寺井尚之のジャズ講座第8学期

[日時]  2000年7月〜11月


講座内容
7月8日(土)
Art Tatum 
アート・テイタム(ピアノ)
B.パウエル、サー・ローランド・ハナ、O・ピーターソン、スタンリー・カウエル、そしてT・フラナガンも!寺井の尊敬する巨匠達殆ど全員のアイドルがこのテイタム!直接の影響下にはない寺井が時代を遡り“神の手”の世界を探求。アイドルたちのルーツを辿りました。

8月12日(土)
Coleman Hawkins
コールマン・ホーキンス(テナーサックス)
全てのサックス奏者達に影響を与え、“テナーの父”と尊敬されてきたコールマン・ホーキンスは、T・フラナガンや、サー・ローランド・ハナ等デトロイト派のピアニストをこよなく愛したという。フラナガンを通じ愛聴してきたホークの実像を寺井が初期から検証しました。

9月9日(土)
Stanley Cowell
スタンリー・カウエル(piano)
寺井の2ndアイドルの中で唯一バッパーでないのがこのカウエル。OverSeasでたびたびコンサートを演ってきた彼も来日しなくなって久しいが、忘れられるには余りにも素晴らしいピアニスト。“現代のA・テイタム”と呼ばれるカウエルの超絶テクニックを紹介。

10月14日(土)

Nat King Cole
ナット・キング・コール(ピアノ、ヴォーカル)
明快な発音、ストレートなフレージングで聴く者の心をつかむ歌唱、洒落たピアノ。ジャズ以外の分野でもポピュラーな人気を集めたキングコールだが、想像以上にジャズメンへの影響は大きい。ナット・キング・コールの華麗な世界を探索。

11月11日(土)
特別講座第6回

トミー・フラナガンの音楽解説
ーーー〜"スタンダード"に対する
ーーーーーートミー・フラナガンの解釈について

NYで、フラナガンの出演するジャズクラブへ2週間通い詰めると、ハードな選曲の中に、さり気ないスタンダード曲を突然演奏するのが聴ける。それがハッとする程新鮮で後から感動が湧き上がる。他のピアニストにはないフラナガンのスタンダード解釈に於ける魅力を考察した。


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