7月11日<その69> 経済的な理由から、ジャズの桧舞台を離れていた多くの巨匠が第一線に復帰したこの時期:寺井尚之は“ジャズ黄金期”と呼ぶ。 '50年代、フラナガンがレギュラーで共演した「トロンボーンの神様」J.J.ジョンソンも、'60s末にジャズを離れハリウッドで映画やTV音楽の仕事に従事していた。 そして'79年、カムバック・レコーディングに選んだピアニストはやはりトミー・フラナガンだった。! 『Dial J.J.5』から20年、J.J.ジョンソンが提示したコンテンポラリー・ジャズの意欲作、『Pinnacles(ピナクルズ)』を聴きながら、J.J.ジョンソンの「変貌」と「普遍」を解説。 一方、'60年代を麻薬刑務所で過ごし、'70年代に復帰したアート・ペッパー(as)、彼を再生させたのは、日本の聴衆の熱狂的な歓迎だった。ペッパー晩年の壮絶なアルバム、『Straight Life』が登場。 リアルタイムで両者の来日公演を聴いた寺井尚之が「あの頃」のジャズを語り尽くします。 |
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8月8日<その70> '79の録音当時、フラナガンのライブでの重要なパートナーは、ジョージ・ムラーツを別にすればレッド・ミッチェルだ。 フラナガン+ミッチェルのコンビに、サド−メルOrch.など、ビッグバンド畑のアルト奏者、ジェリー・ドジオンが加わったドラムレス・トリオのライブ盤、『Communication: Live at Fat Tuesday's (コミュニケーション:ライブ@ファット・チューズデイズ)』の2作品を解説。 実際にレッド・ミッチェルとNYで共演した寺井尚之が、ライブの醍醐味を熱く語ります。 |
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9月12日<その71> フラナガンが気心知れたレッド・ミッチェル(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)とオール・スター・トリオを組んで録音した名盤、『Super Session (スーパー・セッション)』が遂に登場。 OverSeas的大スタンダード曲、“レイチェルズ・ロンド”のオリジナル盤の解説が聴けるのもお楽しみ。 併せて、トミー・フラナガンを尊敬して止まないアヴァン・ギャルド系テナー奏者、ベニー・ウォレスとの異色作、『The Free Will(ザ・フリー・ウィル)』でのトミー・フラナガンの柔軟な演奏を楽しもう。 |
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