今週のジャズ講座予告編: エラ+フラナガンのクライマックス・シリーズ

 土曜日はジャズ講座!エラ&フラナガン・コラボ・シリーズ最終回とあり、沢山のお客様にご予約頂いてます。
 私は下準備に必死のパッチ!(註:バッパー好みの韻を踏む、このヒップな大阪弁は「なりふり構わず作業中」の意味です・・・)
 
 今回登場するアルバムはのべ4枚、ぜーんぶがアメイジング!
   ①ビバップ・ファン垂涎の的、一対のオムニバス・アルバム、『I Remember Bebop』 『They All Played Bebop』は、アル・ヘイグ、デューク・ジョーダンなど8人のピアニストによる作曲家別ビバップ作品集。
 こに収録された5トラックは、トミー・フラナガン(p)がキーター・ベッツ(b)とデュオで聴かせるバド・パウエル作品集です。本家パウエルよりもまろやかで、作品の持つ凛とした気品が香る屈指の名演!ジャズが好きなら、ピアノが好きなら、一度は聴いてみてほしい! 収録曲全てをおハコにする寺井尚之の解説がとっても楽しみ!(今回の講座は早めにすっきり終わると言っていたけど、ほんまやろか?甚だ疑問??)
 
Buck_Clayton_Jam_Session.jpg ②今年5月に講座で取り上げた『Buck Clayton Jam Session Vol.2』の未収録トラック2曲。リハーサル中のやり取りも全部日本語化しました。 そうすると、この『Jam Session』は、そこらのジャム・セッションと全く違うのが良く判る。ヘッドアレンジだけでもリアル・プロはこうなんだ!個性豊かな名手の色んな楽器のヴォイスが聴こえて来て、華やかで楽しいアルバムです!
 先月のInterludeに、この録音メンバーが多数参加しているドキュメンタリー「Born to Swing」を紹介したので、併せて観ると面白い。
 ③ 今回の目玉は、なんと言っても『Ella and Tommy Flanagan trio at Montreux ’77』
  土壇場で必死のパッチなのは、この対訳OHP作りのせいだった… 日本語化作業はとっくに出来ていたのですが、講師寺井が「アレンジ」と「歌詞」との切っても切れない深~い関係を、「判りやすく見せなあか~ん!」と、土壇場にOHP作成の注文が山盛り。
    エラは’50年代、「私の進む道はバップしかない」と思っていた。寺井尚之もそうですが、ビバップにルーツを持つ音楽家にとって、転調はお手のもの! しかし、このアルバムでエラとバックのトリオが繰り広げるキーの移り変わりは、ジャズ・ヴォーカル史上例を見ないケタ違いの深さがあります。
 ご存知の用にモータウンなどのブラック・ミュージックも、転調がお家芸で、私も大好きなのですが、モントルーでエラ+トミーが聴かせる転調は「モノが違う」、シンジラレナイ、凄すぎる…
  まあ土曜日は寄ってらっしゃい、聴いてらっしゃい!ジャズ講座で転調の種明かしが聞けます。
御代は見てのお帰りだ。
pile.JPG  今、私の周りは紙、紙くず、鉛筆、赤ペンが散乱する恐ろしい光景...とてもお見せできませーん・・・
ジャズ講座は12月13日(土) 6:30pm- Jazz Club OverSeasにて。
お越し下さる方はOverSeasまでご予約ください!
CU

「今週のジャズ講座予告編: エラ+フラナガンのクライマックス・シリーズ」への2件のフィードバック

  1. あきじんさま、講座ご予約ありがとうございました!
    6:30pm開講、お席を用意して皆でお待ちしています!!
    ありがとうございました。

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