寺井尚之のジャズ講座
第20学期(2005年1月〜3月)
1月8日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その15>


<The King & I>(ウィルバー・ハーデン)の続編に続き、ヴォーカル・グループ、ランバート・ヘンドリクス&ロスや、クラリネット奏者としてだけでなくビリー・ホリディ等のアレンジャーとしても活躍し、またここでは大物コールマン・ホーキンスと共演する喜びを演奏に昇華させたトニー・スコット(cl)の快作<52thストリート・シーン>、弱冠23歳で夭折した天才トランペッター、ブッカー・リトルの<ブッカー・リトル4 & マックス・ローチ>、若き日のトミー・フラナガンの手本となったヴァイブの神様、ミルト・ジャクソン初期の代表作<バグス・オパス>は、強烈なソロとアンサンブルを聴きながら、ジャズの二大命題「ブルースとは?」「スイング感とは?」を解説する寺井尚之の名調子が冴え渡る。

2月12日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その16>


昨年CD化されたタイリー・グレン(tb)のアルバムでは、トロンボーンに於ける究極の感情表現、プランジャーの極意を。ベニー・グリーン(tb)の<ジャギン’アラウンド>では、三大テナー、ジーン・アモンズ、フランク・フォスター、フランク・ウエスに、コルネットの名手、ナット・アダレイが加わった、猛者揃いのブロ-イング・セッションの醍醐味を堪能する。フラナガンがジョー・ベンジャミン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)を従えトリオで録音したレナード・バースタイン集<ロンリー・タウン>では、緻密な音楽構成を考察しながら、3人の名プレイの聴き所を解説。

3月12日(土)
「トミー・フラナガンの足跡を辿る」<その17>

ジャズ史上燦然と輝くジョン・コルトレーンの<ジャイアント・ステップス>が登場、若き日のトミー・フラナガンが、その手腕を買われて参加したレコーディング・セッション、今や音楽学校で学ぶサックス奏者のお経のようになってしまったジャイアント・ステップスも、録音時は、コードのメモだけで、いきなりレコーディングしたという。この名盤、寺井尚之の検証は如何に?
 いよいよ我等が永遠の愛聴盤、カーティス・フラー(tb)の<ブルース・エット>が登場、何故こんなに好きなのか?どうしてアドリブまで覚えてしまうのか?全盛期のカーティス・フラー(tb)、ベニー・ゴルソン(ts)の名コンビと、鉄壁のリズム・セクションが繰り広げる演奏の魅力を、寺井尚之が余すところなく解説!
 

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