夏休みはゆっくりできましたか?お盆も終わりビジネス街に喧騒が戻ってきました。今週(土)は、寺井尚之トリオ”The Mainstem”で、一緒に夕涼みしましょう!
上昇気流に乗るメイン・トリオの演奏曲目を一挙予告!
1. Bitty Ditty (Thad Jones) ビッティ・ディッティ
2. A Blue Time (Tadd Dameron) ア・ブルー・タイム
3. Scratch (Thad Jones) スクラッチ
4. Good Morning Heartache (Irene Higginbotham/ Ervin Drake/ Dan Fisher)グッドモーニング・ハートエイク
5. Minor Mishap (Tommy Flanagan)マイナー・ミスハップ
1. Moon & Sand (William Engvick/Alec Wilder) ムーン&サンド
2. Don’t Blame Me (Dorothy Fields / Jimmy McHugh) ドント・ブレイム・ミー
3. Dacquiri (Joe Newman) ダイキリ
4. If You Were Mine (Johnny Mercer / Matt Malneck)イフ・ユー・ワー・マイン
5. Rachel’s Rondo (Tommy Flanagan) レイチェルのロンド1. Syeeda’s Song Flute (John Coltrane) サイーダス・ソング・フルート
2. Central Park West (John Coltrane) セントラルパーク・ウエスト
3. High Seas (Kenny Dorham) ハイ・シーズ
4. I Cover the Waterfront (Edward Heyman / Johnny W. Green) 波止場に佇み
5. Manteca (Dizzy Gillespie) マンテカ
残暑を和らげる素敵な小品、2-3の“Dacquiri”はキューバ生まれのカクテル、カウント・ベイシー楽団の名トランペッター、ジョー・ニューマン作の甘く涼やかな曲をお楽しみに!
過ぎ行く夏に似合う曲は、何と言っても2-1の“Moon & Sand”、熱さと冷たさの入り混じった幻想的な夏の夜の砂浜、アレック・ワイルダーの世界を満喫してください。歌詞などについてはこちら!
「海」に因んだ寺井尚之の名演目は3rdセットにも!ケニー・ド-ハムの“High Seas”でハードバップの醍醐味を、”波止場に佇み”ではロマン派寺井ならではの演奏解釈をお楽しみください。
予備校時代の夏に、たまたま涼みに入ったジャズ喫茶でジョン・コルトレーンを聴いた瞬間にジャズに心酔した寺井尚之、以来コルトレーンは寺井的「夏の季語」、2-1,2-2ではコルトレーンが非常に優れた作曲家であったことが再認識できそう!
因みにKDの“High Seas”やトレーンの”Syeeda’s Song Flute”は菅一平(ds)が崇拝するアーサー・テイラー(ds)のリーダー作、『AT’s Delight』にソリッドな名演が収録されているので、更に楽しみ。音色や音程がぐっとクリアになった宮本在浩(b)のビートは、ラスト・チューンの”Manteca”で炸裂する予感です。
カーメン・マクレエ講座で聴いた究極のトーチソング(2-4)も、ばっちりプログラムに入ってます!歌詞を聴かせるピアニスト、寺井尚之の演奏解釈が楽しみですね。
暑さを忘れさせてくれる涼しげな曲、花火の様に鮮烈な夏の曲、過ぎ行く夏を惜しむ曲、夏の様々な心象風景を、デトロイト・ハードバップと共に、どうぞお楽しみください!
8/21(土) :寺井尚之3”The Mainstem” 宮本在浩(b)、菅一平(ds)
Live Charge 2,625 yen(入替なし、要予約)