ジャズとは無関係なトランプ候補のことを子供に説明したアメリカのお父さん

   trump8b.jpg日本でも、ときには国会より扱いの大きな米国の大統領選挙戦。ドナルド・トランプ候補が、過去に隠し録いされた女性蔑視発言と、それを擁護したトランプのブレーンで元NY市長、Rジュリアーニの発言も、ワイドショーでガンガン報道されてました。
 

 一方、10月9日、ミシガン州に住む一般男性が、FB上でこの話題について、(未来の)幼い息子たちにきっちりと説明したメッセージを発信したら大反響!

 ちょうど子供の頃に、ラジオで流れてた「全国子供電話相談室」と、フランク・キャプラ監督の映画を足して二で割った感じ。しっかりしていて力強いメッセージだったのです。「感動した!」という賛同のコメントにまじって、「何が悪い?クリントンはどないやねん?!」というような非難ごうごうのコメントも一杯で、やれやれという感じ。

 とにかく読んでいてじーんときたので訳してしまいました。


「男なら、そんな事を言うときもある。」

 ドナルド・トランプ大統領候補の女性蔑視発言について、元NY市長ルドルフ・ジュリアーニ

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 カレブとイーサンへ:

 幸運にも、今の君たちは、政治的な話題を見聞きしたり、興味を持つには若すぎる。

それに、まだFBアカウントを持つ年頃でもない。でも、君たちが私とFB友になる日も近いんじゃないかな。
そしていつか、退屈しのぎや興味本位から、昔、親父はどんな投稿をしていたのかと、覗いたりするかも知れない。
面白いエピソードや、ちょっとした教訓がないかと思ってね。そんなときのために、書き留めておくことにする。

 「男」ならいかなるときも、あんなことは言わないものだ。
 確かに、君たちと同じXとYの染色体を持つ人間の中に、そんなことを言う者は居る。だが、そういう連中を「男」とは呼ばない。
 そういう人間は「色情狂」「悪人」「強姦魔」と呼ぶのだ。本当の「男」はそんなことは言わないし、言おうと思いもしないんだぞ。

 これから君たちは、「男」はいかに振る舞うべきか、「男」になるにはどうすればいいか、散々耳にするだろう。
だが、その大部分はまったく役に立たないゴミ屑だ。本当の「男」になりたければ、見せかけの男らしさや男性優位主義は忘れなさい。 
 それは、君たちの周りに居る弱い人、無防備な人―いじめられっ子や、君たち自身の子どもを守る、ということにつながる。男だって、赤ん坊はのときは、親たちが一晩中寝ずに哺乳瓶を温め、おむつや、おねしょで濡れたベッドのシーツを替えてやり、自分たちは、そこで吐いたり、ウンチしたり、血を流したり、泣きわめいているんだ。弱者と責任を持つ者は、互いに心を通わせなければいけないということにつながる。自分たちの中にある醜さのために犯しった間違いや過ちを、素直に認め、許してもらえるまで謝るということにつながる。

 本当の「男」なら、子どもたちの楽しい笑い声を聞くためなら、コスプレだってするし、自分からすすんで笑い者にだってなれる。本物の男は、場合によっては絶叫するし、しくしく泣くものだ。本物の男は、女性たちに尊敬を持ち、礼を尽くし、大切にする。なぜなら、私達は皆、神がご自分の姿に似せてお創りになった同じ人間なのだから。

 「男」でいるのは楽じゃない。これから君たちも大変だよ。だからね、誰かが汚らわしい言葉や振る舞いを正当化して、君たちの「男」としての尊厳を傷つけたときには、怒りなさい。そして声を上げなさい。そんな連中の物差しで物事を判断させてはならない。要するに「男になれ!」ってことだ。

父よりー

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