海外ジャズメンより:震災お見舞い(4) from Stanley Cowell 

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 Dear Japanese Friends and Jazz Fans,
 My family and I extend our deepest sympathy to you and pray for you to recover from this great disaster that has happened to your country and its people. We know you are suffering and feel a great sense of loss, but do not lose faith, and please bring forth that powerful, regenerative Japanese spirit that the world has come to admire and respect.
 Although a heartbreaking disaster that you are continuing to undergo is almost unimaginable to us, I and all my musician friends in the United States are feeling your pain and suffering. I hope it will be important for you to know that we, in some incomparable way, share your pain.
 So many of us jazz artists have been guests in your country so many times over the years, and remember the hospitality you extended to us, the joyous way you responded to our music, and the many “treasures of the heart” we experienced with you. How can we not have compassion for you?
 We are relieved that many of you who were to the west of the ocean are safe. Please support your brothers and sisters who are struggling to cope with the aftermath of this devastating earthquake and tsunami.
 Our hearts are with you all and we will help you get through this. You will overcome this! Have faith!
 With compassion, determination, hope and music,
Stanley Cowell
Sylvia Cowell
Sunny Cowell
 親愛なる日本の友人、ジャズ・ファンの皆様
 日本が見舞われた大災害に深い哀悼を、また被災地の復活そして被災者皆様のご回復を、家族と共に心よりお祈りいたします。
 かけがえのない人や大切な物を失われた苦しみは、途方もなく大きいと思います。でも、どうか信念をお持ちになってください。日本人の再生力は全世界から尊敬されてきました。今その力を発揮なさってください。このような悲惨な災害が、どれほど辛いことかは、察するに余りありますが、私のみならず、米国のジャズ・ミュージシャン全員が、皆様の痛みや苦しさと共にあります。
 どうか、少しでも苦労を共有させてください。我々ジャズ・アーティストの多くが、長年に渡って、日本の皆様に大変お世話になってきました。日本で受けたもてなしは大切な思い出です。日本の皆様は演奏を心から喜んでくださいますが、それ以上に、「心の宝物」をたくさん頂いてきました。ですから、今回の災害に深い思いを抱かずにはいられないのです。
 西日本は大丈夫であったというのが、私にとってもせめてもの救いです。西日本の皆さん、どうぞあなた方のブラザーやシスター達が、震災の痛手を乗り越える手助けをしてあげてください。
 我々の心はいつも皆様と共にあります。そして我々は復興の手助けをいたします。
 きっと乗り越えることができますよ!信念を持ってがんばってください!
 心よりのお見舞いと固い決意、希望と音楽を込めて。
スタンリー・カウエル
シルビア・カウエル
サニー・カウエル

 スタンリー・カウエル(p)は新主流派を代表するピアニストと言われていますが、赤ん坊の時から、自宅でアート・テイタムの演奏を聴きながら育ちました。寺井尚之は「最もブラックなサウンドを持つ希少なピアニスト」と呼びます。私は、カウエルのライブを観て、「超絶技巧」という言葉の意味するものがわかりました。ヒース・ブラザーズ時代のレコーディングは永遠の愛聴盤です。
stanley_sunny.jpg ’80~’90年代始めは、ソロ、デュオ、J.J.ジョンソン・クインテットなどなど、ほとんど毎年来日し、OverSeasで数え切れないほどコンサートをしました。
 ’80年代に、仙台で演奏し、仙台の街や人が大好きになったそうです。その印象を曲にした“Sendai Send Off”は、繰り返しレコーディングしている愛奏曲、私も何度かOverSeasのライブで聴きました。
 メッセージに名前を連ねているシルヴィアは弁護士の奥さん、サニーはお嬢さん、ヴィオラ奏者、歌手です。最近親子でアルバムを作りました。

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