第5学期
期間:1999年1月〜5月 毎月1回 第2土曜(1月は第3)PM6:30〜PM8:30

講座内容
1.テディ・ウィルソン(ピアノ)
フラナガンのアイドルはアート・テイタムですが、60年代のフラナガンのレコードにはテディ・ウィルソンの影響がしばしば見られます。フラナガンが子供の頃、優しい母と一緒にラジオから聴き親しんだテディ・ウィルソン。“ジャズピアノの紳士”、スイング・ピアノの巨匠、テディ・ウィルソンの時代を超越した尽きない魅力を探ってみました。

2.ソニー・スティット(アルトサックス、テナーサックス)
アルトサックスを吹けばチャーリー・パーカーとあまりに似ているため、Another Birdとして低く見られがちですが、70年代からソニー・スティットを聴き続けてきた寺井尚之にとって、彼はフランク・ウェスやジミー・ヒースと並ぶサックスのアイドル。ビバップからハードバップへ颯爽と吹き抜けたスティットのプレイを追ってみました。

3.クラーク・テリー(トランペット、フリューゲルホーン、ヴォーカル)
寺井尚之の2番目のアイドルとして、ここまでバド・パウエル、サー・ローランド・ハナ、ジョージ・シアリング、サド・ジョーンズ、ジミー・ヒース、ソニー・スティットを解説してきましたが、寺井尚之が純粋に一番好きなトランペッターを挙げるならクラーク・テリー。ありあまるテクニックで色彩豊かな音楽を奏でるテリーの魅力をたっぷり解説しました。

4.カーメン・マクレエ(ヴォーカル)
ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンと追ってきたジャズヴォーカルの残るクイーンはカーメン・マクレエ。高度な音楽理論を土台にした説得力あるカーメンの歌唱について解説。

5.特別講座 第3回フラナガンの音楽解説
            ---70年代のトミー・フラナガン
とうとうやってきた70年代のトミー・フラナガン編。超一流サイドメンとしての長年の活動から、いよいよリーダーとしての開花が始まったのが、この70年代でした。そしてジョージ・ムラーツとは名コンビを結成。寺井尚之が雪の京都で弟子入り志願した75年の思い出。トミー・フラナガンの第2黄金期に名録音とまさにエピソードの尽きない講座となりました。

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