寺井尚之のジャズ講座
第24学期(2006年1月〜3月)
1月14日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その27>

2005年の講座で大好評を博したトロンボーンの神様、J.J.ジョンソンの稀少盤、コレクター達が血眼になっても入手出来なかった、<Mr.J.J.ジョンソン ライブ!>を、遂に本講座特派員が広島で発見し、緊急追加解説。スイングからビバップへとビッグバンドの変貌を実現させた陰の立役者、名サックス奏者、アレンジャー、バド・ジョンソンが、クラーク・テリー、ナット・アダレイ達、トランペットの芸達者とタッグを組んだ快作、<バド・ジョンソン&フォー・ブラス・ジャイアンツ>、他にマルチリード奏者、ジェームズ・ムーディの<ウィズ・ストリングス>を楽しむ。

2月11日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その28>

ディジー・ガレスピー等様々なビッグ・バンドで活躍した後、ヨーロッパジャズ・シーンの重鎮となったトランペット奏者、ベニー・ベイリー(tp)の<Big Brass>、隅々まで神経の行き届いた秀逸なアレンジと、ATことアーサー・テイラー(ds)の名人芸を堪能。。
もう一枚は、繊細な歌心とテイストで愛されるアート・ファーマー(tp)のワン・ホーン・カルテットでの代表作<Art>、ビリー・ホリディに大きな影響を受けたミュージシャンとしても興味深いファーマーの音楽性を掘り下げます。
 希少盤としてモナコ国王も愛好されたという、男性ヴォーカル、ナット・ライトの<The Biggest Voice in Jazz>も鑑賞。

3月11日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その29>
テキサステナーの横綱、バディ・テイトとクラーク・テリー(tp)の大型顔合わせによる<テテ・ア・テテ>では、底抜けにハッピーなインタープレイとフラナガンの名演を堪能。
圧倒的な存在感とカリスマ性、エキセントリックな言動で、我々を惹き付けるチャーリー・ミンガス(b)とトミー・フラナガンとのセッション、<ニューポート・レベルズ><ザ・ジャズライフ>など3枚を聴きながら、当時のジャズ界の状況に思いを馳せる。
今月の稀少盤は、ケニー・バレルのヴォーカルが楽しめる<ヴォーカル・アーティストリー・オブ・ケニー・バレル>、決して色物ではありません。心からご期待ください!

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