラナガン自身から聴いた抱腹絶倒の裏話や貴重なレコード、譜面などで辿りました。

過去の講座内容

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