7/5(土) サミー・ディヴィスJr.をOverSeasで観よう!

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 20世紀を代表するエンタテイナー、サミー・ディヴィスJr.を知っていますか?もしご存じなくても、もしジャズが好きだったら、もしマイケル・ジャクソンやレディ・ガガを好きだったら、ぜひ一度観て欲しい!

 OverSeasでは7月5日(土)「楽しいジャズ講座」で、サミー・ディヴィスJr.がドイツで行ったコンサート映像を観ながら、寺井尚之がその至芸を解説します。

 昭和時代、サントリーのCMは一世を風靡しました。

 サミー・ディヴィスJr.(1925-1990)は、初期のジャズを育んだボードビル出身、つまり歌や踊りや音楽など様々な演芸を披露する旅芸人の一座から頭角を現した人、両親もボードビリアンで、デビューは4才(!)というから歌舞伎役者並です。天才子役として5才で映画デビュー、以来、20代で声帯模写の名人として有名なった後、歌手として「自分の歌」でヒットを飛ばし、ブロードウェイ、ハリウッド映画、ラスヴェガスのショウなど、様々な分野で大活躍しました。

 その芸域はヴォーカルに留まらず、タップダンスのレジェンドとして、マイケル・ジャクソンのルーツの一人に数えられているし、声帯模写も超一流、その辺りは、寺井尚之の講義でじっくりお楽しみください。

a_man_called_adam_dvd_copy.jpg ジャズというカテゴリーを超えたエンタテイナーではありますが、サミー・ディヴィスJr.はトランペットとドラムにも長けていて、映画「アダムという男」では、ナット・アダレイに吹き替えられたものの、リアルなジャズ・トランペット奏者を演じていますし、ライオネル・ハンプトン楽団、ウディ・ハーマン楽団のギグでは助っ人としてドラムを演奏した経歴を持っているというからハンパな腕ではありません。ジョー・ジョーンズやソニー・グリア、オリヴァー・ジャクソン、エディ・ロック…名ドラマー達は皆タップ・ダンサ-でしたから、歴史的に相関関係があるんでしょうね。

 そして言うまでもなくサミー・ディヴィスJr.は、「シナトラ一家 (The Rat Pack)」の一員としても有名です。フランク・シナトラを大親分に、ディーン・マーティン、ナット・キング・コール、ディーン・マーティン、ハンフリー・ボカートなどと盛んにショウを行いました。映像では親分以外の組員をサミーが一人でやってのけています。

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 その他、映画『雨に歌えば』の名ダンス・シーンやタップ・ダンスの神様と呼ばれたビル”ボージャングル”ロビンソンに捧げる名唱”Mr. Bojangles”など、見どころが一杯!

 華やかなパフォーマンスの影で、彼の生涯は、幼い頃に育ててくれた母が実は祖母だったり、キャリアの頂点で、交通事故のために、ダンサーでありながら左目を失明するという引退の危機にさらされたり、人種隔離の時代にブロンドの白人女性と結婚したことがスキャンダルになったり、絶体絶命のピンチを乗り越えてきました。

 またいずれブログに書きたいと思います。まずは7月5日(土)の「楽しいジャズ講座」にどうぞ!

音楽や芸能に興味がある方なら、どなたも必見です!

porgy-and-bess-sammy-davis-jr-1959.jpg『楽しいジャズ講座』:サミー・ディヴィスJr.

日時:7月5日(土) 7pm- 受講料 2,000yen (税抜)

「講座」サイト

 

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