春の嵐で今週は大変でしたね!OverSeasの入っているビルは外壁工事の足場を組んでいて、強風が心配でしたが、おかげさまでビクともしてません。
というわけで、現在はちょっとジャングルジムっぽい見かけのジャズクラブになっています。エリントンのジャングル・ミュージックの本拠地かも?!ぜひこの機会にご来店を!
さて、こんどの日曜日のお昼から、好評DVD講座「映像で辿るジャズの巨人」を開催します!
今回は豪華三本立て!
まず、エラ・フィッツジェラルド+トミー・フラナガン・トリオの1970年、イタリアでの映像。「トミー・フラナガンの足跡を辿る」で大好評だったアルバム、『Ella in Budapest』と同じツアーの映像で、”Crazy Rhythm”から始まる演目も大体同じですので、講座本第6巻を読みながら『Budapest』を聴いてお越しになると、さらに楽しそうです!
バックはトミー・フラナガン(40歳)、フランク・デ・ラ・ローサ、エド・シグペン!オーケストラが演ることをたった3人でやってのける凄さもご堪能ください!
その2は1995年のトミー・フラナガン・トリオ(bass: Peter Washington, drums: Lewis Nash) のフランス公演。
演奏曲目を観ただけでシビれます!
- Hi-Fly ハイ・フライ
- Lady Be Good レディ・ビー・グッド
- Elusive イルーシブ
- Sunset and the Mockingbird サンセット&ザ・モッキンバード
- Tin Tin Deo ティン・ティン・デオ
トリは、スペシャル・ゲストのベニー・カーター(as)、ブルーのワイシャツとライト・グレーのジャケット姿は、まさに”The King”の愛称にぴったり!
J.J.ジョンソンは、ベニー・カーター楽団在籍中、カーターの一挙一動を観ながら、バンドリーダーの何たるかを学んだのだとディック・カッツさん(p)が言っていました。メンバーに対して、決して乱暴な言葉を使わない紳士的で威厳のある統制力は、職業に関係なく勉強になりますよね!
しかし人種差別時代、気品溢れるカーターも、楽団を率いてツアーしながら、人主差別に苦しんだり、ギャングに脅されたり、様々な辛酸を舐めたと言います。J.J.ジョンソンは、ヤクザ者のクラブオーナーにピストルを突き付けられたカーターをかばって、銃身で唇をこっぴどく殴られたこともあったとか・・・ベニー・カーターがどんなに偉い人かは、ずっと前にブログに書きました。昔のエントリーなので、写真のリンクが切れたり、字の色が読みにくかったりしますが、ご興味があればぜひどうぞ!
こんな世の中だからこそ、品があって、明るくて、おまけにスイングするベニー・カーターの音楽を、みなさんとご一緒に楽しみたいものです!
「映像で辿るジャズの巨人」
4月8日(日)正午~ (開場 11:30am-)
参加料:2,625円
給食は定番:極上牛すじカレー、おやつは、桃の木ロールケーキでお楽しみください!
CU