寺井尚之のジャズ講座
第28学期(2007年1月〜3月)
1月13日<その39>
 前月に引き続き、トミー・フラナガンが生涯敬愛した巨匠コールマン・ホーキンス(ts)の代表作と謳われる<アライブ!アット・ヴィレッジ・ゲイト>(ジェリコの戦い)を、当時のホーキンス4を徹底的に聴きこんだ寺井尚之が検証! 
 ヴォーカルファン垂涎の稀少盤、パット・トーマス(vo)のアルバムには、伴奏者のクレジットはないものの、寺井尚之が「トミー・フラナガンや!」と鑑定した貴重音源。オーソドックスなスタンダード・ヴォーカルが、あっと驚く豪華メンバーのサポートで聴ける。 
2月10日<その40>
  待望の<Moodsville> シリーズ、コールマン・ホーキンスの<メイク・サムワン・ハッピー>、ケニー・ド−ハム(tp)やジミー・ヒース(ts)など、フラナガン世界にしっくりくる芸達者を従え、千両役者ミルト・ジャクソン(vib)のマレットが縦横無尽にスイングする<インヴィテーション>で、スイングとブルースの世界を堪能。
 
3月10日<その41>
 いよいよトミー・フラナガンのサイドメンとしてのベスト・ソロが聴ける、ケニー・バレル(g)の<Bluesy Burrell>で、圧倒的な妙技を寺井尚之が道案内。
その他、ゲイリー・バートン(vib)のデビュー作、<フー・イズ・Gバートン>、ピアノの聴こえないコールマン・ホーキンスのボサノヴァ・アルバム、<デサフィナード>では、フラナガンの珍しい役どころをチェック。


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