3月ももう終わり、東京のお客様たちから満開の桜の写真が届きますが、大阪のソメイヨシノは五分咲きといったところです。
さて、先日のトミー・フラナガン・トリビュート・コンサートのCD(3枚組)が出来上がりました。
演奏を盛り上げて下さった拍手や掛け声、曲にまつわるフラナガンのエピソードを語る寺井尚之のMCなど、Jazz Club OverSeasならでは、トリビュートならではの楽しい雰囲気が味わえます。
トミー・フラナガンのオリジナル曲もそれぞれに精彩を放っていたし、寺井尚之がNYの春に聴いたスプリングソングの感動が、色褪せることなく、お伝えできたように思えます。特に”A Sleepin’ Bee”の独特の「温もり」感が印象的でした。
実は第一部のTin Tin Deo” の演奏中に、寺井尚之の指が内出血するという大アクシデントがありました!今回の演奏が、良い出来になったのは、「それにもかかわらず」なのか、「それだから」なのかは判りません。The Mainstem、宮本在浩(b)と菅一平(ds)が頑張ってくれたし、お客様の応援が、なんといっても大きな力になりました!トミー・フラナガンも応援してくれたのかな?
トリビュートCD、お申込みはOverSeasまで。すでにご予約くださっている常連様は、ご来店の際にお渡しいたします。
【収録曲】
<第一部>
1. The Con Man (Dizzy Reece)
2. Beyond the Bluebird (Tommy Flanagan)
3. Minor Mishap (Tommy Flanagan)
4. メドレー: Embraceable You (Ira& George Gershwin)
~Quasimodo (Charlie Parker)
5. Sunset & the Mocking Bird (Duke Ellington)
6. Rachel’s Rondo (Tommy Flanagan)
7. Dalarna (Tommy Flanagan)
8. Tin Tin Deo (Chano Pozo,Gill Fuller,Dizzy Gillespie)
<第二部>
1. That Tired Routine Called Love (Matt Dennis)
2. They Say It’s Spring (Marty Clark/Bob Haymes)
3. A Sleepin’ Bee (Harold Arlen)
4. Eclypso (Tommy Flanagan)
5. Spring Is Here ( Richard Rodgers)
6. Mean Streets (Tommy Flanagan)
7. But Beautiful (Jimmy Van Heusen)
8. Our Delight (Tadd Dameron)
<Encore>
With Malice Towards None (Tom McIntosh)
メドレー Ellingtonia
Chelsea Bridge (Billy Strayhorn)
~Passion Flower (Billy Strayhorn)
~Black and Tan Fantasy (Duke Ellington)