寺井尚之のジャズ講座
第19学期(2004年10月〜12月)
10月9日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その12>


J.J.ジョンソンの愛好者必聴! 完璧主義の天才J.J.ジョンソン(tb)のコンボ演奏は、あらゆるディテールに趣向が凝らされている。一糸も乱れぬアンサンブルでありながら、小さくまとまとまらず、スケールの大きい豪快な演奏が楽しめる!先月に引き続き、<J.J イン・パーソン>及び、モザイクのコンプリート盤に収録された貴重な未発表テイクも含め、ナット・アダレイ(cor)とアルバート・ヒース(ds)を擁し、素材も料理の仕方も妥協を許さない超一級の懐石料理の様なサウンドを、寺井尚之の道案内で味わう!また2大スターの顔合わせで人気の高い<ケニー・バレル&ジョン・コルトレーン>を、寺井尚之が克明に解説。

11月13日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その13>


テナーサックスのカリスマ、ジョン・コルトレーンが参加している事で繰り返しリリースされているウィルバー・ハーデン(tp)のリーダー作くメインストリーム'58>には、くメインストリーム'58 Vol.2>、<ジョン・コルトレーン '58>等、様々な別テイク盤が発売されているが、本当に別テイクなのだろうか?同じくジョン・コルトレーン参加の<ジャズ・ウエイ・アウト><タンガニーカ・ストラット>を聴きながら、トミー・フラナガンのサイドメンとしての力量を分析。 

12月11日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その14>

フラナガンが心から敬愛した“ホーク”こと“テナー・サックスの父”、コールマン・ホーキンスが登場、名盤<ビーン・バグス>でミルト・ジャクソンのヴァイブと共に、貫禄の横綱プレイを堪能。そしてフィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)が、実力者を集めて録音した<ブルース・フォー・ドラキュラ>で、本邦初字幕付きでフィリー・ジョー扮するビバップ・ヴァンパイヤのヒップなトークを楽しみながら、ハード・バップの真髄を披露するシリアスな演奏内容を解説。また、11月に登場したウィルバー・ハーデン(tp)が、ミュージカル音楽のジャズ・ヴァージョンに誠心誠意取り組んだ<The King & I (王様と私)>で、不遇のトランペッター、ウィルバー・ハーデンの生涯にもスポットをあてる。


過去の講座内容
第1学期
第2学期
第3学期
第4学期
第5学期
第6学期
第7学期
第8学期
第9学期
第10学期
第11学期
第12学期
第13学期
特別学期
第14学期
第18学期 第19学期 第20学期 第21学期 第22学期 第23学期
第24学期 第25学期 第26学期 第27学期 第28学期 第29学期
第30学期 第31学期 第32学期 第33学期 第34学期 第35学期 
第36学期

講座ページTOPへ

HOMEへ