寺井尚之のジャズ講座 
第11学期

2002年6月8日(土)特別補講
特別講座 第9回トミー・フラナガンの音楽解説
「トミー・フラナガンのレパートリー解説 その4」

フラナガンのレパートリーの特徴は、デューク・エリントン、ビリー・ストレイホーン作品、サド・ジョーンズ、トム・マッキントッシュのデトロイト作品、それにセロニアス・モンク、バド・パウエル、チャーリー・パーカーをはじめとするBop作品と、近年はアート・テイタム等ピアノの古い巨匠のレパートリーをトランプのカードのようにうまく組み合わせ、フラナガン独自の音楽世界を創造することである。いずれの曲も他の演奏家がなかなか手をつけることもできぬ難曲にもかかわらず、一旦フラナガンの手にかかると上品で非常に洗練されたものに変わってしまう。彼の演奏解釈は?奏法は?オリジナル演奏と比較しながら、フラナガンの錬金術を探る。

2002年7月13日(土)
モンティ・アレキサンダー(p)

2002年7月30日OverSeasでコンサート決定!ジャマイカ出身のスター・ピアニスト、モンティ・アレキサンダー。蝶の様に舞い蜂の様に刺すクレバーで極上のそのピアノ。寺井尚之がジャズピアノのモハメド・アリと評するモンティ・アレキサンダーの演奏にはナット・キング・コール、エロール・ガーナー、チャーリー・パーカーといったジャズのエッセンス、果てはレゲエやスカ、カンツォーネ、クラシックや教会音楽まで、ありとあらゆる音楽的要素が垣間見える。 日本のジャズ評論家には黙殺され、正統派ジャズファンは食わず嫌いの最近のレゲエアルバムも、中身は正真正銘のジャズや!バッパー寺井尚之が心底惚れるモンティの魅力を解剖。
2002年8月10日(土)
エラ・フィッツジェラルド(vo) with トミー・フラナガン

20世紀を代表する偉大な歌手エラ・フィッツジェラルド、可愛さと気高さの同居する声、完璧な発音と、わくわくするスキャット!苦しくても夢見心地にしてくれて、辛い時には生きる希望を与えてくれる不世出の歌手。エラの最盛期、1962-65年、68-78年に最高の音楽監督として貢献したのがトミー・フラナガンであった。1975年エラ&トミー・フラナガンのコンサートを追っかけ、その圧倒的なステージに酔いしれた寺井尚之が、エラの膨大な歌唱の中から、トミーとの共演音源を厳選して楽しむ。最高のジャズヴォーカルはどんなものか?眼からうろこが落ちる講座。エラを知らない青少年諸君には必須。
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