寺井尚之のジャズ講座
第27学期(2006年10月〜12月)
10月14日<その36>
 前月に引き続き巨匠コールマン・ホーキンス(ts)と、当時子分格であった、若き日のフラナガン達、4人の天才の閃き溢れるミュージカル作品集<グッドオールド・ブロードウェイ>、レイ・ブラウン(b)やキャノンボール・アダレイ(as)等、強烈な個性のミュージシャン達が豪快にスイングする<レイ・ブラウン・オールスター・ビッグバンド>、オリヴァー・ネルソンの端正なアレンジと最強のリズムセクションをバックに、フランク・ウエス(ts,fl)のの至芸とフラナガンのピアノソロがたっぷり聴ける<サザン・コンフォート>など、ジャズファン垂涎のアルバムが揃います。
11月11日<その37>
  風格ある横綱コールマン・ホーキンスのテナーにぴったりのトミー・フラナガンの最高に美しいピアノがリチャード・ロジャーズの名曲をたっぷり聞かせる<ノー・ストリングス>、聴く者をハッピーにしてくれる、ポニー・ポインデクスター(as)の<ポニーズ・エクスプレス>、現存するドラムの最高峰、ロイ・ヘインズ(ds)が、盲目のマルチリード奏者、ローランド・カークを擁し、異色の顔合わせながら、真っ向勝負で、強烈にスイングする<アウト・オブ・ジ・アフタヌーン>など、時代を代表する演奏家の個性と、一層磨きのかかったフラナガンのプレイが味わえます。
 



12月9日<その38>
 コールマン・ホーキンスの代表作を言われる<アライブ!アット・ヴィレッジ・ゲイト>が遂に登場! 
 更に若きフレディ・ハバードのフレッシュな演奏が楽しめる<アーティストリー・オブ・フレディ・ハバード>モダンジャズを代表するダンディ、ピアノレス・コンボで知られるジェリー・マリガンがトミー・フラナガンを擁した人気盤<ジェル>など、盛りだくさんな内容!

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