寺井尚之のジャズ講座
第34学期(2008年7-9月)

7月12 日<その57>

 トミー・フラナガンの故郷、デトロイトの先輩、アル・グレイ(tb)の快作『Grey's Mood』で、明快で歯切れ良いプレイを楽しみます。

 急遽依頼されたロイ・ヘインズ(ds)リーダーのトリオ作品、『Suger Roy』では、'70年代サウンドを満喫しよう!

 ハイライトは、巨匠、ベニー・カーター(as)の傑作『The King』!文字通り、“キング”の元に、名手達が一丸となり、気迫溢れる最高のソロの聴かせます。必聴!
8月9 日<その58>
 
 ’70年代のクロスオーバー、ストレイトアヘッド、二つの潮流を代表するアルバム群を聴く。

 '70年代は、イージー・リスニング嗜好全盛期、ミルト・ジャクソン(vib)が、ポップ・ソングをカバーした『Feelings』もBGM路線…とはいえ、ストリングスをバックに縦横無尽にスイングするヴァイブは快感!’70年代のジャズ事情を振り返つつ楽しみます。

 ストレイトアヘッド作品は、二人の巨匠の顔合わせ、『Carter Gillespie Inc』!鋭利なナイフのようなディジー・ガレスピー(tp)と、あくまで優雅なベニー・カーター(as)との対比を感じましょう。

 JATPでお馴染みのエディ・ロックジョウ・デイヴィス(ts)による珍しいワン・ホーン・カルテット作品は、その名も『Straight Ahead』、マッチョなテナーの魅力を満喫。
 
9月13 日<その59>
 日本でも大ヒットした、ジム・ホール(g)の『哀愁のマタドール:Commitment』を鑑賞!
 全世界のドラマーに手本として聴かせたいパパ・ジョー・ジョーンズ(ds)の『The Main Man』では、フラナガンの最高のソロも楽しめます。

 そして、ハイライトは、トミー・フラナガン・トリオ『白熱:Positive Intensity』!渋い選曲と、清らかなピアノを堪能しよう!講座では未発表テイクを含めた『完全版』を一挙検証。

 



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